特集

TEXT:鈴木亮介

国内のロックシーンの最先端を駆け抜け、輝き続けるフロンティアたちの横顔に迫るインタビュー特集「ROCK ATTENTION」。通算16回目は、若手ガールズロックバンドの代表格として老若男女から支持を集めるSCANDALが登場!まずは改めてその経歴を確認しておきたい。
 

SCANDAL(スキャンダル)

写真左からTOMOMI(Bass & Vocal / 1990.05.31生まれ)、HARUNA(Vocal & Guitar / 1988.08.10生まれ)、RINA(Drums & Vocal / 1991.08.21生まれ)、MAMI(Guitar & Vocal / 1990.05.21生まれ)の4人。
 
2006年8月、大阪のボーカル&ダンススクールで出会った女子高生4人で結成。
荒削りでアグレッシヴなバンドサウンドと、怖いもの知らずに突き抜けるポップなキャラクターをそのままにバンド活動をスタート。
結成後間もなく、大阪城公園にある通称「城天(シロテン)」でストリートライブを始め、地元関西のライブハウスにも出演するようになる。
08年3月、米シアトルで行われたJapan カルチャーFes.「Sakura-Con」に招待され、全米6大都市ツアー敢行。
合わせて7千人を越える動員を記録。
7月にはフランス「Japan Expo」に1万人、8月に香港のアニコミFes.参加で8千人の前でライブを行い世界音楽大国を股に掛けて注目を浴びる。
2008年10月シングル『DOLL』でデビュー。FM/AM/CS局から40を超えるパワープレイを獲得。
2009年6月17日には3rd.シングル「少女S」をリリースし、ウィークリーオリコンランキング6位のスマッシュヒット。
10月21日リリースのデビューアルバム「BEST★SANDAL」はオリコン初登場5位を記録し、ガールズバンドの1stアルバムのオリコン初登場5位以内は約7年半ぶりという快挙を成し遂げる。
2009年第51回輝く!日本レコード大賞新人賞を受賞。
2010年8月に発表の2ndアルバム「TEMPTATION BOX」はオリコン初登場3位の自己最高位を記録。
10月にリリースしたシングル「スキャンダルなんかブッ飛ばせ」もオリコンシングルチャート3位と、立て続けにヒットを飛ばした。
2011年2月に「Pride」、4月には映画「豆富小僧」の主題歌として話題となった「ハルカ」を立て続けにヒットさせ、8月リリースの3rd アルバム『BABY ACTION』はウィークリーランキング初登場第4位。
ガールズバンドとしてデビュー作から三作連続TOP5入りは20年ぶりの大記録。
2011年秋には初の全国ホールツアーを15か所で開催。約30000人を動員し、2012年3月28日には同会場でのワンマンライブ実施はガールズバンド史上最速記録でもある日本武道館でのライブを大成功におさめた。
7月11日にリリースしたORANGE RANGENAOTOプロデュースの楽曲「太陽スキャンダラス」はオリコンウィークリーチャート2位を記録し、大ヒットとなる。
SCANDALの影響で楽器を始める女子も増えており、2011年12月に開催した第二回SCANDALコピーバンドコンテストには全国から500近いエントリー数が集まり、10代女子を中心には絶大な人気を誇っていることを証明している。
楽曲、ルックス、キャラクターなど多岐にわたって今最も注目されるガールズバンド。


そのデビューは実に鮮烈であった。「制服を着た女子高生が楽器を持って激しいロックなステージを披露」というインパクトは今も記憶に新しい。同世代の男子はもちろん、女子からも熱烈な支持を集め、彼女たちに憧れてバンドを始める女子高生も全国で急増。その人気の証拠に、2010年からは毎年「SCANDALコピーバンドコンテスト」が開かれるほどだ。

