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TEXT:鈴木亮介 PHOTO:幡原裕治
◆ゴー☆ジャス 公式ブログ
http://ameblo.jp/gorgeous55555/ ◆ゴー☆ジャス Twitterアカウント https://twitter.com/gorgeous55555
![]() ![]() ゴー☆ジャスが十二分に会場を暖めたところで、いよいよバンドのライブが始まる。ステージには男性ミュージシャン4人、Oji(Guitar)、Hiroki169(Bass)、cake(Piano)、Atsuyuk!(Drums)が順々に登場。そして最後に登場したのは女性ボーカル、CHiCO(Vocal)。この日が初お披露目となるCHiCO with HoneyWorksだ。 HoneyWorksは、”ハニワ”の愛称で親しまれているクリエイターユニットで、動画投稿サイト上での楽曲披露やライトノベルの出版など多様な表現活動を展開。青春の甘酸っぱさを前向きに、ロックサウンドに乗せて描いた楽曲が人気を集め、今年・2014年1月29日にボーカロイドベストアルバム『ずっと前から好きでした。』をリリースしメジャーデビュー。オリコンアルバムウィークリーチャート初登場4位を記録した。 そんなクリエイター集団に、アニソンとボカロに特化した全国オーディション「ウタカツ!」で見事グランプリに選ばれた女性ボーカリストCHiCOが加わったCHiCO with HoneyWorksとしての活動も、今夏より始動。8月6日にリリースした1stシングル「世界は恋に落ちている」は、人気テレビアニメ「アオハライド」のオープニングテーマに抜擢された。webインタビューやラジオ等への出演を経てついにこの日、初ライブを迎えた。 ![]() ![]() CHiCOがファンの前に初めて姿を表す特別なライブとあって、緊張感に包まれるのかと思いきや、CHiCOは堂々としたいでたちで真っ直ぐなボーカルを届ける。1曲目はデビューシングル「世界は恋に落ちている」。瑞々しい楽曲は一瞬にしてChelsyファンの心をもつかみ、2曲目の「ヤキモチの答え」(HoneyWorksのカバー)を歌い終えた頃には完全にホームの暖かい空気に包まれる。 緊張で手が冷たくなっていると話すCHiCOだが、MCでの佇まいも自然体で、バンドメンバーと息の合ったところを見せる。続く3曲目は1stシングルのカップリング「color」。弾けるサイダーの泡のようなピアノを主体に、ポップさを前面に据えながらもロックなギターが力強さを表現。観客との一体感を見せると、4曲目はHoneyWorksの「金曜日のおはよう」。音階が上がっていくのにつれて、会場は熱気を帯びていく。 最後はクールなピアノロックナンバー、「アイのシナリオ」。この曲はテレビアニメ「まじっく快斗1412」の年初からの新オープニングテーマに起用され、2月4日に2ndシングルとしてCDリリースされることが決まっている。CHiCO with HoneyWorks、2015年のさらなる飛躍に期待したい。 ![]()
◆セットリスト
M01. 世界は恋に落ちている M02. ヤキモチの答え M03. color M04. 金曜日のおはよう M05. アイのシナリオ
◆CHiCO with HoneyWorks 公式サイト
http://www.chicoxxx.com/ ◆HoneyWorks 公式サイト http://honeyworks.jp/ ◆インフォメーション 2ndシングル「アイのシナリオ」 2015年02月14日(水)発売 ※読売テレビ・日本テレビ系全国ネットTVアニメ「まじっく快斗1412」オープニングテーマ
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 続いて登場するのはこの日が都内では2014年最後のライブという7!!だ。この日はクラーキーこと堀倉彰(Keyboard)がサポートに入る5人編成。KEITA(Bass)、MICHIRU(Guitar)、MAIKO(Drums)がそれぞれ持ち場に着き、軽快なバスドラとギターが鳴ると、歓声が湧く!1曲目からキラーチューン「愛の言葉」だ。NANAE(Vocal)が登場すると歓声は一段と大きくなる。その一人ひとりの熱い思いに応えるべく、NANAEはステージを縦横に動き回り、歌を届ける。 「盛り上がる準備はできてますか?」2曲目はニューアルバムの中でも人気曲の「メロディ・メーカー」。7!!の原点回帰とも言うべきこの曲は、音楽をやることの楽しさを飾らず直球な歌詞に乗せて表現している。