特集

TEXT:鈴木亮介 PHOTO:吾妻仁果

国内の女性ミュージシャンが世代を超えて一堂に会する、女性ミュージシャンの頂点とも言うべきイベント、「NAONのYAON 2015」。そのオープニングアクト出場権をかけたオーディション「Cute Girls Live 2015」が今年も開催中で、4月19日(日)に決勝ライブを控えている。本誌では今年もこの「Cute Girls Live」を連載「目指せYAON!Cute Girls Live最前線」にて連日お伝えしている。
 
昨年の「Cute Girls Live 2014」では本誌でもおなじみ浮遊スル猫が見事グランプリを獲得し、「NAONのYAON 2014」に出演。SHOW-YAを筆頭に数々のプロミュージシャンとの共演を果たした。彼女たちはその後、初のワンマンライブ「猫の引き出し」のソールドアウト、関ヶ原Live Wars 2014をはじめ全国各地でのフェスやサーキットイベント出演など活躍の舞台を広げつつあり、「Cute Girls Live」が一段高いステージへと飛躍できたきっかけとなったことは間違いない。
 
そんな浮遊スル猫をはじめ、若き女性ミュージシャンを温かく…いや、熱く見守り、背中を押し続けているのが、他ならぬ「NAONのYAON」の総合プロデューサーを務める寺田恵子だ。これまでのインタビューでも「『このバンド良いよ』っていう意見がSHOW-YAメンバーの中からも出てきて、みんなで観に行ったり、YouTubeでチェックしたり…」と語っていたように(参照:Section 06~寺田恵子単独インタヴュー~)、メジャー/インディーズを問わず後進の動向には常にアンテナを張り、「Cute Girls Live」でも決勝ライブに必ず姿を現し、全ての出演者と対話をし激励している。
 
今回本誌では、連載「目指せYAON!Cute Girls Live最前線」の拡大版として、寺田恵子と、昨年の覇者・浮遊スル猫の特別対談を実施し、特集記事にて掲載する。世代を超えた女性ミュージシャンならではの苦悩や、両者のミュージシャンとしての生き様、一人の女性としての魅力、現在のガールズシーンの分析とそこへの思いまで、対談は濃密なものとなった。
 
ガールズロックファンはもちろんのこと、同世代の女性ミュージシャンたちは、今もう一段高いステージに上がるべく奔走する浮遊スル猫に、きっと共感を持つだろう。そして、後に続く女性ミュージシャンに向けて、勇気と自尊心を授ける寺田恵子の魂こもった言葉は必読だ。
 

◆SHOW-YA プロフィール
メンバーは寺田恵子(Vocal)、中村“captain”美紀(Keyboard)、角田“mittan”美喜(Drums)、仙波さとみ(Bass)、五十嵐☆sun-go☆美貴(Guitar)。1982年、ヤマハ主催のバンドコンテストのレディース部門で最優秀グランプリバンドを受賞。1985年、東芝EMIよりメジャーデビュー。その後の5年間で11枚のシングルと8枚のアルバムをリリース。7thアルバム『Outerlimits』は、60万枚を売り上げた。8thシングル『限界LOVERS』は30万枚突破のロングセラーとなる。武道館公演の他、87年からは自らのプロデュースで女性アーティストだけを集めたイベント『NAONのYAON』を毎年日比谷野音で開催。1991年2月、方向性の相違から寺田恵子が離脱。その他のメンバーは、ステファニー・ボージャスをヴォーカルとして迎え、第2期SHOW-YAをスタート。その後渡米するなど精力的に活動を続けたが、1998年9月SHOW-YAとしてのバンド活動を終了する。以降は各自ソロ活動を開始。その間、寺田恵子は1992年に『PARADISE WIND』(バルセロナオリンピックNHKイメージソング)でソロデビュー。現在までに、シングル7作品、アルバム5作品をリリース。ミニアルバムを4枚発表している。
デビュー20周年の2005年、デビュー時のオリジナルメンバー5名にて再結成。2008年には17年ぶりに『NAONのYAON』を開催する等、ライヴを中心に、精力的に活動を開始。そして2012年、22年ぶりとなるニューアルバム『GENUINE DIAMOND』をリリース。2013年には23年ぶりのシングル「V.S. MYSELF」をリリース。2014年に30周年記念リリース第1弾 『Glamorous Show』をリリース。30周年イヤーとなる2015年5月27日(金)、 『Glamorous Show II』をリリースする。
◆浮遊スル猫 プロフィール
アンダーグラウンドガールズポップバンド。
2012年、さはら(Vocal & Guitar)、やがわいちる(Bass & Vocal)、おみ(Drums)により結成。
2014年1月には初の全国流通となる1stミニアルバム『フカシンリョウイキ』をリリースしTOWER RECORDS渋谷店J-INDIESチャート10位を獲得。同年4月29日、日比谷野外大音楽堂で開催された「NAONのYAON 2014」ではO.Aを務め2000人以上のオーディエンスを湧かせた。聴くものを深く心地よい闇で包み込む唯一無二の楽曲はリスナーの心を掴んで離さず人気実力ともに急上昇している。

 

「デビュー当時の自分たちを思い出した」 浮遊スル猫を寺田恵子が絶賛する理由

浮遊スル猫:きょうはよろしくお願いします!
 
