今夏、『森重樹一三番勝負』と題した対バンライブイベントが神奈川・新横浜NEW SIDE BEACH!!にて行われた。森重樹一が毎回1組のバンドを招き公演を行うというもので、二番目には21g、三番目にはGALNERYUSを招いて行われたのだが、その一番目に招かれたのが、7月1日（水）にメジャーデビューを果たしたばかりの、田中れいなを擁するガールズバンドLoVendoЯ（ラベンダー）だ。
 
異色とも言うべき対バンだが、LoVendoЯメンバーの魚住有希が実は森重樹一の大ファンで、「前日は緊張のあまり1時間しか寝られなかった」という。メジャーデビューシングル「いいんじゃない？」や新曲「渚のシチュエーション」、魚住有希が作詞・作曲を手がけた「For the Future」など9曲を怒涛のごとくプレイすると、最後は森重樹一をステージに招き、忌野清志郎の「雨上がりの夜空に」を情熱的にカバー。ステージもフロアも一体となって、大興奮のライブが繰り広げられた。
 
そんなLoVendoЯを迎え撃つ森重樹一は、山本陽介（Guitar）、清（Bass）、満園英二（Drums）によるバンド編成。SNAKE HIP SHAKE時代の楽曲や森重樹一ソロ名義の曲を中心としたセットリスト。The DUST’N’BONEZでの朋友・満園英二のドラムスや、山本陽介の熱量あふれるギターに加え、LoVendoЯのサポートを務めたこともある女性ベーシスト清が火を吐くかのごとく暴れまくり！強力布陣に支えられた森重樹一は終始観客の拳を挙げさせ、唯一無二のその歌声で、集まった全ての者の魂を震わす。
 
アンコールは魚住有希がリクエストしたという「La Vie en Rose」を演奏。宮澤茉凜とともに魚住有希が袖からステージを覗き、観客以上に熱狂していたのが印象的だった。
 
後日、森重樹一本人がブログで述べていたが、この日は正真正銘のロックンロール・ショウの一夜となった。その様子を100枚を超える写真で構成し、大盛りフォトレポとしてお届けしよう。