そんなSCANDALは結成から早6年、メジャーデビューからはまもなく4年を迎える。今年に入ってますます勢いに乗る4人。3月に初の日本武道館ワンマンライブを開催し、5月からは全国ツアー『SCANDAL 「LIVE IDO LIVE」 TOUR 2012』も敢行。7月にORANGE RANGENAOTOのプロデュースによる新曲「太陽スキャンダラス」を発表。さらに9月にはTRICERATOPS和田唱プロデュースによる新曲のリリースも明らかになった。

メンバーの平均年齢が21.8歳となった今、彼女たちは「制服」というアイコンを脱ぎ捨て、次のステージに向かっている。その最前線に迫った。

「シンプルなツアーだった」…ライブハウスがSCANDALの原点

 

— まずは全国ツアー『SCANDAL 「LIVE IDO LIVE」 TOUR 2012』を終えた感想をお聞かせください。

 
HARUNA:ライブハウスが久々ということもあり、原点に戻れたツアーでした。昨年一年間は「ショーを作る」ということに重点を置いた一年だったので、”音楽で人と会話する”という根本的にすごく大事な部分を再発見できたツアーでした。武道館ライブとはまた違い、お客さんの反応がダイレクトに伝わって来るし、初めて行ったところもあったのですがその地方独特の空気を感じることができて、新鮮でした。
 
MAMI:バンドの底力が試されるツアーだったなと思います。武道館のようなキラキラしたステージももちろん好きですが、ライブハウスは私たちの原点なので。インディーズの頃からお世話になっているライブハウスも回って、「あの頃が懐かしい」とメンバー同士で話していました。自分達が帰って来る場所でもありますが、お客さん達が帰って来る場所にもなるように、SCANDALのライブがお客さんのホームになればいいなと思って全国を回っていました。
 
TOMOMI:シンプルなツアーだったので、やっぱりいいなぁと思いました。武道館のライブとツアーとは別物、正反対のことをしていると思っています。エンターテイメントというか、ショーみたいなライブをしたいねと言ってどんどん味付けをしていったのが武道館のライブだったので、両方できるのは自分たちならではだなと、改めて思いました。
 
RINA:単純に楽しかったし、狭いだけあって、汗をかきだす時間帯がものすごく速いっていう…ライブがスタートしてステージに出て行った時の空気が…熱で蒸発されていってる感じって、ライブハウスに帰ってきたな~という感じがすごくして。小さい所もそこでしか味わえない楽しさがあるから、「好きやなー」と自分達の気持ちを確認することができたし、近くでパフォーマンスすることって大事やなと思いました。ホールとライブハウスを並行してやっていけるバンドになりたいと思いました。
 

— これまでのライブと比べて「成長したな」と感じることも多いのではないですか?

 
HARUNA:インディーズ時代は、ライブ後に誰かがへこんでいて楽屋の空気がどんよりしている…ということもあったのですが、自分個人の失敗や悔しさとか、誰かがミスしていたからどうこうという目線ではなく、ライブ全体の「今日はこういうメッセージで行こうね」というテーマを意識してステージに立てるようになったと思います。ライブ後の話は「あそこはこうだったね」「ここはもう少しこういうふうにした方がよかったね」という感じで、単なる反省会ではなくポジティブなものになったなと思います。あとは単純に、メンバー全員が20歳を超えて、打ち上げでお酒を飲めるということも、大人になったなぁと実感しますね。
 

「やめようと何百回思ったか」「ステージが怖い」…知られざる苦悩

 

— 結成から6年、バンドとして、個人として、様々な変化があったと思います。ここまでを振り返って、どんな心境を持っていますか?