— 浮遊スル猫のライブパフォーマンスを最初に寺田さんがご覧になったのは昨年の「Cute Girls Live」の決勝だと思いますが、そのときどんな印象を持ちましたか?
 
寺田:あ、私好き!って思った。単純に。
 
さはら:ありがとうございます!
 
寺田:審査員がどういう基準で選ぶんだろうって思っていて…私たちがハードロックというジャンルでアマチュアからメジャーに出た当時を思い出したよ。ポップなもの、可愛いものをメインと考えている人もいっぱいいる中で、浮遊スル猫は演奏もパフォーマンスもしっかりしていて、なおかつサウンドがメジャーっぽくない”アングラ”があるでしょ。自分たちのスタイルを貫いてやっているのがとてもかっこ良く、すげーと思って!できれば受かりますように、と…
 
いちる:そうだったんですね。嬉しい!
 
寺田:でも、正直受からないかもとも思って、(グランプリでなくとも)なんとか出場枠の中に入れたいなと思っていたの。そうしたら審査員の発表でグランプリと分かって、オーってなって!
 
— 聴いた瞬間からいいなと思って?
 
寺田:うん。全体がまとまっているし、自分たちの見せ方から何からちゃんと分かってる。自分たちがどんな音楽をやりたくてやっているのかということを分かってるんだよね。誰かに媚を売るのではなく自分たちのスタイルを貫くことに徹しているのはかっこいい。こういう人たちがもっと世の中に出て行けばいいと思った。だから、優勝したときは自分のことのように涙が出そうになったよ。
 
いちる:本当に嬉しいです。私たちは賞をとったのがこれが本当に初めてで…それまでは(コンクールのようなものに)出てもボロクソだったから、あのときは一瞬、お客さんたちもうちらも「え?」ってなって…
 
寺田:いや、分かる人には分かるんだよ。
 
いちる:実感は後から後から…という感じで。「NAONのYAON」があったおかげで今やっとお客さんも増えてきたし、本当に素敵な1年でした。
 
寺田:「演奏はいいけど音楽性を変えたら?」とか言われない?
 
いちる:かつてはよくありました。
 
寺田:うちらとおんなじだね。「女なんだから」とか。だからねぇ…すっげー応援してる!
 
— 「Cute Girls Live」というコンテスト自体もイベントとしておもしろいですし、色んな魅力を持ったバンドが出てきますよね。
 
寺田:今年はポップスです、ニューミュージックです、ダンスです…ってね。そうして昔から時代は流れているわけで、そこに乗っかって売れる人もいれば、乗っからずに表現したいものをやっている人もいるわけで、でも本当は何を人々が欲してるかなんて、誰にも答えなんて分からないじゃないか。
 
おみ:そうですね。
 
寺田:だとしたら、何をしたいかを自分たちで分かってるんだったらそれをやったらいい。演奏の上手さだけが全てじゃないし。ハードロックばっかり100バンドなんて絶対無理なわけで、色んなジャンルの音楽があって、それぞれのパフォーマーが輝いていればそれでいいんじゃないかって。だから本当は(「Cute Girls Live」で)順位をつけるとかやりたくないんだよね(笑)
 
— 見方を変えれば、「順位」みたいな客観的評価があるからこそ、自己満足で終わらずに「自分たちがやりたいものはこうだよ」と伝える努力をするきっかけになりますよね。
 
寺田:一生懸命やっても観客が増えないとかCDが売れないとか、そんなのはプロでもいくらでもあることで、その都度その都度試行錯誤して一生懸命考えて…そういう部分では、人に見られるとか見せるということは大事なことだよね。コンテストに限らず、ライブが一番はっきり分かるんじゃないかな。リアルにお客さんの表情とか…。ふゆねこもライブには重きを置いてるのかな?
 
