演奏

TEXT:鈴木亮介

Photo音楽と恋。それは、切っても切れない関係だ。誰かを好きになるとき、「好き」を共有したいとき、そして失恋したとき…傍らにはいつも、音楽がある。そんなことを改めて思い出させてくれる”原点”のような映画『今日、恋をはじめます』がこのほど公開する。水波風南原作、累計900万部突破の大ヒット恋愛コミックの映画化で、今最も旬な若手女優・武井咲と注目度No.1の若手俳優・松坂桃李のフレッシュコンビで贈る青春ラブストーリーで、公開前から早くも注目を集めている。
 
そして、この映画がもう一つ注目を集める理由が、そのテーマソングだ。SCANDALPerfumebomiLGMonkeesたむらぱんSEKAI NO OWARIMAY’Sさよならポニーテールback number中島美嘉ねごと7!!の合計12組の豪華でバラエティ豊かなミュージシャンがそれぞれテーマソングを担当している。
 

 
今月8日からの全国公開を前にプレイベント『「今日、恋」公開前夜祭 今日、恋をはじめナイト!!』が3日、渋谷O-EASTにて開催され、映画のテーマソングに選ばれたSCANDALら5組が熱いステージを披露した。さらに、映画で主演を務める武井咲松坂桃李がサプライズ出演!なんと、満員のオーディエンスの最前列にて、中島美嘉のライブをともに観戦し、7!!の演奏時にはともにステージ上で熱唱し、タオルを振り回した!「キュンキュンしすぎてキュン死にしそう」なイベントの模様を詳しくお伝えしたい。

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映画の公開を記念して開催されたライブイベント、その名もずばり「今日、恋をはじめナイト!!」は、映画のテーマ曲を担当したSCANDALLGMonkeesMAY’S中島美嘉7!!の5組が一堂に集結。一夜限りのプレミアムライブとなった。あいにくの雨天にも関わらず、会場となった渋谷O-EASTの入口には、制服姿の女子高生からSCANDALの真っ赤なツアーTシャツに身を包んだファンまで、中には特攻服姿の中島美嘉ファンも…溢れんばかりのティーンエイジャーでごった返している。
 
Photo多くの報道陣も詰めかけ、外の冷たい雨とは対照的なO-EASTの熱気。師走に入って、まさか開演前から汗をかくことになろうとは。そして午後7時を回り、待ちに待った開演!1組目に登場したのはSCANDALだ!
 
つい2日前にマレーシアでの単独公演を終え、前日に帰国したばかりの4人。移動で疲れているのではないか…そんな心配はライブでの定番曲「LOVE SURVIVE」のイントロギター、そして会の始まりを告げる号砲のごとく刻まれる太鼓の音が鳴った瞬間に立ち消えた!HARUNA(vocal & Guitar)の「今日恋ナイト、楽しんでいこうぜ!」という呼びかけに、全力で応じるオーディエンス。冒頭数秒で早くもO-EASTが一つになり、祭りのみこしのごときかけ声が起こる。
 
RINA(Drums & Vocal)の力強いドラムにオーディエンスは皆、身を託している。それに合わせるように、TOMOMI(Bass & Vocal)、MAMI(Guitar & Vocal)も全力で首を振り、髪をなびかせる。アップテンポのSCANDALらしいロックナンバー。「恋の経験値は予測不能でしょ I Love Youはサバイバル」「ハリーハリー 焦る恋心 桃色のロマンスを胸に秘めて」と甘酸っぱい歌詞が「恋をはじめナイト!!」にふさわしい1曲だ。
 
「いよいよ今週の土曜日に(映画の)公開が迫りましたが…みんな早く観たくてドキドキしてるんじゃない?」と煽るHARUNA。映画はメンバー4人で観に行ったというが、「かなりキュンキュンします」(HARUNA)、
「萌え過ぎひんように我慢しようと思って観てんけど、帰り道ほんまにキュン死にしそうになったよ」(RINA)、
「(原作に)すごくハマってしまいましたね。一コマ一コマ、ひと四角、ひと四角にこんなに”キュン”が詰め込められるのは『今日恋』だけだな、と」(TOMOMI)、
「自分も高校生に戻りたくなりました。だってこんな恋愛してないですもん!こんなにキュンキュンできるのか、と思って。このメンタルで高校生に戻れたら、と妄想もしつつ(笑)」(MAMI)と四者四様にキュンキュンした模様。そして、この日のライブはニコニコ生放送でも生配信されたのだが、「私もタイムシフト予約してきました」と語るRINA。windows8のCMに日本人ミュージシャンとして初めて抜擢されたSCANDALだけあって、PCもしっかり使いこなしているようだ。
 