 
HARUNA:6年間いろんなことがありすぎて…決していいことばかりではありませんでした。大きくどこで変わったかと言うとその一つ一つはすごく地味なのですが、バンドは一歩ずつ前進している中で、それぞれがいろんなことで悩んだりつまづいたりということもありました。
 

— 鮮烈なデビューの裏では苦労や悩みも少なくなかったのですね。

 
HARUNA:私の場合特にこの1年くらいいろんなことで悩んでいました。具体的には、自分のアーティストとしての方向性です。漠然とバンドというものに向き合ってきて、結成当初は「楽しければそれでよしだ」と思っていた部分が、活動していく中で意外とそうでもないと思うようになり、人に思っていることを伝えたり、人前に立って演奏するとはどういうことかと考え、悩みました。かっこよく見られたい、うまく見られたいと思えば思うほど空回りするというか…人の意見とか周囲の目を気にしてしまうことが多かったので。でもやっぱり、今回ライブハウスという原点を回ってお客さんの顔を観ているうちに、改めて「自分は音楽が好きなんだ、好きだからやってるんだ」ということに久々に気付いて、「自発的に好きだから始めた、それでいいんじゃん」という単純な結論にたどりつきました。
 

— RINAさんはどうですか?

 
RINA:私自身もこの6年間常に変わってるなって思います。私は昔から自分の嫌いな所がいっぱいあって、でもバンドをやってなかったらもっと自分に自信がなかったし、嫌いなところが多かったんだろうなって思います。バンドをやっている時の自分は好きで、ドラムを叩いている時の自分は「かっこいい」って思います。そういうものに出会えたのは大きいですね。
 

— いつ頃から自信が持てるようになったのですか?

 
RINA:3枚目のアルバム(=2011年8月発売の『BABY ACTION』)を作り終えた頃、ドラムに対してすごく気持ちが変化したなと思います。それまでは自分の音に対して客観的にかっこいいなと思えることはなかったのですが、その時は「このプレイ好きかも」って、アルバムが出来上がってから思えたんです。自分の音に「オッ、いいね!」て思えたのって本当に最近なんです。その頃はツアーを回りながら歌詞を考えたりもしていたのですが、ファンの人と会いながら何かしていると出来上がるものとか出来上がってからの感じ方が違うのかなって思いました。
 

— なるほど。正直、ドラムをやめようと思ったこともあるのですか?

 
RINA:ドラムやめようということは…やめようと何百回思ったか、っていう感じです。SCANDALのドラムは私じゃなくてもいいじゃんって思った時期もあったし、(ダンス&ボーカルスクール出身ということもあって)ライブパフォーマンスにダンスを取り入れている自分達のライブスタイルにさえ疑問を抱いたこともありました。でも、ライブのDVDを見て振り返った時にその考えは改まりました。ドラムもダンスもやって、派手なパフォーマンスをした時にお客さんがわーっと感動した顔をしているのを見た時に、自信を持てていなかった自分が恥ずかしかったと思ったのです。そこからは色んなことにチャレンジできるようになったし、普通のバンドがやらないことやロックバンドとしてタブーなことをやっちゃうかっこ良さに気付いたんですよ。
 

— それこそが醍醐味だし、ファンの支持を集めている理由の一つでもありますよね。

 
RINA:全員がかっこいいと思うものを作るなんて無理なのかもしれないですけど、愛されるか嫌われるかというところ、賛否両論なことを自信を持ってやることってすごくいいなって思ったんです。何よりも、付いてきてくれるファンがいないとステージには立てないし、ファンのみんなに会うとすごく勇気をもらえますね。
 

— MAMIさんは、この6年間を振り返ってみていかがですか?

 
MAMI:個人としてもバンドとしても、メンタルは強くなったなと思います。今までは間違えるということにすごく恐怖心があって、「間違えたらそのライブはもうおしまい」みたいな変な責任感というか固定観念があって、すぐに心が折れるバンドだったんですけど、でも、そういう所でやってるんじゃないっていうことに最近気付けるようになって。もちろんミスなくちゃんと聴いてもらえるにこしたことはありませんが、技術面だけを全てと思ってへこんでしまわず、ちゃんと伝えたいことが伝わるライブを心がければ、いいライブができると思うし。そういうことを考えているうちに心が軽くなって、最近は耐えられるようになりました。
 