いちる:はい。去年「NAONのYAON」のステージに立つまでは、自分たちがどういう形で前に向けて発信するべきか悩んでいて、ああいう大きいステージに出たときに自分たちがどうやってお客さんたちを楽しめられるかと、あの場で学んだんです。
 
さはら:色んなアーティストさんからも学べて、あの1回から私たちは変わりました!それまでは「自分たちはこうだ」というのをやるだけだったんですけど、今は曲を作ってアレンジをする段階で、お客さんと一緒に曲を作るというんでしょうか。空気を作る…例えば一緒に歌えるものを取り入れたり。
 
寺田:お客さんと一緒にやるのと、自分たちが自分たちの中で完結するのと。それも演出の一個かもしれないんだけど、今まで頑なに守ってきた殻をぶち壊そう!って言って全部破って違うものになるよりは、その殻は殻で持っておいたほうがいいよね。だって、浮遊スル猫にしかないカラーって絶対あるんだよ。他のバンドには真似できない。それは私はすごく好きなんだよね。
 
— 改めて、「NAONのYAON」本編に出場して印象的だったことをそれぞれ教えてください。
 
おみ:あんなに大きいステージに出たのが初めてで、本当にいい経験をさせていただいて…
 
寺田:見える景色も違うよね。
 
おみ:間近でSHOW-YAさんのライブも生で実感しました。すごいな!って。
 
寺田:初めてだもんね、生SHOW-YA
 
さはら:すごかった!
 
いちる:3人でずっと言ってたんですけど、表に出たときは本当に一瞬で、やったっけ?っていうくらい実感がなくて…他のアーティストさんを観ているうちに「あー出たんだー」っていう感覚が後から後からと(笑)。それもありつつ、何よりもバックステージの寺田さんの対応がすごいうんですよ。それがもう、3人ですごいすごい!ってずっと言っていて。
 
寺田:走り回ってるだけなんだけどね。
 
さはら:いやいや~、本当に!すごく優しいし。
 
寺田:「優しい」!そこはちゃんと記事に書いておいてね(笑)
 
— どの方もおっしゃいますよね。寺田さんの「神対応」!
 
寺田:最初「NAONのYAON」が始まったときは、司会進行はすごく嫌だったの。何もしゃべれないしどうしていいか分からないし。自分たちのライブだったら自分たちの好きなようにできるんだけど、「NAONのYAON」には自分たちのファンじゃないお客さんもいるから、おかしなことを言ったら台無しになっちゃうとかいろんなことを考えて…でも今はそれが当たり前になってて、その当たり前のことを楽しもうとすると、テンション高くやれるようになったし、他のアーティストも「恵子、変わりにこれやろうか?」って言ってくれるし、私もみんなに助けてもらってるよ。
 
さはら:それも寺田さんの人徳ですよね。
 
寺田:あそこに出るアーティストは、自分の好きなバンドやアーティストだから、みんなに見せて「覚えて帰って!」という気持ちがいっぱいあるから、個々の出演者がやりたいことを自由にやれるように「何かあったら助けるから好きなことやって!」って言うようにしてる。そのアーティストの魅力をそのまましっかり伝えること。そこだけは気をつけて、あとは全力で楽しんで(笑)。みんなと知り合えたり、影響を受けたり。何よりみんなが楽しいっていう顔をしてるのが一番楽しい。「面白かった」とか「来年も出たい」って言ってくれると、やってよかったなぁって思うし。
 
さはら:本当に寺田さんのバックステージの対応には感動しました。それに、あれだけパフォーマンスして歌って司会もやって…と一日中声を出しっぱなしなのに、全然喉が衰えないとどころかどんどん良くなっていくのはさすがだなと!
 
寺田:自分たちの出番の頃はおっさんみたいな声になってなかった?
 
さはら:ちょっとかすれたのもセクシーでした!
 
寺田:あざす!…なんだよこれ!照れるじゃないか!(笑)
 

「NAONのYAON 2015」の展望、野望

— 「NAONのYAON」は2008年に復活して、その後2013年、2014年と開催したわけですが、2014年は寺田さんの印象としてはどうでしたか?
 
寺田:毎回思うんだけど、何かを感じるのって終わる瞬間かな。アンコールのときに鳥肌が立ったり涙が出そうになったりするの。ステージに立つアーティストがすごい笑顔で、客席がみんな楽しんでるのを見ると、なんか分からないくらいの感動がある。毎回良くしなきゃと思ってるから良くなるのは当たり前なんだけど、それでも感動するよ。
 
いちる:良くしなきゃというのは具体的にどういうことですか?
 
寺田:だってお客さんに飽きられちゃまずいわけで。帰り道で「今年はこうだったね」っていう話が出てくれないと、それはそれでつまらないじゃない。だからそういうことは一生懸命考えるし…あと2014年に印象的だったのはバンドがいっぱい出たってことかな。
 
— 確かにバンドもそうですし、例えば森高千里さんのステージにLoVendoЯの魚住有希さんが出るとか、ミュージシャン一人一人に焦点を当てた演出も印象的でした。
 
寺田:昔は「これしかできない」っていう人が多かったけれど、今はみんな何でもやるので、そういうコラボみたいなことが可能な時代になってると思うんだよ。バンドじゃなくてもギタリストで頑張ってる人、ドラマーでがんばってる人、色々いるのに、バンドじゃないと出られないっていうのはおかしいと思うから。そうすると、ソロシンガーの人と一緒に出てもらったり、一夜限りのコラボがあってもいいのかなと。そこで出会って意気投合してくれれば、今度その人がライブやるときにそのメンバーで入るケースもあって。LoVendoЯと言えば、ZweiMeguが去年ベースを弾いたんだけど、あの後からLoVendoЯのツアーメンバーとしてずっと回ってるみたいだから、おー良かったーと思って。
 
さはら:SHOW-YAメンバーの皆さんのコラボも楽しかったです。八代亜紀さんかっこ良かった!
 
