演奏

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TEXT:河南太郎 PHOTO:矢沢隆則

Photo本誌特集BEEAST太鼓判シリーズ第26弾アーティスト『Draft King』でご紹介した、ガールズバンド、Draft Kingの自身2度目となるワンマンライブ「Draft King Oneman LIVE~2nd mission to the DK~at SHIBUYA CLUB QUATTRO」が、2014年3月28日に渋谷CLUB QUATTOROにて開催された。
 
前回の1stワンマンライブの会場と比べると大幅に収容人数が多い、渋谷クアトロでの開催。キャパシティの拡大は、すなわちDraft Kingの”急成長”の証。本誌インタビューでもメンバーが意気込みを語っていたように、初ワンマンと比べていっそう熱いステージになることは間違いない。
 
開場時刻の18時を回ると、今か今かと待ちわびていたオーディエンスが我先にとフロア中央に集まってくる。最高のライブを迎える準備は整った。
 
◆メンバー:
NOHANA(Bass)、SHIHO(Drums)、erica(Vocal)、MAO(Guitar)

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19時、いよいよライブが幕を開ける。2回目のワンマンライブ、その1曲目はいったいどの曲から始まるのか…期待の高まる中、演奏スタート。一発目に持ってきた曲はクールなナンバー「Surf N Sun」!スタートから一気にテンションは最高潮なのではないか!?と思わせるくらい会場の温度が急上昇。ericaのキュートな動きに合わせて、オーディエンスも激しく体を動かす。
 
続いて2曲目は大都会の中心・渋谷CLUB QUATTROにぴったりな「シティーボーイの憂鬱」。赤いスポットライトを浴びながら、力強いサウンドを響かせる。
 
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MCで、今日のワンマンライブを最高に楽しみにしていたと語るerica。その表情は嬉々としている。続いて3曲目は「罪と罰」。詩やメロディの可愛らしさの中にもしっかりとロックの魂を感じさせる、Draft Kingらしいサウンド。楽器の音と歌声が交わり、会場を熱く厚く包み込む。
 
序盤は次々と曲を披露。「Heaven’s Sky」、「ice cream」に続く6曲目「bombs away」は、今までの曲とは違うスローテンポの楽曲。激しいロックな一面とはまた違った魅力的な一面を見せたかと思うと、7曲目はロックサウンドがかっこいい「Tell me how to say I’m sorry」。ライブハウスの閉塞感、エモーショナルな空気感にぴったりな曲である。
 
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MCを挟み8曲目は「満月」。ericaが上京して感じた思いを表現したというこの曲。「本当の自分は理解されない」という、誰しもが心のどこかに秘める思い。夢を叶えるために自分を「見せる/魅せる」努力を続けるericaの心の中での葛藤に、強く共感する。
 
その「満月」では、腹の底から出てくるボーカルが迫力満点。静かなる慟哭をロックに乗せて表現している。そして、9曲目の「This is Me」は自分の弱いところをさらけ出すという、「満月」と呼応したテーマになっている。グッと音の厚みを感じるプレイにオーディエンスも酔いしれる。
 
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中盤のMCでは、CLUB QUATTROという大きな開場でのワンマンライブが実現したことについて、メンバー4人がそれぞれ熱い想いを語る。中でもSHIHOがひときわテンション高く、心底からライブを楽しんでいる様子がとても印象的。
 
10曲目の「ROCK YOU!!」はDraft Kingらしいガーリーなサウンドで、楽しい雰囲気が会場にあふれていく。続く「I’m Serious」は激しさサウンドの中にも華やかさがある曲で、会場全体が一体となって盛り上がる。そして「Love you」、「愛が止まらない」と2曲続けて披露。ボルテージは最高潮だ。
 
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14曲目、Draft Kingのキラーチューンになっている「真夜中メリーゴーランド」のイントロが流れると、ひときわ大きな歓声が。オーディエンスが待っていました!とばかりにクルクルとタオルを回す。オーディエンスの力を授かって、ライブ毎に成長している曲なのだろう。
 