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RINAの高速スネアから始まる2曲目は、映画のテーマソングに抜擢された「ハッピーコレクター」。今のところシングル等リリース予定はないというこの新曲、生で披露されたのも日本国内では今日が初めて。ファンにとっては貴重な瞬間になったに違いない。HARUNAMAMIのクールなツインギターでロックテイストを土台にしつつ、ポップな要素も加わったメロディ、そして「ジョニーデップ似セクシーボーイ」「世界が終わる前にキスミープリーズ」と言ったキュートな歌詞も新鮮だ。作詞を手がけたTOMOMIいわく、「映画の冒頭のシーンで使われるということで、高校に入学したての(主人公の)椿の”これからリア充していくぞ”という意気込みを込められたらなぁと思って、キラキラしたワードを詰め込みました」とのこと。確かにワクワク感が満載の曲だ。
 
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さらに、TOMOMIが「回して回して回して回して!」「腕がちぎれるぐらい!」と煽り、色とりどりのタオルや拳が回転する中、3曲目は「DOLL」!来年3月にはインドネシア、シンガポール、タイの3カ国での東南アジアツアーを行うことが決定し、ますますその活動の幅を広げるSCANDAL。わずか15分のステージ、一瞬にして何千、何万のオーディエンスの心を奪い、恋の嵐を巻き起こした。
 
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続いて2組目は仙台出身のLGMonkees。2010年にソロシンガーとしてデビューし、ラップを武器に人間の愛情や絆、勇気を力強く歌い上げ人気を集めている。真っ赤なシャツに身を包み登場し、1曲目は映画のテーマソングに起用された「NAGISA」を披露。「舞い上がる鼓動 情熱の火 打ち上げる花火はもちろん君とがいい」…恋人への一途な思いを歌った歌詞に共感したであろうオーディエンス、一心に手を振る。
 
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巧みなコールレスポンスもLGMonkeesの持ち味。オーディエンスからはなぜか「リュウジ~」と声援が。「あの、本名で呼ぶのやめてください」「ちなみにエンドウリュウジって言いま~す」と応え、笑いを誘う。そして、「世界中のカップルに向けて歌った」という「赤い実ハジケタ恋空の下」、さらに親への感謝の気持ちを歌った「3090~愛のうた~」と計3曲を披露。あまりにストレートで、シンプルな歌詞は、ともすると気恥ずかしかったり「ダサい」と感じてしまうが、LGMonkeesの優しい歌声に乗せると、それがとてつもなくキラキラした、愛おしい言葉に変わっていくから、不思議だ。
 
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『今日恋』には12組のミュージシャンの12曲がテーマソングに起用されているが、今宵出演しなかったPerfumeねごとなど7組からビデオメッセージが上映され、それぞれのミュージシャンから映画の感想や楽曲制作の舞台裏が語られた。

続いて3組目はMAY’S片桐舞子河井純一a.k.a. NAUGHTY BO-Zの男女2人によるユニットで、今年で結成から10年を迎える。2008年に「My Everything」でメジャーデビュー。片桐会片桐流民謡の家元である片桐舞子の圧倒的な歌唱力と直球の歌詞に、トラックメイカー・河井純一による本格派R&Bの一面と極上POPSの一面を兼ね備えた楽曲が融合し、人気となっている。
 
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ユニオンジャックをあしらったトップスに、真紅のミニスカートで登場の片桐舞子。まずは「ONE LOVE~100万回のKISSでアイシテル~」を披露。そして「私の声が届いた人、皆さんの笑顔を私に向けてくれたら嬉しい」と、アカペラで「SKY」のイントロを熱唱。圧倒的な歌唱力で、これほど広いO-EASTのステージに、その歌声を響かせる。最後は映画のテーマソングに起用された「ダイヤモンド」。そのタイトル通り、キラキラしたステージを作り上げた。
 
各出演者はライブステージ終了後、サブステージに移動して進行役の藤田琢己アナウンサーとフリートークを展開。片桐舞子は「ダイアモンド」について、「好きな人と付き合ったその日に、どんなことを思うんだろうな…と自分自身考えて作った曲」「一緒にキュンキュンしてもらえたら嬉しい」と、曲への思いを語った。

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そしてトークが終了し、MAY’Sの2人がステージを去ると、突如トナカイのソリを想起させるような鈴の音が。「ここで、スペシャルなゲストが到着したようです」との紹介に、にわかにざわつく会場。ステージ中央の幕が開くと、そこにはなんと、映画で主演を務めた武井咲松坂桃李の姿が!大人気の二人のサプライズ登場に、この日一番の大歓声が飛び交う。しかも、この2人は満杯のO-EASTの客席最前列に移動し、オーディエンスとともに次に登場する中島美嘉のステージを生で観るという!
 
