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TEXT:鈴木亮介 PHOTO:矢沢隆則
◆セットリスト
M01. Dear Juliet M02. glitter M03. おやすみ M04. to you M05. Thank you ◆和泉まみ 公式サイト http://izumi-mami.com/
◆インフォメーション
・2015年03月25日(水)【東新宿】真昼の月、夜の太陽 ・2015年04月11日(土)【川 崎】セルビアンナイト ※自主企画ライブ ・2015年04月17日(金)【西新宿】ナビカフェ ・2015年04月25日(土)【川 崎】セルビアンナイト ・2015年04月28日(火)【西新宿】ナビカフェ かわさきFM(79.1MHz)にてパーソナリティー決定! 番組名「まみ夢メモRADIO」 毎月第2金曜日 18:00~18:30生放送
![]() ![]() ![]() ![]() 午後7時、軽快なドラムとキーボードが宴の始まりを告げる。バックバンドを従えて登場した井上苑子は、髪をストレートに下ろし制服スカートにベージュのカーディガンといういでたち。ここ代官山なら一瞬で雑踏に消えてしまいそうな女子高生アイコンだが、一つだけ違うのはFenderのMODERN PLAYER MUSTANGを提げていること。そして1曲目「線香花火」を歌い始めた瞬間、どこにでもいそうな女子高生は世界に一人しかいない井上苑子になる。 柳沢亮太(SUPER BEAVER)が作詞・作曲・プロデュースしたこの「線香花火」は、まさに今の井上苑子の等身大を表現した爽やかなナンバー。その笑顔とシンクロするように、ギターがポップな音色を奏でる。続く2曲目「グッデイ」はさらにテンポが速まって、観客も全力で縦ノリ!柴山慧(soulkids)の手がけたこのロックナンバーも10代の衝動、疾走感がギュッと詰まっている。 MCになると、関西弁の不意打ちに心を奪われた。高校のテストが終わったばかりということで「日本史がめちゃ良かった!83点、良くない?」と、休み時間の教室のトーンで早口に喋り、観客も合いの手や拍手で応じる。楽曲の甘酸っぱさといい、この一瞬で青春時代にタイムスリップできるライブの楽しさが、世代を超えて井上苑子が愛される理由の一つだろう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「次皆さん、声出していただけますか?」…3曲目「Say My Name」に入る前に、サビの合唱部分を練習。「せーの!」井上苑子が指揮し、前方にいる観客一人ひとりにマイクを向けるなど完全にフロアの空気を支配したところで、演奏スタート。歌に入った途端、ちょっぴり切なくアンニュイな歌声にガラッと変わると、またこちらもドキッとさせられる。井上苑子自ら作詞を手がけたこの曲、情景描写が冒頭Aメロにしか出てこないのだが、歌声のトーンと、しっとりとしたベースとドラム、隙間をオシャレに飾るギターとキーボードが終始そのイメージを崩さず、巧みに表現していて面白い。 続く4曲目はピアノが存在感を示す「Fly Away」。全編にわたり英詞の、ハードなピアノロック。井上苑子は序盤の曲からグッと大人びた表情を見せる。MCをはさんでエレキからアコギに持ち変えると、5曲目はしっとりとしたバラードナンバー「赤いマフラー」。井上苑子の武器は、表情と声をシンクロさせた表現力の豊かさだ。「制服」「等身大」というのも、女優で言うところの一役柄に過ぎないのだろうと思わせるくらい、広がりと深みがある。(後日知ったのだが…今夏公開の映画『私たちのハァハァ』で主演を務めているという彼女。その演技にも注目したい。) 終盤は青春疾走、直球ロックな「ハレトケ」で観客との一体感を見せると、最後はギターを置き、スカ調の「Stay with Me」で観客を踊らす。井上苑子自らもステージを飛び降り、フロアに飛び込んで観客と一つになって熱狂!楽しすぎるという以外に言葉が要らないステージ。井上苑子17歳、ここからまだまだ進化していくのかと思うと、末恐ろしい。 ![]() ![]() ![]() ![]()
◆セットリスト
M01. 線香花火 M02. グッデイ M03. Say My Name M04. Fly Away M05. 赤いマフラー M06. ハレトケ M07. Stay with Me ◆井上苑子 公式サイト http://www.inoue-sonoko.com/
◆インフォメーション
