コラム
JunkoのHollywood Confidential
ジュンコルイス
ロックスター「フィリップルイス(L.A.GUNS,ex GIRL)」の妻にして生粋のロック姉さん。 国内外のロックシーンを網羅し、ロックな日常をハリウッドにて送っている。バンドとともにツアー同行したり、世界中のロックファンと接点を持っている。

Confidential File No.2


皆さんこんにちは。ハリウッドも相当暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。前回のコラムでお約束した通り、今回はLA Gunsの『Sweden Tour』を中心に書きたいと思います。

0017月9日から11日の3日間の『Rock Weekend Festival』の初日に出演するために、LA Gunsははるばるスウェーデンへ行ってきました。私は今回同行できなかったので、Phil Lewis(以下フィル)に写真とレポートを頼んでおきました。バンドは地元LAを7月7日の火曜日に出発、パリで乗り継ぎ。写真1枚目はパリの空港の喫煙ルームにて。エアコンもない狭い部屋に左から、Mary Louise(Steve Rileyの奥様)、 Stacey Blades(以下ステーシー)、Steve Riley(以下スティーブ)、Scotty Griffin(以下スコッティ)です。うちのバンドでタバコを吸わないのはフィルだけです。さすがにシンガーだから喉を大切にしないといけません。

002パリからストックホルムの空港に到着すると、そこの壁にはストックホルム出身の有名人達の写真がいくつか並んでいて、フィルの大昔の恋人、Britt Eklandもその中にいてお出迎えしてくれました。写真2枚目がそうです。彼女は『007』の映画に出演していたボンドガールだったことでも有名な女優さんです。フィルよりも年上ですが今はどこで何をしているのでしょう。

空港から車で数時間ほど運転して、目的地の「Kilafor」についたのは現地時間で水曜日の夜遅くだったそうです。旅行前にネットで現地の天気予報を調べたら、その週の初めは雨でしたが週末にかけては晴れの予定でした。しかし予報は大いに外れ、結局そのフェスティバルの3日間とも雨になってしまいました。気温もLAと比較すると春先なみに肌寒いのに、このフェスティバルは屋外で雨天決行でした。観に来ていたハードコアなロックファン達はこのフィールドにキャンプしながら3日間を過ごしていたそうです。

このフェスティバルの主催者は、大富豪のロックファンの人だそうです。彼が普段使い切れないお金をロックフェスティバルに費やして、好きなバンドを招待しているようで、何とも贅沢な趣味ですね。そのご本人はどんな人かと思えば、会場で働いていたスキンヘッドのセキュリティの一人だったらしく、気取らない気さくな人だったそうです。

003彼の所有する大きなマンションが会場から車で10分くらいのところにあり、そこを出演バンド達の控え室、バー、レストランとして利用していたそうです。写真3枚目はそのマンション。LA Gunsの出た初日は、お友達バンドのW.A.S.P.も一緒だったのでメンバー同士つるんでいたそうです。スウェーデンは夜11時くらいでもまだ明るいらしく、朝は3~4時くらいから陽が上るみたいですね。写真4枚目はこのマンション内で写したバンドショット。そして会場でのステージの大きさは写真5枚目を参照してください。これはサウンドチェック時です。

004

005

006ステージには屋根があったので出演者側は演奏中雨に濡れずに済んだようですが、観ている方は大変だったようです。写真6枚目を参照してください。フィルが自分で撮った写真ばかりなので、LA Gunsの本番の写真がないのが残念ですが、彼らは45分くらいのショートセットを演奏したそうです。ステージ上では雨に当たらなくても、ステージを降りた途端皆泥だらけになっていたようです。雨がひどくてライブ後に『Meet & Greet』をしたのはLA Gunsくらいだったそうです。

でも・・・物販を任せていたスウェーデンのスタッフ達がビールを飲みまくって酔っぱらい、売り物であるバンドフォトを無料配布と勘違いして何百枚も配ってしまったようです。でもスウェーデンの人達は皆ビールを朝からずっと飲んでいるような陽気な人種みたいで、彼らに責任あることを任せたのが間違っていたとバンド側は言っていました(汗)まあ、いろいろありますね。

007ホテルへ戻る時に迎えに来てくれたタクシーの名前が、偶然にも『Gun’s Taxi』だったそうです。写真7枚目参照。Gunというのはスウェーデンによくある名字だとか。しかも発音は「ガン」ではなくて「グン」だとか。でも私はこの写真を見た時にはLA Gunsの専用タクシーかと思いましたよ。

