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TEXT:藤田麗子 PHOTO:Lee Jun Yong
![]() 日本からはGacharic SpinとHysteric Lolitaの2組。韓国からは StorySeller、Waking After U、A-FATI (Amor Fati)の3組が参加。 さらに、スペシャルゲストとして、唯一の男性バンドMonkeyBeatzがオープニング・アクトを務める豪華イベントとなった。 ![]() MonkeyBeatz ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
16:30を過ぎた頃、スペシャルゲストのMonkeyBeatzが登場。彼らは、1999年の第1回目の『FUJI ROCK FESTIVAL』にも出演したDr.Core911のラッパー、ジルを中心に結成された5人組だ。エレクトロニクスとバンドサウンドを融合したハイブリッド・ロックで会場を温め、MCでは日本バンドのGacharic SpinとHysteric Lolitaについて、「若いのに、とても礼儀正しくて演奏も上手な方々です。どうぞご期待ください!」と韓国人のオーディエンスに向けて紹介した。
◆MonkeyBeatz
ジル(Rap & Vocals) チョリ(Guitar) HYM(Bass) キュビクス(DJ) JD(Drums) ◆Facebook Page
https://www.facebook.com/bandmonkeybeatz/ ◆Setlist M01. Here comes M02. Bring up M03. GoGo M04. 놀병(Party Animal) M05. Like a star
![]() A-FATI (Amor Fati)
ガールズバンドのトップバッターは、2014年にデビューした韓国のA-FATI (Amor Fati)。セクシーなミニスカートやホットパンツの衣装から、一見するとK-POPアイドルグループのような印象を受けるが、歌唱力はもちろん楽器演奏もかなりの実力を誇る本格派ロックバンド。韓国でもバンド形式のガールズグループが注目を浴びるようになってきた中、今後が期待される4人組だ。この日は、インターネット・ドラマ『最高の未来』の挿入歌となった「I’ll Be On Your Side」などを披露。“クールビューティー”のジユン
◆A-FATI (Amor Fati)
ジユン(Vocals) マクシ(Guitar) ヒョイ(Bass) イェジン(Drums) ◆Facebook Page
https://www.facebook.com/bandAFAF/ ◆Setlist M01. Say The Word M02. Y M03. I’ll Be On Your Side M04. STFU M05. Another Chance
![]() Waking After U
2番目に登場したのは、日本でも2015年9月にCDデビューを果たし、アジア各国でライブを行っている注目のカリスマ・ガールズロックバンド、Walking After U。幕が上がると、ペットボトルを持ったペク・ヘインが口から水しぶきを飛ばしながら振り返り、会場を一気に熱くした。3曲を熱唱した後、「Eye(Can’t Stop Staring/자꾸 눈이가)」のイントロでアッチャンのドラムに合わせてフェイクを入れながら、「まだまだ声が小さいですね……! モウイッカイ!」とフロアを煽るヘイン。「遊びに来たんでしょ? 家に帰ってから後悔しないように、最後まで遊んでくれますよね?」と呼びかけ、ステージをフルに使ったパワフルなパフォーマンスで観客を圧倒した。
◆Walking After U
ペク・ヘイン(Vocals & Bass) ソン・ジア(Guitar) キム・ソニ(Keyboards) アッチャン(Drums) ◆Official Japanese Website
http://www.bandwalkingafteru.com/ ◆Setlist M01. Burn M02. Runaway M03. P.O.T(Potion Of Time) M04. Eye(Can’t Stop Staring/자꾸 눈이가) M05. Blind
![]() ■Hysteric Lolita