・2015年03月29日(日)【渋 谷】TSUTAYA O-EAST ・2015年03月30日(月)【赤 坂】BLITZ ・2015年04月01日(水)【渋 谷】eggman ※自主企画 ・2015年04月12日(日)【中 野】つばさレコーズ中野スタジオ ※無料スタジオライブ ・2015年04月19日(日)【八王子】日本工学院八王子専門学校 ・2015年04月29日(水)【神 戸】COMIN’KOBE’15
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 続いて登場するのはChelsy。MIO(Guitar & Vocal)、SHIZUKA(Bass & Chorus)、AMI(Drums & Chorus)、そしてサポートギターのひぐちけい(Guitar)の4人は真っ白な衣装で登場。一気にステージが華やかになる。 1曲目「SistAr」、2曲目「Please Please Me」と、序盤は重低音が心地よいロックナンバーが続く。SHIZUKAが作詞・作曲した「Please Please Me」はインディーズ時代のミニアルバム『I’LL BE ON MY WAY』に収録された爽快ロック。フロアの熱気も一段と増していく。 この日の3マンライブを心待ちにしていたというChelsy。「盛り上がりすぎてもう(衣装の)ツノが取れちゃった」(SHIZUKA)と話すと、3曲目は新曲「Restart」を披露。16ビートの爽快なサウンドにMIOの歌も親近感を覚える。こうした日常に寄り添う優しいメロディと、流行りだけにとらわれない王道のロックサウンドが世代を超えてリスナーを虜にする要因だ。 「恋をすると世界が変わって見えて…」そんな語りから、4曲目は切ないバラードナンバー「I will」。MIOのアコギに加えてひぐちけいのエレキギターが”哀愁”を表現。緩急あるラインナップで観客の心をグッとつかむ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() MCではAMIが「私たちChelsy、12月にちょっと、アメリカのほうでライブをすることが決定しまして…」トーンを変えることなくさらっと発表する。本来なら重大発表として仰々しく明かしても良いようなビッグニュースだが、「そんな身分じゃないんで…」と謙遜しつつ、12月までにさらに進化していきたいと思いを語る。こうした気さくなMCは、同世代はもちろん彼女たちの親世代であろうファンたちも笑顔にさせてくれる。 アメリカと言えば英語ということで「私たちもイングリッシュを勉…スタディしようと」というAMIのたどたどしいMCにSHIZUKAがすかさず突っ込みを入れ、さらにはMIOの流暢な英語の発音も聞けたところで、ライブは後半戦。ドラムとベースも軽快にホップする「オルガン」、インディーズ時代からの代表曲の一つ「My Way」と、爽快な曲が続き、観客も手拍子に歓声にと一体となって盛り上がりを見せる。 Chelsyの観客を引っ張っていく力、牽引力はすごい。メリハリがあるので決して予定調和にはならないが、楽しさとともに安心感がある。終盤に最新シングル「YES」を投入。ライブならではのツインギターで重厚感が心地よいが、MIOのボーカルの高音もいっそう綺麗に聴こえる。 最後はシャープなロックナンバー「escape」。リードギターのクールなフレーズがビシビシ突き刺さる。間奏ではベースのタッピングにドラムの高速連打にと、3人それぞれの見せ場を作る。”したたかさ”と”しなやかさ”の鮮やかなコントラスト。Chelsyは少しも熱を冷ますことなく疾走していった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◆セットリスト
M01. SistAr M02. Please Please Me M03. Restart M04. I will M05. Organ M06. My Way M07. YES M08. escape ◆Chelsy 公式サイト http://honeybeestudio.jp/chelsy/ ◆Chelsy 公式Facebookページ https://www.facebook.com/chelsy.international
◆インフォメーション
Chelsy 2ndシングル 「YES/Good-bye girl」 ・2014年12月03日(水)~発売中 Chelsyワンマンライブ ・2015年04月05日(日)【渋谷】TSUTAYA O-WEST 時間:open 17:30 / start 18:00 料金:3,000円(税込/D代別)