そのメッセージは観客の心にも確実に届いているようだ。そしてこの客席とステージとの一体感は、MICHIRUとKEITAの男子メンバー2人の果たす役割も大きい。去年のステージと比べても客席との”連帯”を意識したプレイが見られ、積極的に観客を煽りつつ、ここぞというところでは自らの音をしっかりと届け、音で観客を躍らせている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「この渋谷、きょうここがいちばん熱いところです!」NANAEの言う通り、師走の冬将軍は完全に姿を消した。暑く熱く盛り上がる中、3曲目に投入されたのは「アオイハナビラ」。映画『アオハライド』の世界観を7!!なりに表現した、コンピレーションアルバム『アオハライド“MUSIC RIDE”』収録の新曲だ。高校生の等身大のドキドキを表現した楽曲でありながら、ライブでは7!!メンバーに堀倉彰を加えた5人のバンドのグルーブの高まりが、一段とオシャレに、大人っぽさを楽曲に加味しているように感じる。 観客の熱量をダイレクトに感じて、7!!メンバーもますます熱のこもったライブを見せる。4曲目「スウィート・ドライヴ」の疾走感、5曲目「弱虫さん」の躍動感と一体感も、いつも以上に強力に感じる。 観る者を明るく照らし、その明るさを受け止めて自分たちのパワーに変える、そんな7!!らしいインタラクティブなライブが終始展開される。最後の曲は、彼らが高校2年生のときに作った「サンライト」。この曲でオーディションを勝ち上がり、バンドを続けることを決意させた、いわば7!!の原点でもあるこの曲は、10年経っても色あせることなく、今の高校生たちの心をグッとつかむ。7!!の青春は今も、トップギアでドライブし続けている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◆セットリスト
M01. 愛の言葉 M02. メロディ・メーカー M03. アオイハナビラ M04. スウィート・ドライヴ M05. 弱虫さん M06. サンライト ◆7!! 公式サイト http://7oops.com/
◆インフォメーション
7!! 10thシングル「オレンジ」 2015年2月11日(水)発売
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() さあいよいよ、今宵の主役の登場だ。メンバーを呼ぶ大歓声の中、MIO(Guitar & Vocal)、SHIZUKA(Bass & Chorus)、AMI(Drums & Chorus)、そしてサポートギターのひぐちけい(Guitar)の4人がステージに立つと、背後のスクリーンに映像が。メンバーが登場するミニドラマが流れ、「キュンとするとき…やっぱり、音楽をやってるときかな?」…と決まったところで、ライブスタート! 1曲目の「HERO」はChelsy結成当初から大切にされてきた曲で、7!!の「弱虫さん」にも似た、一歩踏み出す勇気、弱さに打ち克とうとする力強さを表現。ギター、ベース、ドラムそれぞれの難度の高い技を決め、心地よい暴走が楽しい。ひぐちけいによるエッジの効いたギターサウンドも、Chelsyのロックを一層パワフルにしている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() Chelsyの進化がそのまま体感できる曲でスタートし、早くも会場のボルテージは最高潮!「最高に熱くキュンとするライブにしていきましょう!」MIOの宣言通り、したたかさに熱くなり、しなやかさにキュンとする、Chelsyらしいステージが続く。2曲目は2ndシングル「YES」。SHIZUKAのタップするベースに合わせて、観客もクラップ!続く3曲目はバイオレンスな新曲「escape」。AMIのバスドラがハートをえぐる。 MCに続いて4曲目は2ndシングルのカップリング、「Good-bye girl」。MIOのボーカルは真っ直ぐに、切なく歌い上げる。そのMIOがアコギに持ち替えて、5曲目は「Shutter」。Chelsyファンの皆から募集した「幸せな瞬間を撮った1枚」を背後のスクリーンに映し出し、しっとりと情感たっぷりに歌い上げる。リズム隊2人の重低音にはただ静かなだけではない、温かさを感じる。ここまで盛り上がりに盛り上がった観客たちも、心に大切な人を思い浮かべつつ、静かに聴き入っている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「皆さんがキュンとする瞬間はいつですか?」