— デビュー当初はステージに立つことへのプレッシャーもあったのですね。

 
MAMI:最初の頃はめちゃめちゃありましたね。バンドとしてデビューしてCDを何枚か出していても、自分達の気持ちや技術が追い付かないままポンポンと進んでしまったというのもあるし、できないことだらけだったんですけど、最近だんだんと技術面を理解できるようになって気持ちもようやく追い付いたという感じです。そこでやはり、バンドメンバーの存在は大きいものでした。メンバーの誰か一人が「かっこいいことしてるじゃん!」って思ったら、自分もそれと同じ分だけ、もしくはそれを超えるくらいやらなきゃって思うし、常にメンバー同士刺激を与えて与えられている感じはいいですね。でもそれ以上に、みんなあんまり深く考えすぎず「そんなところで悩んでるんだったら次行こう!」っていうタイプなので、それがよかったのかもしれませんね。
 

— TOMOMIさんはいかがですか?この6年間で一番成長したと感じることは何ですか?

 
TOMOMI:ライブっていうのがどういうものか分かった、ということかなと思います。最初の頃はライブをするのが怖かったんですよ。「終わった後何言われるんやろー」って。でもそれって、今思うと「ライブ」ではなく「発表会」だったんですよ。4人とも元々ダンス&ボーカルスクールに通っていたので、スクールの中でユニットを組んで発表会をするという機会が結構あって、それが自分の中に染みついていたというか…その当時は自分なりに全力でやっていたんですけど、今思うとそういう反省はあります。
 

— 「発表会だ」と気づけたのは、どんなきっかけがあったのですか?

 
TOMOMI:インディーズ時代にアメリカをツアーで回ったのですが、言葉が通じない分どうにかパフォーマンスで伝えようと思って、その時に自分達の「大きく動く」「派手に見せる」というライブスタイルの原点が見つかった気がします。そこから何回も何回もライブを重ねていって、ようやく最近、ライブに来てくれた人達に夢みたいな空間って思ってもらいたいし、何かを持って帰ってもらいたいと思えるようになりました。でも今もまだ発展途上だと思うし、何年か後に今の時期を思い出すと全然他のことを思ってるかもしれないけど、その時その時で全力でやっているつもりです。
 

制服を脱いだ今、4人が思うことは

 

— あまりに鮮烈なデビューだったこともあり、未だに「SCANDAL=制服」というイメージを持つ人も多いと思いますが、その点についてはどう考えていますか?

 
HARUNA:年齢とともにだんだん見た目も変わって来るし、制服っていうのはその当時のリアリティだったと思うので、今別にその格好をする必要は特にないし、今自分達が表現していきたいという格好をしているつもりなので、「あ、久々に見たらSCANDALちょっと変わってるな」と思うと思うんですけど、「(制服だけじゃなくて)それもいいじゃん!」と思ってもらえるようになりたいですね。
 
MAMI:SCANDALを好きになってもらう入口は何でもいいと思っています。アニメの主題歌から好きになったという人も、制服から好きになったという人もたくさんいるだろうし、でもみんなもう学校を卒業して20歳を超えて、髪型も髪の色もだいぶ変わってきているので…。例えば最新のアルバムジャケットでは着物に挑戦していますが、色んなものを着られるようになったので、もちろん制服を着られる時は着たらいいと思うのですが、それ以外の面も見せていけたらと思いますし、個人個人のちょっとしたファッションの違い、使っているアイテムやつけているものの違いなどそういう細かなところでも楽しんでもらえたらと思います。あとは、みんなが真似したくなるようなイメージも大事なのかなと思います。ライブではコスプレして来てくれるファンの子もたくさんいるので。
 

— 実際のところ、ライブ中にファンの人たちの様子は皆さんから見えているのですか?