そんな、Draft Kingの成長を象徴するような曲、「真夜中のメリーゴーランド」の勢いをそのままに「Hey My Love」に突入。オーディエンスと一緒に掛け合いをする。MAOのギターの音が心地よい。そしていよいよ最後の曲は、キュートでポップな曲調が特長の「誓いの歌」。ガーリーな歌声にアンマッチなゴリゴリのロックサウンドがオーディエンスの耳に届く。ここまで16曲をしっかりと演奏して、メンバーはステージから消えていく。
 
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すぐさま鳴り響くアンコール。ステージ照明が明るくなり、アンコールに応えたDraft Kingが再登場!バンドTシャツに着替えた4人、その表情は一様に晴れやかだ。
 
MCではNOHANAが前身のバンド、ステレオポニー解散からDraft Kingの結成を経て、今日に至るまでの活動を振り返り、そこで感じていた不安な思い、熱い気持ちを率直に語る。奇しくもステレオポニーの初ワンマンライブもここ渋谷CLUB QUATTROでの開催。当時のことも色々思い出したのだという。
 
アンコール最初の曲は「マボロシ」。NOHANAの熱いMCの直後だったこともあり、音と音との間こめられた彼女たちの思いが、身体中に染み渡る。明るい曲調で、会場はいっそうのお祭りムードに。ここにいる全員が、Draft Kingを楽しんでいる。

そして、名残惜しくも最後の曲になったのが「アブラカタブラ」。先日ミュージックビデオも公開され、今Draft Kingの楽曲の中ではもっともホットな曲の一つだろう。ステージ上で4人から放たれる音と声とパワーとが、まっすぐにフロアに飛んでくる。MV同様、会場に広がる楽しい空気感。ライブだからこそ感じることができるこの空気感はたまらない。この最後の演奏が今宵一番盛り上がったことは言うまでもないだろう。
 
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無事に幕を下ろしたDraft Kingの2ndワンマンライブ。彼女たちは前回以上に進化を遂げた。楽曲、パフォーマンスのレベルはもはやここCLUB QUATTOROの規模でも収まりきらないほどのスケールに成長している。シンプルに「楽しい!」という一言が出るライブ。その楽しい空間をもっと共感したいと思えた。
 
彼女たちはもっともっと大きなステージにオーディエンスを連れて行ってくれることだろう。要チェックアーティストの筆頭格として私はDraft Kingを挙げたい。
 

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◆セットリスト
M01. Surf N Sun
M02. シティーボーイの憂鬱
M03. 罪と罰
M04. Heaven’s Sky
M05. ice cream
M06. bombs away
M07. Tell me how to say I’m sorry
M08. 満月
M09. This is Me
M10. ROCK YOU!!
M11. I’m Serious
M12. Love you
M13. 愛が止まらない
M14. 真夜中メリーゴーランド
M15. Hey My Love
M16. 誓いの歌
-encore-
M17. マボロシ
M18. アブラカタブラ
◆Draft King 公式サイト
http://draftking.info/
◆Draft King オフィシャルfacebookページ
https://www.facebook.com/DraftKing.official
 
◆インフォメーション
「 Just Say u.r.? 」レコ発TOUR
~あなたの思い通りにならないわ 2014~

・2014年04月18日(金)【下北沢】ReG
・2014年04月19日(土)【名古屋】MID
・2014年04月21日(月)【大 阪】LIVE HOUSE D’
・2014年04月25日(金)【博 多】Queblick
・2014年04月27日(日)【小 倉】FUSE
・2014年04月28日(月)【広 島】ナミキジャンクション
・2014年05月01日(木)【代官山】LOOP
・2014年05月23日(金)【渋 谷】eggman
 
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◆関連記事
【特集】BEEAST太鼓判シリーズ第26弾アーティスト『Draft King』
http://www.beeast69.com/feature/100038
【PHOTOレポ】Draft King「1st mission to the DK」
http://www.beeast69.com/report/82983


 
 
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