コラム
JunkoのHollywood Confidential
ジュンコルイス
ロックスター「フィリップルイス(L.A.GUNS,ex GIRL)」の妻にして生粋のロック姉さん。 国内外のロックシーンを網羅し、ロックな日常をハリウッドにて送っている。バンドとともにツアー同行したり、世界中のロックファンと接点を持っている。

Confidential File No.12


01今更ですが、新年明けましておめでとうございます。今年の冬は日本に帰らなかったので、何もお正月気分を味わえないまま、気づいたらもうすぐ2月ですが、皆様にとってこの一年が健康で良い年になりますように。

年明け早々、LA Gunsにとって大きな変化がありました。ベースのKenny Kweens(以下ケニー)が本人の意思により脱退を決意しました。ケニーの居たLA Gunsがどれだけ見所のあるいいライブをしていたか、前回のコラムで紹介したばかりだったので、そのメンツで来日公演も果たせないまま終わってしまった事は本当に残念です。

しかし後任にはScotty Griffin(以下スコッティ)が決定しており、もう先週からツアーに参加しています。スコッティはご存知の通り、ケニーの前にLA Gunsに在籍していた人で、今では気の知れた友人です。違和感なく普通にバンドに溶け込み、楽しんでいるようです。

02面白い事に、現在のLA Gunsの中ではギターのStacey Blades以外の3人が出戻りメンバーということになります。LA Guns 現ラインナップ(2011年1月現在)Vo:Phil Lewis、G:Stacey Blades、B:Scotty Griffin、Dr:Steve Riley

つまり、昨年12月16日の地元Key Clubが、ケニーにとって最後のLA Gunsのメンバーとしてのステージになりました。

03LA Guns@Key Club
Set List ~Dec 16 2010~
M01. No Mercy
M02. Gypsy Soul
M03. Sex Action
M04. Never Enough
M05. Over The Edge
M06. I Wanna Be Your Man
M07. Wheels of Fire
M08. One Way Ticket
M09. Some Lie For Luv
04M10. Sleazy Come Easy Go
M11. Hellraiser’s Ball
M12. Electric Gypsy
M13. Ballad of Jayne
M14. Rip N Tear
M15. Kiss My Love GoodBye(Encore)

これは少し早いクリスマス・イベントとして盛り上がりました。(写真1~4)1枚目はステージ脇で本番直前のフィルと私です。こちらはフォトグラファーのTom Hunterさんが撮ってくれた写真です。
Tom Hunter:http://tomhunter.zenfolio.com/f473555964

この後、年が明けて1月9日はフィルの誕生日だったので、ハリウッドにある小さなライブハウスCat Clubにて、ちょっとしたバースデー・パーティー&ライブをしました。(写真5~7)そこでは、フィルと共にいろいろな友達のミュージシャンが演奏しました。

普段は自分の誕生日を祝うのが嫌いなフィルも、この日はとても楽しんでいました。誕生日に好きな音楽を演奏して、友達に集まってもらったのは最高の過ごし方だったと言っていました。

頂いたプレゼントの9割以上がアルコールでした。皆よく彼のことをわかっているんですね(笑)。沢山のファンの皆様が温かいメッセージを送ってくださいました。この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

フィル誕生日ライブ@Cat Club
Set List ~Jan 9 2011~
M01. State of Grace(Phil‘s solo)
     ~Vo:Phil, G:Stacey, B:Dee Minor, Dr:Tuesdai, Key:Junko
M02. Marie Claire(Phil‘s solo)
     ~演奏者、上と同じ。
M03. All Along Watchtower (Bob Dylan cover)
     ~Vo:Phil. G:Stacey, G:Karen Nash, B:Dee Minor, Dr: Tuesdai, Key: Bob Malone
M04. Sleazy Come, Easy Go
     ~Vo:Phil. G:Stacey, B:Scotty, Dr:Tuesdai
M05. Sex Action
M06. Never Enough (4~6曲目の演奏者は同じで、ご存知LA Gunsのナンバーでした)

07私も2曲だけ無理矢理参加させられました。この日のセットの後半はLA Gunsの4分の3が実現しました。スコッティがカムバック直後、初めてLA Gunsの曲を演奏したのがこの日になりました。この時のドラマーは友人のTuesdaiさん。若いのに凄くパワフルで70年代風のプレイをする、将来有望な女性ドラマーです。フィルのソロ・プロジェクトのデモ・レコーディングにも参加したことがあります。とにかく思い出に残る楽しい誕生日になったようで何よりでした。

05ところでスコッティは、このコラムで紹介した事もあるおヒゲのカバー・バンド、Nawgahydeノーガハイドと発音)を辞めるわけではないようです。Nawgahydeは毎週末ラスベガスでライブがあるので、LA Gunsのスケジュールと重ならない時はそちらに出るようです。

ちなみに彼のNawgahydeでのステージ・ネームはスコッティではなくFlorida Leeです。Floridaが不在の時はそのいとこのGeorgia Leeという人が代役を勤めると聞いていますが、一体誰の事なのでしょうね。しかも不在理由は「刑務所に入った」という設定になってるらしいです。全てが喜劇みたいなバンド、それがNawgahydeです。彼らのウェブサイトはこちら。
Nawgahyde:http://www.myspace.com/nawgahyde

06ところで最近、フィルの希望によりステージ衣装を作成しました。作成というほど大それた物ではないですが、フィルが持っていたオンボロの偽皮コートに、私が昆虫を沢山取り付けました。最初フィルが、コートにアリをいっぱい付けたいと言い出し、それがどんどんエスカレートしていって、クモ、ゴキブリ、ねずみまで付けるハメに。この制作過程はFacebookに作ったフォトアルバムをご覧下さい。
Facebook:http://www.facebook.com/album.php?aid=26559&id=100001532904579&l=d2265ce00e

08こんな趣味の悪いコートでも、フィルが着たらなんだかステージ栄えして見えます。(写真8)先週のツアーから着始めましたが、評判も良いようで本人ゴキゲンです。「昆虫ジャケット」は明らかにDaliAlice CooperLady Gaga等に影響を受けていますが、実際一番にインスパイアされたのは、地元のアーティスト、eioさんです。

彼は私たちのよく行くリサイクル・ストアのショー・ウィンドウを担当している人で、いつも度肝を抜くような誰も考えつかないデザインのマネキンのディスプレイを作っています。100本のフォークをアートにするような天才です。eioさんのウェブサイトはこちら。
eio:http://eiotown.com/

フィルがコートの中に着ているチャールズ・マンソンのシャツは、友人のアーティスト、Kahlaケイラー)さんに作ってもらった一点ものです。これは無地の黒シャツに彼女がブリーチだけで描いたものです。彼女には以前LA Gunsの物販用ギターピック・ネックレスも作ってもらいました。そのピックのウェブサイトはこちら。
ピック:http://www.heavymetalpicks.com/

最後の写真にあるように、黒のシルクハット、昆虫ジャケットにマンソンのTシャツ、本物のサソリ入りベルト・バックル&蛇革ベルト、蛇革風パンツという一式が今のフィルのお気に入りのようです。ただ、虫をつけたお陰でジャケットが重くなってしまったので、ステージに登場してから最初の1曲で脱いでしまうらしいです。暑いのもあると思いますが。ライブの途中ではジャケット替えの時間があり、例の特製花火付きヘルメットも登場します。

次回のコラムではスコッティ再加入後のライブの様子など、いろいろお伝えしたいと思います。それは皆さん、また次までお元気で。


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