 
RINA:すごくよく見えますね!私たちのファンの方はすごくいっぱい曲を聴いてきてくれているなって思うんですけど、一緒に歌詞を口ずさんでくれたりするんですね。歌詞は元々は4人から発信した言葉なんですけど、それがライブで自分達に言われてるかのように返ってくるあの感じというのは、見てないともったいないというか…だから自然にみんなの顔は見てますね。
 
TOMOMI:デビュー当初はリズムもあまり作れなかったので、ファンの方も乗るというよりみんな見守るような体制でしたが(笑)最近は楽しんでくれているというか、ステージ上から見ていてもすごい幸せな空間がそこにあるなぁと思います。
 

★BEEAST読者からSCANDALの4人へ質問!

事前に募集したSCANDALファンからの質問に、一つ一つ丁寧に答えていただきました。
 
 

— ギターが上手くなるいい練習方法はありますか?(高2・男・MAMIさんに憧れてギター始めました!)

 
MAMI:常に見える位置にギターを置くことですね。ギターに密着し、無意識のうちにギターを触れるようになったらもう完璧です!私も、テレビのCMに合わせて「自分だったらこうする」とちょっとした自分への課題を与えつつ、やっています。
 
HARUNA:バラードなど激しくない曲の時に、いかにギターで強弱というかリズムを作れるかが重要だと思います。人の感情と一緒で、楽しい時だけではなく悲しい時、寂しい時に自分の感情をギターで表す、と意識するとやりやすいと思います。
 
 

— 新曲「太陽スキャンダラス」のミュージックビデオ撮影で一番大変だったことは何ですか?(20歳・男・一番好きな曲は「会いたい」!)

 
MAMI:プールの上に足場を組んで撮影したのですが、水の上に立って演奏するなんて初めてだったので、ものすごい感覚でしたね。楽器を濡らしちゃいけない!と思ったら緊張するし、バランスを崩して落ちそうになったりもしたし…
 
RINA:水面で揺れながらの撮影だったので、ちょっと酔いました(笑)そして、室内プールだったのでとても暑かったです。でもプールには入れないし。汗だくになりながら撮影していました!

 

— メンバーの今年の「Enjoy 夏!!」の仕方を教えてください!(高3・女・SCANDALコピバンコンテストで二次選考まで行きました!)

 
MAMI:質問のフリがプロやな(笑)今年は夏フェスにも出る機会が多いので、その会場を目いっぱい楽しみたいなと思います。見る側と裏側と両方楽しめるのはアーティストの特権だと思うので、両方の楽しみ方をしたいと思います!
 
 

— TOMOMIちゃんはなんで指弾きにしようと思ったのか教えて?(33歳・女・中2の息子もファンです!)

 
TOMOMI:ベース始めようと思ってまず最初にレッチリ(Red Hot Chili Peppers)のDVDを観たんですよ。そこにいたのがフリー(Michael “Flea” Balzary)で、思いっきり指弾きなんで、そういうもんやなと思って、始めたんです。その後対バンをした時に他のバンドを見て初めてピック弾きもあるんやって知りました(笑)
 
 

— RINAちゃんはライブでパワフルにドラムをやっていますが、普段ジムに通ったり筋トレとかしてるの?(同上)

 
RINA:してま…せん!!私は基本、ドラムを叩いてない時はおうちで映画を観ています(笑)とにかくインドアで、ドラムにしかパワーを使ってないんですよ。バンドをやるまではスポーツ少女だったのですが、バンドにのめり込んで自分で詩や曲を書くようになってから人の書いた本や映画に興味を持つようになって、すっかりインドアになりました。

 

異種コラボで新境地開拓!?

— 新曲について教えてください。まず、7月11日発売の「太陽スキャンダラス」はORANGE RANGEのNAOTOさんによるプロデュースですね。曲ができるまでの経緯について教えてください。

 
HARUNA:これからライブやフェスが多くなると思いますが、そういう所で初めて私たちを観たという人達でも一緒に楽しめる曲を作ろうというのが起点でした。夏と言えば私たちの世代ではORANGE RANGEがすごく流行ったり自分達もカラオケで歌ったり歌詞も全部覚えていて、思わず叫びたくなるフレーズや一緒に歌いたくなるメロディが素晴らしいなと思っていて…だから、NAOTOさんに曲を作ってもらえたら自分達も刺激になるんじゃないかなと思ってお願いをしました。
 

— 最初に歌詞や曲を聴いて、どんな感想を持ちましたか?

