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TEXT:鈴木亮介 PHOTO:矢沢隆則
Section 03.
Cute Girls Live ファイナルラウンド2014 ~Road to NAONのYAON~(前半)
【01】OMOIDE特急2014
1組目は2人組ユニット、OMOIDE特急2014。スラッと伸びた美脚とロングヘアー。そのルックス通り、楽曲もキュートさ全開。1曲目は「東京は夜の7時」を独自のアレンジでカバー。打ち込みサウンドに合わせて体を揺らしながら、観客を煽る。
サウンドやパフォーマンスのクールさとは裏腹に、MCでは素の表情が垣間見える、等身大のトークを展開。続く2曲目では双子のようにきれいにそろったツインボーカルを披露、冒頭から会場を盛り上げた。
◆OMOIDE特急2014 Twitterアカウント
https://twitter.com/OMOIDEtokkyuu 【02】Chirol
2組目は19歳4人組バンド、Chirol。閃光ライオット2012ファイナリストとして現役高校生にして野音のステージを経験済みの彼女たち。その大舞台に再び立つことを一つの目標に活動を続け、Cute Girls Liveでもファイナリストに選ばれた。その野音への強い思いを、気迫を、幕が明けた瞬間から観客に見せつける。
1曲目「泣きむしピエロ」ではまず大竹智紗(Vocal & Guitar)の圧倒的な歌唱力で引きつけ、4人の音が徐々にフェードイン。2曲目は閃光ライオットのステージも披露した「流れ星」で勝負。スローバラードながら、全身全霊高まる感情を爆発させ、会場をどよめかせた。
◆Chirol 公式サイト
http://chirolofficial.jimdo.com/
◆インフォメーション
・2014年04月28日(月)【吉祥寺】Planet K ・2014年05月02日(金)【新 宿】Motion ・2014年05月13日(火)【新 宿】MARZ ・2014年05月15日(木)【渋 谷】TAKE OFF 7 ・2014年05月17日(土)【小田原】姿麗人 【03】伊禮恵
3組目は大阪出身のシンガーソングライター伊禮恵。関西をホームに、全国をアコギ1本飛び回り、精力的に活動している。この日もアコギを手にステージ中央にそっと立つと、静かに優しく、弦を紡ぎ始める。爆音で注目を集めるのではなく、そっとそっと歌を乗せて、観客の耳と目をグイグイ引き込んでいく。
サビでもなめらかにボリュームを上げていき、心地良い音楽を届ける。生まれ持ってのブロンドなびかせ、その色にも似た、春の日差しのような優しい歌声を届けている。自然と体がポカポカ温まっていく、魅力的なステージが届けられた。
◆インフォメーション
・2014年04月24日(木)【尼 崎】Blue Door ・2014年04月27日(日)【南堀江】STAGE Cafe&Bar Starry ・2014年05月06日(祝)【名古屋】伏見HeartLandSTUDIO ・2014年05月17日(土)【尼 崎】BLANTON ・2014年05月19日(月)【心斎橋】JANUS ・2014年05月31日(土)【江古田】マーキー 【04】浮遊スル猫
4組目は3人組バンド、浮遊スル猫。チューニングを終えて暗転の中ステージに直立すると、いつもの自分たちの空気を作る。冒頭から、印象的なギターフレーズ。初見の観客がその空気に動揺する中、いちる(Bass & Vocal)が「1曲しかやりません。最強で最高のJ-POPをやって帰ります。」と宣言。ゴリゴリのベースサウンドを轟かせ、そこにドラムも重なる。
披露されたのは新曲「虚栄心パラドックス」。サビではツインボーカルによる高速クロスカウンターが炸裂!息をのむほどの激情に、観客も圧倒された様子であった。
◆浮遊スル猫 公式サイト
http://fuyuneko.com/ 【05】Merpeoples
続いて5組目に登場するのは4人組バンド、Merpeoples(マーピープルズ)。2008年に結成し、自主企画やワンマン、カナダでの公演歴もある彼女たちの持ち味は”アートパンクバンド”。アルバムのアートワークも手がけるシャルロット(Vocal & Guitar)筆頭に、4人のファッションや髪形、立居振舞も音と融合し、独自の世界観を表現する。
シンセサイザーが存在感を示すものの、リズム隊が重厚に構え、さらにギターがエモーショナルに奏でられることで、ポップに傾倒しすぎず、芯のある音楽が奏でられる。既存のジャンルに当てはめるのが難しい、それでいて大入りの観客のハートをしっかりとつかむ、奥深い音楽だ。
◆Merpeoples 公式サイト
http://merpeoples.p1.bindsite.jp/ 【06】ぱすてるーじゅ
前半5組が終了したところで、SHOW-YAメンバーが再びステージに。「自分たちが若い頃は楽器をやっている女の子がほとんどいなかった時代」「信じて続けていくと、同じ夢を持った人に出会える」…娘を見守る母のような優しい言葉の数々。そこから改めて、5人が心底からこの「Cute Girls Live」を、その出演者を、大切にしていることが伝わる。
そんなSHOW-YA姉さん?母さん?の熱いエールを胸に、続いてのステージに立つのは4人組、ぱすてるーじゅ。同じ軽音楽部員で結成した現役女子高生バンドだ。積極的に観客を煽り、元気のいいロックを披露。 ステージ上でのパフォーマンスには高校生らしい無邪気さがあるものの、演奏は他の出演者に引けをとらない。特に目を引くのがパワフルなギター。時折プロのギタリストが乗り移ったかのような仕草で魅せる。今後のさらなる成長が楽しみだ。
◆ぱすてるーじゅ Twitterアカウント
https://twitter.com/pastel_rouge
後半へ続きます。 (當山みれい、青空サイダー、Milkey Milton、CREA、Mary’s Bloodの
レポート&優勝者インタビューを掲載!) http://www.beeast69.com/serial/yaon/102753
◆Cute Girls Live 公式サイト
http://cutegirlslive.net ◆NAONのYAON OFFICIAL SITE http://naonnoyaon.net/ ◆SHOW-YA インフォメーション NEW DVD『歴代シングル全曲披露!暴れ倒しGIG』リリース 2014年4月30日(水)発売 5,800円(税別) ◆関連記事 |