演奏

lead_wauaz

TEXT:藤田麗子 PHOTO:Kim Ji Hyun
☆EARTH MATES KOREA TOUR PROJECT☆
Walking After U(Korea)× AZAZEL (Japan)
2016.4.22@ソウル・弘大(ホンデ)LIVE WIRE
“韓国最強ガールズ・バンド” Walking After Uが4月22日~24日の3日間、日本のガールズ・バンドAZAZELを迎えて、韓国3都市で2マンツアーを敢行した。初日のソウル公演の模様をお届けする。

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AZAZEL
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今回の2マンツアーは、Walking After Uが世界のアーティストと国境を超えた共演を果たすというプロジェクト「EARTH MATES KOREA TOUR PROJECT」の第1弾だ。最初のゲストとしてやってきたのは、Walking After Uが惚れ込んだ日本のガールズ・バンドで、大親友でもあるAZAZELの4人。フロアに「EARTH MATES WAU★AZAZEL」という横断幕が掲げられると、AZAZELのメンバーたちは「キャ~~ッ!」と悲鳴を上げて大喜び。「ありがとう!」と早くも目を潤ませながらステージに上がった。
 
「アンニョンハセヨ~!AZAZELです! みんな一緒に楽しんで行きましょ~!」とボーカルのMIYABIが元気よく客席に声をかけ、AZAZELのステージが始まった。1曲目の「Spica」から韓国の観客も応援の掛け声を上げて一緒に盛り上がり、「Go ahead!」のイントロのベースソロでは歓声が起こった。
 
最初のMCでは、まずMIYABIが「ポゴシポッソヨ~(会いたかったです)」と韓国語でキュートに挨拶。「韓国語が全然話せないんだけど、大丈夫かな?」と断りつつ、「いちばん言いたかったのは“ポゴシポッソヨ(会いたかった)”ね。チャル プタッカムニダ(よろしくお願いします)」と韓国語を交えながら話すと、大きな拍手が起こった。続いて、「旗を見て最初から泣きそうになっちゃったよ」と明かし、「今日は集まってくれて本当にありがとうございます。Walking After Uのみんなが誘ってくれたから、ここに来ています。とても感謝しています。どうもありがとう。カムサハムニダ!」と大きな感謝の気持ちを伝えた。
 
続いての「Shadow Town」では観客が一緒にジャンプし、踊りながら曲を楽しんだ。「楽しんでる? って韓国語でなんていうのかな?」とMIYABIがつぶやくと、日本語のわかる観客が周囲に通訳するなど、会場内が一体になっていく。「ノリノリだからとっても楽しいよ。ありがとう。韓国にはガールズ・バンドが少ないって聞いて、私たちみたいなのが来ても大丈夫なのかなと思ったりもしたけど……大丈夫だね~!!」と笑顔を見せた。

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当日の昼、Warlking After Uと共に韓国のラジオ番組にも出演したAZAZEL。その中でも演奏したGreen Day の「American Idiot」を7曲目に披露し、いっそう会場を盛り上げていく。そして、もう1曲続けて演奏されたカバー曲は、なんと「Burn」。Warlking After Uの代表曲を韓国語のままカバーし、「すごーい!」と日本語で歓声が上がった。Warlking After Uのメンバーたちも客席から見守る中、見事なカバーを終えたAZAZELは「緊張したぁ~~~! ドキドキした!」と告白。「Warlking After Uのファンのみなさん、大丈夫でした? ケンチャナヨ?」というメンバーからの問いかけに、会場のあちこちから「ケンチャナヨ~!!」と声が上がった。
 
最後は、MIYABIが「旗が目に入るたびにウルウルする、本当にありがとう。韓国チェゴ~(最高)!」とコメントし、「みんなと出会えたことは奇跡だと思うので、思いっきり暴れて楽しい思い出を作っていきたい」と残りの3曲を全力で演奏。拍手と歓声に包まれながら、「ト、マンナヨ~~(また会いましょう~!)」という言葉とともに約1時間にわたるステージを締めくくった。
◆Setlist
M01. Spica
M02. Howling
M03. Go ahead!
M04. Revive
M05. Shadow Town
M06. Untamed Heart
M07. American Idiot(Green Day cover)
M08. Burn(Walking After U cover)
M09. DRAW
M10. EGOIST
M11. Helix

 
◆Live Information
・2016年07月13日(水)【東 京】新宿wildsidetokyo
・2016年07月29日(金)【東 京】目黒鹿鳴館
・2016年08月04日(木)【東 京】四谷Outbreak
・2016年08月08日(月)【神奈川】川崎CLUB CITTA’
・2016年08月12日(金)【東 京】新宿wildsidetokyo
・2016年08月20日(土)【東 京】上野音横丁
・2016年09月03日(土)【東 京】新宿SCIENCE
◆AZAZEL
MIYABI(Vocals)
空也(Guitar)
yuri(Bass)
Mayo(Drums)
 