 
HARUNA:NAOTOさんから最初に歌詞を渡された時、「僕が思ってるSCANDALはこうです」「SCANDALにも太陽を感じます」と言ってくださって、自分達が思っているSCANDALというイメージとはまた違ったSCANDALのイメージを感じることができました。
 

— そして、カップリングではユニークな挑戦をしていますね。まずは「アーモンドクラッシュ」の方から…

 
RINA:これは私とHARUNAのユニットなのですが、私が一曲メインボーカルで歌うということ自体が不思議なことなんですよね(笑)本当に、私全然歌わないので、聴いた時にファンの方は「あれ、誰のCDやろ?」って思うと思うんですね。でも、実はずっと前から「RINAに歌ってほしい」という声はあったので、今回こういうタイミングで、ちょっとふざけつつ、楽しんでもらえたらと思って作りました。
 

— 透明感のある曲調も、今までのSCANDALの楽曲とは違ったイメージで新鮮です。

 
RINA:RAMRIDERさんと一緒に作っていったんですけど、直接お会いして色々お話しした時の私のイメージや、4人のライブ映像をもとに楽曲を作ってくださいました。バンドサウンドとはかけ離れた加工された音楽になっていますが、かわいい曲ができたなと思います。
 
MAMI:RINAは前からプライベートでは全然歌えるので、「歌えばいいのに」と言っていました。この曲はHARUNARINAのギャップが対になっていて、かわいくもあり、クスッとする一面もあり、(セリフのパートは)いつも見ている二人のやり取りな感じがして、ほほえましいですね。
 

— そして、「どぼんどぼんど」ですが、こちらもまた普段のSCANDALとはガラリと変わってユニークな曲になっていますね。

 
MAMI:今回「ちぇりーじゃむ」では、スチャダラパーANIさんに楽曲を提供していただいたのですが、実はAFRAさん(ヒューマンビートボックス奏者)やロボ宙さん(ヒップホップユニット・脱線3)など色んな人が参加してくれています。初めの所はAFRAさんのヒューマンビートボックスに合わせて2人で歌っていたり、途中で私たちの謎のヒューマンビートボックスや、最後にはくだらないおしゃべりが入っていたり(笑)と遊び心がありつつ、曲自体はものすごく真剣なんですけど、やっぱりおふざけは外せないグループだなというので、入れました。
 

— どぼんどぼんどは、以前からお笑いユニットとして活動もしていましたね。今後もテレビでネタを披露するなんてことは?

 
TOMOMI:何にも計画性のないユニットなんですよ。今回も突然「2曲目を作ろう!」ってなって。元々は音楽をやるユニットじゃなかったし、今後も何かサプライズはあるかもしれませんね。本当に謎なんですよ。まぁそんなに真剣に考えてないですけどね(笑)
 
MAMI:こういうユニットができるのもSCANDALならではなんじゃないかなと思っています。初めはお笑いをやろうってことで軽い気持ちで組んだユニットなんですけど、気付いたらラップをやるユニットに変わっていて、今後も気付いたら違うことをやっているかもしれませんね。
 

— ちなみに、今後メンバーチェンジの予定とか…「こっちやってみたいな」とかはありますか?

 
HARUNA:いや、ないと思います(笑)
 

固定観念をぶち壊し、SCANDALは進化し続ける!

 

— 6年間、困難がありながらもバンドを続けてこれた理由は何ですか?