続いては、フランスやイギリス、台湾でもライヴを成功させたHysteric Lolitaが登場。「日本から来たHysteric Lolitaです~!」というRaniの韓国語の挨拶とともに、1曲目の「Dual Anima」がスタートすると、ヒスロリTシャツを着たファンたちが一気にステージへと押し寄せる。その後もRaniが「韓国公演を楽しみにしていました。最後までベストを尽くしてがんばります!」と再び韓国語で長いMCに挑戦し、大きな歓声を浴びた。この日、Hysteric Lolitaは2014年にリリースされたデビュー曲「絶望のスパイラル」他、全6曲を披露。日本のファッションリーダー5人が髪をなびかせ、拳を突き上げながら繰り広げる華麗なステージに、会場中が魅了された。
◆Hysteric Lolita
Rani(Vocals) Noa(Guitar) Basil(Bass) Layra(Keyboards) misaT(Drums) ◆Official Website
http://www.hystericlolita.jp/ ◆Setlist M01. Dual Anima M02. HYSTERIC M03. 誓 M04. 絶望のスパイラル M05. DISTRESS M06. REAL
![]() ■StorySeller
次に登場したStory Sellerは、2004年から活動している4人編成のガールズロックバンド。パワフルな演奏とビンナの伸びやかで憂いある歌声が魅力だ。Bloody Cookieという名でデビューし、幾度かのメンバーチェンジを経て2008年にグループ名を改称。この日はヴォーカルのビンナが新加入のギタリスト、ソフィアを改めて紹介した。23歳のソフィアはあどけなさの残る外見とは裏腹に安定したギターテクニックを披露し、観客を驚かせた。代表曲「18区域」他、全5曲を熱唱したビンナは「最後まで楽しんでください。私も楽しみます!」と宣言し、トリを務めるGacharic Spinへと熱気のバトンをつないだ。
◆StorySeller
ビンナ(Vocals) ソフィア(Guitar) ホバク(Bass) ジヘ(Drums) ◆Official Website
http://www.storyseller.co.kr/ ◆Setlist M01. 몬스터(Monster) M02. 절대적 착시(絶対的錯視) M03. 슈퍼걸(Super Girl) M04. 뱉어(吐き出せ) M05. 어젯밤 그냥(昨晩は別に) M06. 18구역(18区域)
![]() Gacharic Spin
前日に同じ会場でワンマン・ライヴ『2015 Gacharic Spin Live in KOREA Vol.2』を行ったGacharic Spin。貴重な韓国公演を見逃すまいと2夜連続で参戦したファンも少なくなかったようだ。ガチャガチャダンサーズの2人を筆頭に次々とメンバーが現れると、観客の期待は最高潮を迎えた。「MUSIC BATTLER」「爆弾娘(ボンバーガール)」を披露した後、はなは「今日はこのような素敵なイベントに出演できて、本当にうれしいです。みなさん、楽しんでいってください!」と日本語と流暢な韓国語を織り交ぜて挨拶。続いて、「雪泣く~setsunaku~メロディー」を韓国語ヴァージョンで歌うことが明かされると、大歓声が巻き起こった。
おそろいのTシャツを着てペンライトを振り、一糸乱れぬダンスをする日本人ファンに最初は驚いた様子の韓国オーディエンスも見られたが、しだいにノリノリで振付をマネる人が続出。アンコールの「WINNER」では、一曲を通して休まず腿上げを続けるガチャガチャダンサーズとファンにならい、Waking After UのメンバーやStory Sellerのビンナもフロアで全力疾走!まいとねんねがステージ上のゴールテープを切った瞬間、会場中が大きな歓声と達成感に包まれた。日韓6バンドとファンたちがひとつになり、国境を越えて盛り上がる熱い一夜となった『ASIA Girl’s Rock Fes-KOREA VS JAPAN』。約4時間にわたる長丁場のイベントは大盛況で幕を閉じ、物販コーナーではCDやグッズを買い求めるファンたちが長蛇の列を作っていた。
◆Gacharic Spin
はな(Vocals & Drums) TOMO-ZO(Guitar) F チョッパー KOGA(Bass) オレオレオナ(Keyboards) 1号 まい(Performer) 3号 ねんね(Performer) ◆Official Website
http://gacharicspin.com/ ◆Setlist M01. MUSIC BATTLER M02. 爆弾娘(ボンバーガール) M03. 雪泣く~setsunaku~メロディー M04. 夢喰いザメ M05. 赤裸ライアー M06. ダンガンビート M07. WINNER(encore)
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