寺田:ロックバージョンをやりたいということでご本人に相談したら、快諾してくれて。
 
さはら:鳥肌が立ちました。
 
いちる:盛り上がったよね!
 
おみ:すごかった!素敵でした。
 
— これだけのものが続くと「じゃあ次はどんなものが来るんだろう」と期待せずにはいられないですよね。
 
寺田:そうでしょ。だから期待されてるのかなと思うと考えなきゃいけないなと思って、ちょいちょいミーティングやったり色々考えてますよ。まだまだ考えてる。
 
いちる:もうすぐ(4月29日の開催)ですね。今年はどういう感じになりそうですか?
 
寺田:そうだねー、今年はバンド系でいえばPINK SAPPHIREが再結成したので、1990年、91年に出てもらって以来の出演で。割と懐かしい人もいるし…
 
さはら:私たちの親世代がリアルタイムです。
 
寺田:去年のステージはご両親は見に来てくれてたのかな?
 
おみ:ちょうどお母さんの世代にSHOW-YAさんをいっぱい聴いていた人が多かったので、お母さんと…あと職場の人が昔からSHOW-YAの影響でギターを始めたくらいのファンの人がいて…その職場の人と、お母さんと、おばあちゃんと…
 
いちる:いっぱいいる!
 
おみ:たくさん来てくれました(笑)
 
さはら:親子で同じアーティストを共有できるっていうのは、「NAONのYAON」の大きな魅力ですよね。
 
寺田:そうだね。本当にありがたいことに、あのイベントって誰かを目的に観に来ていても他のアーティストを全部楽しんで帰れるっていうのが魅力だと思うんだよね。最初から最後までそれぞれにすごい楽しんでくれている。それは20代の頃にやっていた「NAONのYAON」よりも、今の「NAONのYAON」の方が強いと思う。
 
いちる:どんなバンドに出会えるんだろうって思って来てくださる人が多いから…
 
寺田:自分はこれを観に来た、じゃないんだよね。
 
— 出ているミュージシャン同士もつながっていきますよね。
 
寺田:いいイベントやってるんだよね(笑)
 

SHOW-YAが切り拓いたガールズロックの道 先駆者は今のシーンをどう見、何を思う

— 「NAONのYAON」を始めた1987年当初は、女性ミュージシャンやガールズバンドもそんなに多くなかったと思います。それは今のガールズバンド人気の先見の明と言うか、ある程度予想されていたのでしょうか?
 
寺田:うーん、予想はしてないよ。そもそも自分たちのデビューが大変だったから。女バンドは売れない、続かない、ハードロックは女にはできない…っていうのをことごとく言われてた時代で。ふざけんなと思って、売れないと言われたジャンルで絶対売れてやろうと思ったし、その悔しさだけで20代前半は動いて来たから、先見の明云々よりも、それぞれのアーティストが作ってきた道だと思うんだよね。だからたくさんバンドが増えたと思うし。
 
いちる:そうですね。寺田さんたちが切り開いてきた道の上に私たちが立てているのだと思います。
 
寺田:「NAONのYAON」を始めた1987年当時、アマチュアバンドの応募だけで実は1000通以上来ていたの。その中から選んで出てもらって。その後、レコード会社が女性バンドを組ませて見つけてデビューさせて…というのが広がって、そのときは本当にすごかったよ。みんなすごいかっこよかったしね。それは、その前にやって来た人たちがいるからなんじゃないかな。プリンセス プリンセスみたいにミリオンセラーをバンバン出してるバンドがいなければ、女の子でバンドをやろうってならなかったと思うし。
 
さはら:ここ最近またガールズバンドが増えていると思いますが、90年当時と比べて変化を感じることはありますか?
 