 
HARUNA:やっぱり、好きだからです。諦めようと思ったらとっくに諦めてると思うんですけど、それでも諦められなかったのは自分が音楽が好きだったからというのが一番デカいですね。
 

— 「憧れのバンド」として、SCANDALは今なお多くの中高生バンドマンから根強い支持を集めています。そうしたSCANDALに憧れる10代へのメッセージも含め、今後の目標をお聞かせください。

 
MAMI:SCANDALは一人ひとりでも活躍できるようになっていきたいと思っています。今年残り半年でできるかわかりませんが、今年下半期の目標として、個性を伸ばしていけるような半年にしたいと思います。
 
TOMOMI:ベースに関しては、ピック弾きもマスターしたいと思います。その方が幅も広がると思うので。
 
RINA:私はストックをいっぱい作りたいなと思います。歌詞もそうやし、ライブのアイデアもそうやし、曲もそうやし。どこで使えるか分からないけど4人のアイデアをいっぱい貯め込みたいなと思います。
 
HARUNA:武道館が終わってライブハウスをめぐる中で、どんどんバンドを面白くしていきたいという気持ちが強まっています。バンドだからこうしなきゃいけないという固定観念をどんどんぶち壊していけたらいいなと思っています。「SCANDAL面白いじゃん」と言ってもらえることが一番の褒め言葉なので。これからバンドを始めようと思っている人達も、難しいものと捉えずに「楽しそうだからやってみよう」「自分達にもできるかもしれない」と思ってもらえる、そういうSCANDALでありたいと思います。

約50分間のインタビューで最も印象に残ったのは、4人のバンドとしてステージに立つことへの強いこだわり、そしてファンを大切にする姿勢だ。こう書くとありきたりなことのように感じられるかもしれないが、HARUNAの力強い目線と一本芯の通った音楽観、RINAのチャーミングながら言葉の端々に垣間見えるファンへの愛情、MAMIの「バントとしての見せ方」を意識した真摯な受け答え、そしてTOMOMIの努力家で研究熱心なことが分かる、ベーシストとしてのこだわり。この4人は間違いなく、平成を代表するガールズバンドになるだろうし、「制服着た可愛らしいガールズバンド」を脱皮した今、どんな固定観念・既成概念をも打ち破る可能性を秘めているに違いない。
 
今回のインタビュー後には、TRICERATOPS和田唱プロデュースによる新曲リリースも発表された。今秋に行われるホールツアーでは、いったいどのようなステージが展開されるのか。ますます波に乗る彼女たちの次のステージを体感せずにはいられない!

SCANDALニューシングル
『太陽スキャンダラス』
2012年7月11日~発売中!


 
◆SCANDAL 公式サイト
http://www.scandal-4.com/
 
◆SCANDAL コピーバンド/ヴォーカリストコンテストvol.3
開催中!
 (~8/31まで)
詳細・応募ページはこちら
◆インフォメーション
・2012年08月10日(金)【神奈川】リビエラ逗子マリーナ特設会場
MTV ZUSHI FES 12 supported by RIVIERA
・2012年08月29日(水)【神奈川】音霊 SEA STUDIO
音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2012
 
◆2012年秋ホールツアー
・2012年10月12日(金)【和光】市民文化センター
・2012年10月20日(土)【大阪】国際会議場 グランキューブ大阪
・2012年10月21日(日)【大阪】国際会議場 グランキューブ大阪
・2012年10月24日(水)【飯田】文化会館
・2012年10月26日(金)【福岡】市民会館
・2012年10月28日(日)【東京】江戸川区民文化センター
・2012年10月31日(水)【大宮】ソニックシティ
・2012年11月03日(土)【愛知】県芸術劇場大ホール
・2012年11月04日(日)【愛知】県芸術劇場大ホール
・2012年11月06日(火)【金沢】市文化ホール
・2012年11月10日(土)【広島】上野学園ホール
・2012年11月16日(金)【札幌】Zepp Sapporo
・2012年11月18日(日)【仙台】イズミティ21
・2012年11月20日(火)【新潟】市民芸術文化会館
・2012年11月22日(木)【中野】サンプラザ
★読者プレゼント★
SCANDALのサイン入りピックを、抽選で1名様にプレゼント!(9/3締切)
 

 
 
 
 
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