コラム
トラベリン・ギターマン・日記
ウルフルケイスケ
「ミスタースマイル」の異名を持つ日本唯一の笑うギタリスト。ウルフルズのギタリストとして、1992年シングル「やぶれかぶれ」でデビュー。ウルフルズ活動中より、他アーティストのレコーディングやイベントに多数出演。 ウルフルズ活動休止中は、不思議でステキな出会い=マジカル・チェインをテーマに、ギターを担いでひとりで全国を周る。2014年のウルフルズ再始動後も、弾き語りスタイルのソロからバンド形態まで、自由でオープンなスタンスをとりながら、シンプルでご機嫌なロックンロールを展開中。

四十七旅目:和歌山「LIVE HOUSE OLDTIME」


初めてOLD TIMEに行ったのは2011年4月、初めての弾き語りツアー「MAGICAL CHAIN CARAVAN Vol.1」でリクオ君とパーカッションの朝ちゃん朝倉真司)との3人だった。

東日本大震災直後で3人で何ヶ所か回ったがどこも記憶に残るライブになっている。

この時オーナーの松本さんに初めて会った。

関西フォークの頃からずっと日本の音楽シーンを体験している松本さんは1987年から移転などしながらもずっとこの店をやり続けている。

自分も歌うしとにかく音楽に対しての思いが熱かった。
 

二度目は2年半後の2013年9月に、今度は一人で。
2018年にもう一度リクオ君と二人で行った。

そして先日、3年振りに本当は5月に演る予定がコロナの影響で延期になっていたがやっと行けた。

久しぶりのソロワンマンでたっぷり歌わせてもらった。

状況もあってお客さんは少なめだったが、濃厚な幸せな音楽の時間で沁みる夜になった。

ライブ後は磔磔で小坂忠さんと一緒になったばっかりということもあり、松本さんとさんとの交流や、有山さん達との京都時代の話をいろいろと聞けて面白かった!

それぞれが交わり合いながら、それぞれの音楽を紡いで今でも音楽を鳴らし続けている。

そんな音楽を今でも和歌山から見守っている松本さん、本当に素敵だ。

日本各地に松本さんのような熱い人がいて、そんな人がそれぞれの熱い思いで日々日本のロックとミュージシャンを支えてくれている。

日本のはずれの小さなマチに音楽を楽しむ場所と人がいて、
それぞれが自分の音楽を楽しんでいる。

大事なのはカタチじゃなくキモチ、
まだ見ぬ音を探しにマジカル・チェインの旅は続く。

 
■和歌山「LIVE HOUSE OLDTIME」
和歌山県和歌山市北新5-70 ひめビル1F
http://www.first-take.co.jp/oldtime/main.cgi
 


◆ウルフルケイスケ ライブインフォメーション

※最新情報は公式サイトにて随時更新されます。


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