SABER TIGER「牙虎見聞録」第16回
2018年春、SABER TIGERは4カ国全12公演3週間に及ぶ北欧／東欧／ロシアツアーを敢行いたしました！このコラムではメンバーによるツアー日記と最新フォトをお届けします！是非お楽しみください！
メンバーによる日替わりツアー日記、第16回はギターの田中康治です！
3週間に及ぶ北欧／東欧／ロシアツアーの全行程を終え、帰国後の凱旋2公演も大盛況のうちに終了。過去、単発の海外公演は何度か行ってきたけれども、本格的なロングツアーはこれが初めて。
海外展開に関しては、これまでさまざまなプランが持ち上がったものの、残念ながら期待通りに進まない事の方が多かった。今回の海外ツアー、『BYSTANDER EFFECT』の全世界リリース、そして各種作品群のデジタルリリースが現実のものとなり、ようやく、個人としても、そしてSABER TIGERとしても、目標に一歩近づく事ができた。
自分自身は、1990年代の5人編成の頃から、日本国外への活動展開を意識していた。海外の音楽雑誌の特典CDにSABER TIGERの音源が入ったり、当時既に外に目を向けるべき動きが多少はあったのだ。3枚のフルアルバムを発表し、「次作は海外でもリリースしたい」という思いを持った。だがその後バンドが事実上解体してしまった為、その目標も自分の脳裏から離れてしまっていた。
それ以降、海外を目標として意識する事ができないまま音楽活動を行ってきたが、アニキと共にSABER TIGERに戻り、海外進出という具体的な活動指針をバンドとして見据えた事で、再び意欲が湧いてきた。
あれから10年近くかかってしまったが、目標の一つである海外ツアーが遂に実現した。自分の気持ちとしては「やっと一歩進んだ」というのが本音。まだまだ目標到達への道のりは長い。でもこれからは、いつか振り返った時にきっと「あっという間だった」と思える位に、充実した活動内容と規模で進んで行けるのではないかと思う。
こうして実際に海外ツアーを行ってみると、そこには国内のツアーとは全く異なる数々の体験があり、沢山の事を学んだ。準備をし、苦労して現地に赴き、様々な環境で演奏し、言葉の分からない国で人々と交流し、慣れない生活環境で3週間ずっとメンバーと共に過ごす・・・。行く前に比べて、精神的なタフさはかなり増した気がする。
何より、大きな怪我やトラブルもなく、全公演を完遂できた事が素晴らしい。ハードなツアー日程にも関わらず、大きく体調を崩すメンバーもいなかった。いくら大人とは言え、性格や考え方が異なる人間の集まりだからね。長く一緒に居ると行き違いも出てくる。だけど各々がバンドの一員として、個人として、海外ツアーの意義を理解して行動した結果が、このツアーの成功に繋がったと思っています。
次の海外ツアーは来年。より多くの国へ、今回いけなかった国にも、我々SABER TIGERのへヴィメタルを届けに行きたい。日本で応援してくれている皆さん、これからもSABER TIGERの世界進出を応援してやってくださいね。
■SABER TIGER ライヴ情報
HAMMER BALL 2018
2018年9月16日（日）
札幌 PENNY LANE 24
開場 15:00 / 開演 16:00
前売 6,000円 / 当日 6,500円 （Drink代別途）
[ 出演 ]
DUO: KYOJI YAMAMOTO & REI ATSUMI （山本恭司 Gt / 厚見玲衣 Key）
ROCK JAM THE NIGHT BEAST （二井原実 Vo / 横関敦 Gt / 山下昌良 Ba / 礒田良雄 Ds Support）
TAGAWA （田川ヒロアキ Gt / 寺沢功一 Bs / 長谷川浩二 Ds）
SABER TIGER
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