寺田:常に進化していて、お願いだからそれ以上上手くならないで、っていうね(笑)。だって、若さでは負けてるんだからテクニックではうちの方が上にさせてよ!って思うんだよ。だからそこまで練習頑張らなくても。テクニックだけでなく見せ方とか、結構自分でプロデュースできている人が多いと思うし、それが年々クオリティが上がってると思う。
 
— 見せ方を自分で分かってるという人は確かに多いですね。
 
寺田:多いよーやめてよー(笑)
 
おみ:セルフプロデュースというのは、歴史をたどって行くと20年前、30年前はそんなにいなかったと思うのですが。
 
寺田:少なかったと思うよ。私たちだってデビュー当時はあちこちふらふらしてたよ。ロック界に行けば「お前たちはロックじゃない」と言われ、歌謡界では「お前たちは歌謡曲じゃない」って言われて。曲も試行錯誤で、ポップスやってみたり髪型変えてみたり、洋服も小奇麗にしろって言われたり…そういうのを経験して今があるからね。そこはふゆねこと似てるところもあるけど、昔ほどがんじがらめじゃないから、そこはちょっとうらやましいかな。
 
おみ:そうだったんですね。
 
いちる:でもそんな中でSHOW-YAの皆さんには「こういう表現をしていきたい」という、ぶれない軸のようなものがあったわけですよね。それはどうやって…
 
寺田:そうだね。何よりまず人に知ってもらわなきゃいけないっていうのが大きいと思う。こうやって音楽で食っていこうと思ったら、たくさんの人を巻き込まないといけない。で、たくさんの人を巻き込むためには、「あれはやりたくない」「これはやりたくない」って言ってられなくて。
 
いちる:そうですね。
 
寺田:本当の天才だったらそれがまかり通っちゃんだろうけど、私はそこまででもないので、やりたくない…というか自分の力量やタイプ的にできないような仕事も、ちょっと頑張ってやってみようかなって思うけど、でも本職は音楽で、歌を歌ってるんだからそれは私の仕事じゃないし…という葛藤もあって。
 
いちる:何にせよまず知ってもらわなきゃいけない。
 
寺田:そう。知ってもらうための手段、方法論だって納得してからじゃないと喜んでやれなかったので。自分をどうやって納得させて…ごまかすんじゃなくて納得させて、そこに一生懸命全力投球していかなきゃっていうのは、今振り返れば大変だったね。
 

「片足だけ突っ込んでくれれば」 バンドで音楽を作り続ける秘訣

— 寺田さんがSHOW-YAに加入されたのは17歳のとき、デビューは21歳でした。今、浮遊スル猫メンバーが20代前半で、これから高いステージに羽ばたいていくのかなと思うんですが、そんな3人から寺田さんに聞いてみたい!ということがあれば。
 
いちる:色々と…
 
寺田:お手柔らかにね(笑)
 
いちる:SHOW-YAの皆さんはこれまでにたくさんのアルバムを出されています。私たちも曲作りが難航する中でエンジニアさんに曲を変えてもらったりとかして何とか1枚のアルバムを作れているんですが、そういう生みの苦しみ、「こうじゃないんだよな…」って悩むことが寺田さんもあったと思うんですが。
 
寺田:そうね。アルバムの枚数は多いんだと思う。毎年毎年作って出してるし、その合間にライブもやってたり。最初の方は曲作りがすごく面白かったけど、途中からすごく負担になってきた時期があったね。
 
いちる:それはいつ頃ですか?
 
寺田:ちょうどみんなと同じ24~5歳のとき、夜眠れなくなって日常生活の音が全部音楽に聞こえるわけ。踏切とか電車のガタンゴトンとかが全部リズムボックスで、家に帰ってもシャワーの音さえリズムに聞こえて。息つくことができなくなって、挙げ句の果てには寝ているときに書くようになって。枕元にカセットデッキを置いて、「曲ができますよ~に!」って寝ると、寝ている間にいいメロが浮かんで、寝ぼけ眼でカセットデッキに鼻歌を吹き込んで…
 
いちる:えー…それはもう曲作りが使命というか、「負担」とか言ってる場合じゃないという感じですね。
 
寺田:完成形を作ろうと思うとなかなかできないんだよ。捨て曲でいいじゃない!って思って、自分の感情が動いたときに書き留めたり歌っておいたり、何か残しておくのはすごく大事。色んなもので心が動いたときに、泣いたりしながら歌って、そのとき感動した対象がそのままタイトルになって。最近だと「ソチ」っていうタイトルの曲とか。
 
おみ:オリンピック!
 