武井咲松坂桃李も見守る中、満を持して中島美嘉が登場。美しい白銀の髪と、黒を基調としたドレスのコントラストに、オーディエンスからため息が漏れる。映画に起用されている「初恋」を力強く歌い上げる!聴く人の心にまっすぐ届く、抜群の歌唱力に鳥肌!そしてSCANDALの時に激しくタオルを振っていた時とは対照的な表情、仕草で受け止めるオーディエンス。緩急自在だ。
 
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ステージ終了後、サイドのサブステージに再び登場した中島美嘉のもとへ、武井咲松坂桃李も合流。3人で「初恋」にちなんだクロストークを展開する。武井咲は「私の好きな男性のタイプは『ありがとう』と『ごめんね』が言える人だが、その2つのワードが歌詞に入っていて、とても共感した」と楽曲の魅力について語った。さらに、タイトルにちなんで「3人の初恋はいつか?」と進行役の藤田琢己アナウンサーから質問。黄色い歓声が飛び交う中、松坂桃李は「中学3年生の時、好きな人に振られてしまった。後から知ったけど(その子は)僕の親友と付き合っていたらしい」と、甘酸っぱいエピソードを披露しオーディエンスを湧かせた。

恋人とのデートのように、楽しい時はあっという間。いよいよラスト・5組目の7!!(セブンウップス)の登場だ。メンバーはKEITA(Bass)、MAIKO(Drums)、NANAE(Vocal)、MICHIRU(Guitar)。沖縄出身・在住の男女4ピースバンドで、今秋は全国7か所の音楽専門学校を回り、各地の学生とともにワンマンライブを1から作り上げ、大成功を収めた。
 
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クリスマス風の赤、緑、白の衣装で統一した4人。元気いっぱいのNANAEの絶叫に、ポップでカラフル感のあるMICHIRUのギターリフが響きわたる。「まだまだ楽しみはここから!」とばかりに手拍子を求めるNANAE。さすがティーンエイジャーで大半を占めるオーディエンス、すぐさま元気の信号が伝わり、きらめきだす!1曲目は「愛の言葉」。「もっともっと上に!」「後ろの方も!」ステージを縦横に駆け巡りながら、NANAEがオーディエンスに元気をふりまき続ける。跳ねるようなKEITAMAIKO、リズム隊2人の低音も印象的。さらに、4thシングル「スウィート・ドライヴ」でポップにキメる。
 
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「この曲で一つになりたい!今日出演してくれた皆さんをステージに呼んでもいいですか?」NANAEが元気よく呼び込み、今宵の全出演者がタオルを手に登場!武井咲松坂桃李も加わり、最後は全員でタオルをブンブン振りまわしながら、みんなでキラキラなポップナンバーを大熱唱!「今会いたい気持ちが止まらない だからこの恋は諦めたくない」そんな歌詞の通り、もうこの勢いは止まらない!武井咲が「このメンバーでバンド組みたい!」と興奮気味に語る!最後までキュンキュンしっ放しの2時間!最高潮の盛り上がりを見せたまま、前夜祭「今日、恋をはじめナイト!!」は幕を閉じた。
 
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出演者たちが口をそろえて「キュンキュンする」「恋をしたくなる」と絶賛する、映画『今日、恋をはじめます』は8日から全国で公開する。それぞれの楽曲がどのようなシーンで使われているかにも注目しつつ、ストーリーはもちろんのこと、劇場で迫力あるテーマソング12曲を楽しむのも良いだろう。劇場で、恋を楽しまナイト!!
 

◆映画情報
『今日、恋をはじめます』
2012年12月08日(土)全国東宝系ロードショー
出演:武井咲、松坂桃李
原作:水波風南「今日、恋をはじめます」
(小学館Sho-Comiフラワーコミックス刊)
監督:古澤健
(c)2012映画「今日、恋をはじめます」製作委員会
(c)水波風南/小学館
 
◆『今日、恋をはじめます』公式HP
 http://kyokoi-movie.jp/
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◆アルバム情報
「今日、恋をはじめます」オフィシャル・アルバム
2012年12月05日(水)発売
ESCL-3993 ¥2,500(税込)
 


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