結局LA Gunsの出演は1日だけでしたが、2日目も3日目もフェスティバル会場へ行き、いろんなバンドを観たり、プロモーター達に会ったりして交流を深めていたそうです。私はてっきりライブの翌日には帰ってくるものと思っていたので、数日オフがあったのなら同行すれば良かったかなと思いました。スティーブの奥様も同行していたことだし。でもこの辺りは郊外だったので観光やお買い物するような場所はなかったとか。

しかしもうご存知の方も多いと思いますが、このスウェーデンのステージを最後に、ベースのスコッティLA Gunsを脱退することになりました。詳細はこちらをご覧ください。スコッティLA Gunsのメンバーと気が合い、ここ数年楽しくやって来たのでとても寂しくなりますが、彼の選んだ道、The King Mixersでの成功を皆応援しています。彼らのMySpaceはこちらです。

スコッティだけはThe King Mixersの週末のライブに間に合わせるために、一人先にLAに戻ったそうですが、残ったメンバー達はサミーヘイガーChicken FootU.D.O.などを観て楽しんだそうです。しかもフィルウド ダークシュナイダーととても仲良くなりました。ステージでは怒っているような攻撃的なイメージですが、オフステージではものすごく静かで優しいジェントルマンで、思いっきり好感が持てたそうです。

このスウェーデンのフェスティバルのウェブサイトはこちらです。開催前にこのサイトを覗いた時は出演バンド名が羅列されていましたが、今は出演バンドの映像も挙げられているので要チェックです。

話は変わりますが、スコッティの後任にはBeautiful CreaturesKenny Kweens(以下ケニー)が決まりました。新メンバーを迎えたLA Gunsは久々にスタジオに入ってリハーサルをしたので、私も参加しましたが、ケニーはもう演奏もバッチリ。うちのメンバーとは昔から友達なのもあって何の違和感もなくとけ込んでいました。先週末のオハイオ州でのWhitesnakeとのコンサートが彼のデビューとなったので、フィルケニーがどうだったかライブ後に電話してみたところ、「fxxking fantastic!!」とご機嫌でした。ケニーは演奏も上手でステージでのパフォーマンスにも華があり、ファンとの接し方もプロだ、と。

ところでWhitesnakeとの共演するにあたって、何かと気難しい人だという噂のDavid Coverdale(以下カヴァーディル)さんと接する機会があるのかと思っていましたが、今まで聞いていたどの噂も覆すくらいフレンドリーな紳士だったそうです。それまで面識はなかったようですが、彼はフィルのことは知っていて、いろいろ話しかけて来てくれたそうです。

お互いイギリス人で、アメリカ市民権を取ったという共通点もあって話ははずんだようです。しかもフィルがワインを好むと知ってカヴァーディルさんからお気に入りのワインまで頂きました。彼は自分専用のツアーバスがあり、その中に相当のワインコレクションを運んでいるとか。彼の最近の映像を検索するとライブではあまり昔ほど高い声を出してないように思えたのですが、このライブでは6000人くらい入るアリーナが満員で、高音部分も全部出し切っていてパワフルだったようです。

カヴァーディルさんは本番中にステージ脇で観ていたフィルステーシーのそばまで来て、ステーシーにハイファイヴ(※上手く出来て”やったぜ!”という行動)するなどのご機嫌っぷり。是非このカップリングで、LAで一緒にライブをやってくれないかなと思いますが、Whitesnakeはこの夏は沢山Judas Priestとのライブが決まっているようです。でもLA Gunsは彼らから相当気に入られ、運良くそこにうちのエージェントも居たので、近い将来一緒にライブやツアーができるように只今検討中だそうです。

そんな感じで夏は各地で大忙しのLA Guns。来月もツアー先でのエピソードなどをご紹介して行きたいと思います。皆さん夏バテしないように〜。


  コラムニスト
The HIGH
さかもとえいぞう
2019年5月30日更新
人生の宿題その4(最終回)
mondo
中村 “MR.MONDO” 匠
2019年11月23日更新
第十三回「一問一答 Part.2」
PINK SAPPHIRE
PINK SAPPHIRE
2019年4月3日更新
第20回「AYA」
ウルフルケイスケ
2020年10月2日更新
四十二旅目: 広島・OTIS!
永川敏郎
永川敏郎(Toshio Egawa)
2019年5月29日更新
Progressive Man 第42話