寺田:人に聞かせたら絶対に笑われるようなものでも、自分にとってはそのとき出てきた”感動”だから、自分の心の動きには捨てるものなんて何もなくて。それをいっぱい書き溜めた中から面白そうなものがあったらピックアップして、みんなと相談して手を加えればいい。そうして感動したときに書き貯めていけば、「曲を書かなきゃ」と思わなくても意外と曲は貯まっていくし、誰かの一言のアイデアで何の変哲もなかったものがすごくいい曲になっていくから。
 
いちる:そうですよね。
 
寺田:まぁ今この時代にアルバムを1年に1枚も出さなくてもいいのかもしれないけどね。と思っていながらSHOW-YAは今年2枚出すんだよ(笑)。それで、アレンジャーとかプロデューサーとか、違う人の目線が入れば曲に対して色んな見方ができる。アンテナを張ってると同じ周波数の人が寄ってきてくれて、「この人と一緒に作ったら面白いものが作れる」っていうのが実現できるから。
 
いちる:やっぱり人間関係って大事ですよね。
 
寺田:バンドをやってるとみんなで1個にならなきゃって思うと思うんだけど、私はそれで1回目のSHOW-YAは失敗してるので、私が入って2回目のSHOW-YAは、円の中に収まらなくていいって思ってるの。片足突っ込んで!って。もう片方の足は自由にぷらぷらしていていいからって。ただ、1個の丸にどっかしら触れていてよって。そういう風にやらないと自分の意見が通らなかったときになんでだよって思って窮屈になっちゃうので。ふゆねこはどうなの?ケンカしたりするの?温和そうなイメージだけど。
 
さはら:言い合いになったりすることはないですけど、それぞれ考えていることは違うので、自分の意見は言いつつ相手の気持ちも汲み取らなきゃいけないので、自分の思っていることを相手にどう伝えようか…と難しさを感じることもありますね。
 
寺田:言いたいことは言わないとだめだよね。言わないでしまっておくと自分が苦しくなってくるから。言うことを言った後に、相手の意見も受け入れる。引けるときは引いて、相手のことを理解することも、長く続けていこうと思ったら大事なんじゃないかな。
 
いちる:いい距離感を…
 
寺田:そうだね!その距離感が、理屈で考えないですっごいいい距離感を感じるときがある。そのときは行ける。
 
さはら:波が来た!っていうときですね。
 
寺田:そう。そのときは頭で考えずに行動。頑張って試行錯誤して準備して…向こうから波が来るのを待つ。波が来たら、ワッと飛び乗る。波が来てから準備をするんじゃなくてね。いつ波が来てもいいように。「どうする?乗る?乗らない?」じゃなくて、「乗れ!」って。なかなか波が来ないからもどかしいんだけどね。
 
いちる:もどかしいです(笑)
 
寺田:頑張ったら成果が出るっていう世界じゃないからね。いい音楽を作ったことの答えって何もないから、もどかしいよね。
 
さはら:「NAONのYAON 2014」に出させていただいてから、それまでちょっとずつ増えていた動員がそこでガンと増えて、そこから色んなイベントにも声をかけていただけるようになって。2014年は激動の1年だったんですけど、ここに来てその波がまた停滞しつつあるなぁと正直感じています。
 
寺田:準備は必要だよね。常に新しいこととか、パフォーマンスも含めて色んなことを考えていかないと。同じことをずっとやり続けるのはかっこいいんだけど、そこに行くまでを維持しなきゃいけないとなると、先手先手で戦ってチャレンジし続けることはすごく大事なことだと思うし。
 
いちる:そうですね。
 
寺田:あとは歌の中に込められている歌詞。誰のために歌ってるのかということは考えた方がいい。
 
おみ:「誰のために…」を考えるとはどういうことですか?
 
寺田:私がかつて、ライブで思うようなパフォーマンスが出来なかったときにスタッフに言われたのは、「ライブ会場の一番後ろの人に向かって歌いなさい」って。一番前は放っておいても前に来て楽しんでくれる。だけど後ろにいる人は「こいつらどういうバンドなんだろう、どういうことやるんだろう」って見てる。その人たちに対して「やっぱりこいつら面白いじゃん!」って思わせたとしたら、それは会場のみんなが面白いと思ってくれてるということだよね。どれだけ大きな会場でも小さな会場でも、バラードでも何でも、一番後ろの人を意識して歌うようにすることは大事だよね。
 
さはら:確かに、後ろの方にいる人たちも巻き込めるようにしていきたいです!
 
寺田:「楽しませてあげるよ、みんな!」って後ろへ後ろへ、念を送るイメージ。声、演奏、心…全部届ける!と意識すると変わっていくんじゃないかな。
 

焦る君へ 「30歳まではまだ産まれる前の胎児、いくらでも栄養を吸収できる」

さはら:私たちは今20代なんですが、どんどん若い子が出てくる中で、今まで若さと勢いだけで走ってきたものをそろそろ変えていかなきゃと考えています。寺田さんは年齢を重ねていくうちに意識したことは…
 
寺田:ていうかまだ20代前半じゃないかよ!お前ら(笑)
 
さはら:そうなんですが…たくさんのバンドがいる中で残っていきたい、上がっていきたいと。寺田さんも、ずっと第一線で活躍されていく中で感じたこと、培ってきたことがあるかと思います。
 