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この日のトリを飾るのはDraft King。ステージ上にはマスコットのドラキリンもスタンバイし、準備OK。 NOHANA(Bass)、SHIHO(Drums)、erica(Vocal)、MAO(Guitar)が登場するたびに、待ちきれない観客から歓声が起こる。 満を持して臨む1曲目は、ギターのガレージっぽいギターリフから始まる「エレクトリック」。「Everybody, clap your hands!!」ericaがリードし、1曲目から早くも盛り上がりは最高潮。続く「Hey My Love」もアップテンポなナンバー。サビのノリやすさも去ることながら、曲の随所にギター、ベース、ドラムの”こだわり”が散りばめられていて、体を揺らしながらも「ああこの音いい!」と多幸感に浸れる。 「みんな熱い?嘘。本当?まだまだ足りないでしょ?」「まだまだこれからですよ、よろしくね」ericaの話し方はどこか小悪魔的だ。「もっともっと感じて、思うままに楽しんでください」とerica。この言葉にこそDraft Kingのライブの真髄がある。みんなで同じように動く…とか、曲を知らないとノレない…といったことが一切なく、各々が感じたままに楽しめるライブ。正解が一つじゃないのは音にパフォーマンスに深みがある証拠だ。 3曲目はダンサブルな「罪と罰」。NOHANAとericaの体の揺れが完全にシンクロし、ほろ酔いな心地よさがフロアに充満する。一方、MAOは職人の佇まい。動きが少ないが、しっかりと自分の世界を作り、そしてクールなリフを決めてくる。続く4曲目「満月」はバラードナンバー。SHIHOのコーラスも心地よい。序盤3曲の「動」に対して「静」でもその表現力は劣ることなく、観客を飽きさせない。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 5曲目「真夜中メリーゴーランド」では再び観客を躍らせるべく、ジャンプを促す。スローバラードの「満月」で体の緊張が完全にほぐれたからか、観客のジャンプもとても滑らかで自然体。間奏のソロ回しも圧巻。NOHANAがベースを抱き寄せるシーンでは鳥肌さえ立つ。 ちょうどこのライブが行われている裏でバラエティ番組「モニタリング」に出演していたというDraft King。活躍の場がさらに広がっていることを報告すると、「みんなの背中をDraft King流に押したい」という思いをこめて、6曲目「贈る言葉」を披露。楽しさ全開、パンキッシュな「贈る言葉」に歓喜! そんな中、非情なまでに時間は速く過ぎる。本編ラストは4つ打ちアップテンポの「アブラカタブラ」。「自分なりに楽しめ~!」ericaが叫ぶと観客もタオルをぶんぶん振り回して応える。元気いっぱい跳ね回り、あっという間に演奏が終了。 やまないアンコールの声に、メンバー再登場。「アンコールで呼んだからにはお前ら全力で最後までかかってこれるんだろうね?」SHIHOがワイルドに盛り上げ、ステージもフロアも士気がが高まってきたところで、最後は狂乱必至の「誓いの歌」。スカっぽいAメロから拳を高々と挙げるサビまで、Draft Kingの歴史がギュッと詰まったかのようなライブ定番曲。ここで心地良く汗を流したならば、こう誓わずにはいられないだろう。「またライブで会いましょう!」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◆セットリスト
M01. エレクトリック M02. Hey My Love M03. 罪と罰 M04. 満月 M05. 真夜中メリーゴーランド M06. 贈る言葉 M07. アブラカタブラ -encore- E01. 誓いの歌 ◆Draft King 公式HP http://draftking.info/ ◆Draft King オフィシャルfacebookページ https://www.facebook.com/DraftKing.official
◆インフォメーション
Draft King 2ndシングル「贈る言葉」 ・2015年03月04日(水)発売 「Draft King TOWER RECORDS INSTORE tour 2015 ~ドラキリンと共に、贈る言葉を全国に届けます~」 全国各地で開催中 http://draftking.info/live/
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