「今!」…イベントタイトルの「恋のキュンピッド」にちなんで、「キュン」とする瞬間をステージに立つ4人がそれぞれに披露。男子のハートがさらに熱くなったところでライブは後半戦。6曲目は渋谷で待ち合わせるカップルを歌った「Organ」。軽快なガレージサウンドに乗せて、観客は左右に体を揺らして応える。 そして7曲目「My Way」もポップなサウンドがキュンとくる楽曲。会場の一体感をひしひしと感じていると…ステージにサンタ服姿の怪しい人物が!今宵のライブ冒頭に登場し会場を笑いの渦で包んだ立役者、ゴー☆ジャスだ!自前のギターを手に、SHIZUKA、MIO、AMIと順々にセッション。すっかり笑いのツボにハマってしまったひぐちけいを見つけ接近すると、渾身のギター競演! 残念ながらゴー☆ジャスのギターにつながるシールドはアンプから取り外されていた…というオチもあり、MIOは「感極まりない!」と興奮さめない様子。盛り上がりが絶頂の中、惜しまれつつも最後の曲。「アオハライド」挿入歌となり彼女たちの名を全国に届けたデビューシングル、「I will」。恋愛のつらいこと、苦しいことは未来の笑顔につながっているんだ…という、切なくも前向きなナンバー。じんわりと温かな感触を残して、4人はステージを降りる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 熱量たっぷりの声援に応えて、まぶしい黄色のTシャツで再登場したChelsy。4月5日(日)に渋谷・TSUTAYA O-WESTでワンマンライブを行うことを発表!ファンを喜ばせると、アンコールは元気いっぱいのナンバー、「Rocket」!躍動感あふれるギターのひずみに合わせて、観客も一体となってタオルを回し、ライブは大団円。会場の狭さ=バンドの大きさを終始感じるステージであった。 いつ何時も笑顔でいることは難しい。笑顔でステージに立つためには、たくさんの汗や涙を流さなければならないはずだ。4年前にバンドを結成したChelsyにも、涙を流す局面が何度もあったに違いない。それでも、これだけ観客の心をグッとつかむ完成度の高いステージを、涼しい顔でさらっとこなしてしまう姿に感服した。やっぱり、したたかで、しなやかだ。もっともっと大きなステージに立つChelsyの姿が、来年はたくさん観られるだろう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◆セットリスト
M01. HERO M02. YES M03. escape M04. Good-bye girl M05. Shutter M06. Organ M07. My Way M08. I will -encore- E01. Rocket ◆Chelsy 公式サイト http://honeybeestudio.jp/chelsy/ ◆Chelsy 公式Facebookページ https://www.facebook.com/chelsy.international
◆インフォメーション
Chelsy 2ndシングル 「YES/Good-bye girl」 ・2014年12月03日(水)~発売中 Chelsyワンマンライブ ・2015年04月05日(日)【渋谷】TSUTAYA O-WEST 時間:open 17:30 / start 18:00 料金:3,000円(税込・入場時別途ドリンク代が必要) オフィシャル先行受付: 12/18(木)12:00~12/25(木)23:59 http://eplus.jp/chelsy-hp/
◆映画『アオハライド』コンピレーションアルバム
『アオハライド “MUSIC RIDE”』 2014年12月10日(水)~発売中 <収録曲> M01. 7!! 「アオイハナビラ」 M02. 山崎あおい「恋の予感」 M03. トミタ栞 「エ・ネ・ト・カ・ネーション」 M04. 片平里菜 「女の子は泣かない」 M05. CHEESE CAKE「夏のサイダー」 M06. ねごと 「ふわりのこと」 M07. Chara 「スカート」 M08. 住岡梨奈 「ハレノヒ」 M09. Silent Siren「ラッキーガール」 M10. Peach 「Blow a kiss」 M11. 塩ノ谷 早耶香「キミの側で」 M12. ケラケラ「友達のフリ」 M13. 金木和也「ラッキー」 M14. advantage Lucy 「everytime everywhere, I’m blue」
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