寺田:私も20代前半はすごく悩んだよ。24歳のときにアメリカでレコーディングがあって…そのときすごく悩んでたのね。21歳でデビューして、女バンドがいない時代にしかもハードロックをやってるということで、正直すぐ売れると思ってたんだよ。もの珍しいから印象にも残るし…そうしたらアルバムを4枚も5枚も出してるのに全然売れなくて。何が原因だろうってずっと悩んでいて、自分が原因で売れないんじゃないかってすごくネガティブになっていて。
 
いちる:今の太陽のような寺田さんから想像ができないです。
 
寺田:私スタジオで一人で暗ーくなってたの。そのときに向こうのスタジオの人が私に言ってくれたんだけど…「ケイコ、お前はいくつだ?」「24歳です」って言ったら、「あと6年あるじゃないか」って言われたの。「君はまだ音楽っていうおなかの中で育っている状態で、まだ産まれてもない胎児なんだよ。」って。アメリカでは30歳で初めて世の中に飛び出てオギャーなんだって。
 
浮遊スル猫:へぇー…
 
寺田:「君はあと6年栄養を吸収できるんだよ!だから、今のうちに色んなものを吸収して取り込みなさい」って言われたの。そうしたら30歳になって世に出たときに、健康な子どもとして力強く踏ん張れる。それでミュージシャンとして認められて「こいつはすげー」って言われるのは40代なんだって。だから、焦ることは何もない。若い世代はどんどん出てくるけど、若い子は若い子でまた「もっとこうなりたい」という目標があるだろうし、今はまだ学びのとき。栄養いっぱい取らなきゃって思ったら悩んでる暇はないから、色んなものを聞いたり見たり体験したりして、その中で自分たちの「これ面白い!」を貪欲に取り入れていけばいいと思う。
 
— 焦るより悩むより、色んな養分を吸収せよ、と。
 
寺田:確実に吸収する時間はあるわけで。だから、うらやましい!私もまだ自分ではペーペーだと思っているし今でも吸収してるんだけど、大御所扱いされちゃって「うわ、ハードル上がったどうしよう」って思うよ。新旧問わずいいものを聴いて、時間がかかっても学ぶことを忘れなければ、50過ぎてもやれてるっていう前例がここにあるわけだから。今生きてる倍楽しめるんだよ!
 
さはら:吸収する時期、ですね。
 
寺田:何もかも栄養に変えてね。勢いが低迷してると思うなら打破するために考えることは絶対大事だけど、だからだめだーってネガティブになる前に、お客さんが入ってる他のライブを観に行けばいいし、いいところを見つけて自分たちに足りないものは何だろうって話し合ってさ。やることはたくさんあると思う。
 
— 寺田さんご自身、その「30まではまだおなかの中」という言葉を聞いて、考え方がガラッと変わったのでしょうか。
 
寺田:そこから貪欲になった。(これは良いことか悪いことか…と躊躇せず)何でも栄養素と思って手を出しまくった。そうしたら悩むこともなくなったし、自分のいいところを後々発見するんだよ。「あーもううまくいかない!風呂入ろう!」って服脱いだときに、鏡に映った下着姿の自分を見て「かっこいい!」って思って、それから下着に鋲を打ってもらって衣装にしたり。
 
いちる:それが今の衣装が誕生したきっかけなんですね!
 
— 30過ぎてから…寺田さんは1991年にSHOW-YAを脱退し、さらに苦難の道を歩まれたことと思います。
 
寺田:30代はキツかったね。バンドを一回辞めて、音楽業界を去ろうとも思っていたから、その後(業界に)戻ってきたときの世間様の冷たいこと!でもそれはしょうがないよね、自分がまいた種だから。誰の責任でもない。ちゃんと自分で受け止めて、一つずつ今まで積み上げて崩してしまったものをもう一度一人で積み上げる作業をしたけど、ものすごく時間がかかるよね。10年、15年経ってもまだかぁって思うから。諦めないでやり続けることがどれだけ大変か。諦めないで続けていればいいことがあるっていうのも何となく分かるけど、一個クリアすると次の課題が出てくるから、何なんだよーって。
 
いちる:それでも続けようと思ったのはなぜですか?
 
寺田:元々音楽が好きで始めて、お客さんに何か影響を与えている以上は続けていかなきゃいけないだろうし…やるしかない。何を考えても何を悩んでもしょうがないので、やるしかない。悩んでいるときは体を動かした方が健全だね。大変だよ。地に落ちたものが這い上がるのは。
 
— それでも這い上がれた、その理由は何だったのでしょうか。
 
寺田:うーん…「音楽が好きってことだ!」って言いたいんだけど、音楽が好きなだけじゃここまでは這い上がれないかな。聴いてくれる人がいるっていうことが一番大きいと思う。こんな自分の音楽を支えに生きている人がいる、っていうのはこういう仕事をしていない限り味わえないので、それが今は原動力かな。
 
さはら:とても共感します。
 

“一声入魂” 30周年のSHOW-YAレコーディングに浮遊スル猫が迫る

— そんなSHOW-YAは現在、カバーアルバム『Glamorous Show II』のレコーディング真っ只中です。
 

 
おみ:今レコーディングはどのくらいの進捗ですか?
 