◆Official Website
http://azazel.jp/
 
 

 
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Walking After U
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続いて、韓国を代表する気鋭のガールズ・バンド、Walking After Uのステージがスタート。幕が上がると、ギター&ボーカルのペク・ヘイン(以下ヘイン)がペットボトルの水を口に含んだ水を霧のように吹き出しながら振り返り、客席に「前に出てきて!」と声をかける。
 
昨年末、ギターのソン・ジア(以下ジア)の休養に伴って、22歳のベーシスト、チョ・ミニョン(以下ミニョン)が新たに加入。これまでベース&ボーカルだったヘインがギター&ヴォーカルを担当することになった。今年3月には、韓国で通算2枚目となるミニ・アルバム『RUNNING WILD』をリリース。ジア復帰後はツインギターの5人編成バンドとして、よりパワフルな活動を行う予定だ。
 
この日は「Fact」で幕を開けて一気に会場を熱く盛り上げ、「Wish(바래)」では切なくも力強い歌声を披露。さらに、2ndミニ・アルバム『RUNNING WILD』収録曲の「Incubus」をエネルギッシュに演奏した後、
ヘインはアドリブでギターを弾きながら「声をあげて真似してみて!」と客席をあおる。

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続けて、ドラムのイントロが始まり、「ミニ・アルバムから、みなさんに気に入っていただけそうな曲をご用意しました」と収録曲を連続で披露。「ちゃんとついてこれる?」と念を押しつつ、英語で“思春期”を意味する「Adolescence」がスタート。「ララ、ララララララ~」のフレーズに合わせて、ファンたちが手を左右に振って盛り上げた。
 
MCで「今日は、私たちが日本のバンドと初めて一緒にライヴをしました」と語り始めたヘイン。日本語で「AZAZEL、今日はどうでしたか?」と質問すると、フロアにいたAZAZELのメンバーから「チェゴ(最高)~!!」と韓国語で答えが返ってきた。
 
「みなさんに来ていただけて、これからもいい公演を準備することができそうです。みなさんに心から感謝します」と告げたあと、「新メンバーが入りました! 拍手!」とヘインがベーシストのミニョンを紹介。「いまの気持ちをベースで表現してみて!」と促され、ミニョンのソロ演奏が披露された。
 
その後はキーボードで「Secret」のイントロが始まり、「Eye(Can’t Stop Staring)」、「Blind」までのおなじみの3曲を一気に演奏。続いて、ドラムスのアッチャンがMCを担当し、AZAZELについて「私たちが日本にライヴに行ったとき、言葉も何もわからないときに、そばで助けてくれたいい友達です」と紹介した。

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「お知らせがたくさんあるから、メモをしてきた」と紙を見ながら、全5曲入りのミニ・アルバム『RUNNING WILD』のリリースや物販について報告を終えると、「乾杯しましょう。私たち、飲みたいんです(笑)」。「こういうライヴを今後も3か月に1回ぐらいのペースでやっていきたい」と目標を語り、「日本から来てくれて本当にありがとう」とAZAZELに改めて感謝を告げた。会場全員で乾杯を交わした後は、先ほどAZAZELがカバーを披露した「Burn」のイントロがスタート! 合唱が起こり、再び会場がひとつになった。
 
「最後の曲!(日本語で)次の曲は最後の曲です!」というヘインの紹介で、ラストスパート「Runaway」に突入。この日のステージがすべて終了し、「また会いましょう。おかげで幸せな時間を過ごせました。ありがとう」とWalking After Uはステージを去っていった。
 
翌23日は光州、24日は釜山と韓国の地方公演を無事に終えた“EARTH MATES”のWalking After UAZAZEL。今回の2マンツアーによって、日韓のガールズ・バンドとファンの絆はいっそう深まったはずだ。音楽で人と世界をつなぐEARTH MATES KOREA TOUR PROJECT、今後のイベントにも期待したい。
◆Setlist
M01. Fact
M02. Karma
M03. Wish(바래)
M04. Incubus
M05. Adolescence
M06. Secret
M07. Eye(Can’t Stop Staring/자꾸 눈이가)
M08. Blind
M09. Burn
M10. Runaway

 
◆Walking After U
ペク・ヘイン(Vocals & Guitar)
チョ・ミニョン(Bass)
キム・ソニ(Keyboards)
アッチャン(Drums)
 
◆Official Japanese Website
http://www.bandwalkingafteru.com/
 

 

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【レポート】Walking After U ソウル・ワンマン・ライヴ
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