寺田:リズム録りとキーボード録り、ギター録りが終わって、いよいよボーカル。私、「ラ」で歌う仮歌もすっごい感情移入して歌うから!これは悲しい歌で、雨が降ってちょっと空が重たくて…というのを「ラ」で表現するの。それによってリズムが良くなったりするから、使われるかどうかは分からないけど仮歌は魂込めて歌ってるよ。
 
おみ:まさに”一声入魂”ですね!
 
寺田:明日なんて来ないかもしれない、いや、来なくていい!っていうつもりでね。
 
さはら:ライブもそういうものですよね。
 
寺田:本当はすっごく喉が弱いんだけど、明日のことを考えたら叫んだりできないよね。楽しかったら体は疲れない!って勝手に思ってて。でも体が痛くないとやった気になれなくて(笑)。一期一会、きょう来てくれたお客さんは明日いないかもしれない。あるいはその人が亡くなるときに「俺の青春、私の青春はあのバンドとともにあった」って言ってもらえるようになりたいなぁって。だから一生懸命やってるよ。
 
— 『Glamorous Show II』はどんなアルバムになりそうですか?
 
寺田:泉谷しげるさん、井上陽水さん、矢沢永吉さんから福山雅治くん、斉藤和義くんまで男性ソロボーカルを10人カバーしていて…ソロシンガーの個性の強さはバンドとまた違った難しさがあるんだよね。それをSHOW-YAが演奏して私が歌ったらどうなるんだろう…っていうみんなの期待値以上のものを作りたいから、すっごく悩むしドキドキするけど、そういうドキドキ、ワクワクがなくなると安易なものを作ってしまいそう。だから今は大変だけどちょっと楽しくて…うん。神のみぞ知る状態(笑)
 
いちる:ライブも音源制作も一貫して、聴いてくれる人の存在が大きいんですね。
 
寺田:聴いてくれる人と、自分を信じて関わってくれているスタッフ…を幸せにしたい。私も幸せになりたい。みんなも幸せにしたい。そのためにはどれだけお金が必要なんだ?稼がなきゃ!みたいな(笑)。自分だけが幸せになるんならプロにならなくていいじゃん。みんなで幸せになるために、みんなにも頑張ってもらうけど、私も頑張る。そうすると自ずと上がっていくのかな。昔もそう思ってたけど、今はその速度がさらに速くなってるかな。今年アルバムを2枚出そうと思っているし、4月に「NAONのYAON」があって、8月にも「NAONのYAON」をやることにしたからそっちのことも考えなきゃいけないし。
 
いちる:忙しい!
 
寺田:忙しくしてるのが好きなんだよね。ドM女だから(笑)。休みくれ!って文句言ってるのが楽しいよね。
 
さはら:そうですね!
 
寺田:本当にね、是非、浮遊スル猫にはバーンと行ってほしい!
 
おみ:行きたい!頑張ります!
 
寺田:変に媚売ったりしなくていいからね(笑)。他がマネできないいいところがあるから。頑張りましょう、お互いに!
 

◆SHOW-YA リリース情報
30周年記念リリース第2弾
『Glamorous Show II』

・2015年05月27日(水)発売

 
◆浮遊スル猫 リリース情報
2ndミニアルバム『梦を解く』
・2015年05月13日(水)発売


◆NAONのYAON 2015
・2015年04月29日(祝)【東京】日比谷野音
出演:SHOW-YA、相川七瀬、杏子、土屋アンナ、山下久美子、田村直美、中村あゆみ、シシド・カフカ、平野綾、仮面女子、FLiP、GacharicSpin、PIGGY BANKS(矢沢洋子バンド)、PINK SAPPHIRE、渡辺敦子&富田京子from PRINCESS PRINCESS、安達久美、はたけやま裕、D_Drive、YU-KI(TRF)、GRACE、Megu(Zwei)、末延麻裕子、才恵加(saeka)、SAKI(Mary’s Blood)  and more…

 
時間 OPEN 14:00/START 15:00
チケット:全席指定 7,560円(税込)
http://www.diskgarage.com/ticket/detail/no069960
 
 
◆NAONのYAON 公式サイト
http://naonnoyaon.net/
◆Cute Girls Live 公式サイト
http://cutegirlslive.net
◆SHOW-YA 公式サイト
http://show-ya.jp/
◆浮遊スル猫 公式サイト
http://fuyuneko.com/
 


 

 
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