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![]() 【NEWS】「家族・絆を感じさせるベーシスト」あかりんご、2ndワンマン敢行2019年04月04日
美人ベーシストあかりんご、ロックな2度目のワンマン敢行
YouTubeに投稿した数ある演奏動画を見た人達からは、”美人ベーシストユーチューバー”と認識する人も少なくないだろうが、彼女は10代の頃からライブ現場で場数を踏んできたキャリアあるロックベーシストだ。 彼女がまだ学生だった17歳の時に(2013年)、SCANDALコピーバンド/ヴォーカリストコン テストのファイナリストとして今はなき渋谷AXのステージに立ち、本格的なベーシストとしての活動を開始。自分の本職はベーシストとの想いから、すぐさまバンドChu’s day.を結成。2枚のアルバムとミニアルバム1枚をリリースし、日本テレビ系『秘密のケンミン SHOW』エンディングに楽曲が起用される。6度行ったワンマンライブはチケット完売と、バンド界隈では勢いのあるバンドのベーシストとして注目を浴びていたが、人気絶頂の2017年にバンドは突如の活動休止。 休止期間中もバンドの活動を止めるまいと、自身のYouTubeチャンネル「AKAちゃんねる」を開設。演奏動画を投稿すると、開始から1年と経たずにチャンネル登録数が1万7千人を超え、総再生回数はなんと410万回再生となるなど、新たなチャレンジも評価されているところだ。(2019年4月現在) そんなあかりんごは、活動休止約2年の充電期間を経て、2019年12月に自身初のソロワンマンライブ「あかりんご革命」を開催した。Chu’s day.活動休止から待ち望んだファンはもちろん、先の演奏動画で彼女の演奏に魅了されたファンを前にライブを行い大成功を収めたのだった。 その後、間髪入れずに発表された2回目のワンマンライブライブ。「あかりんごビッグウェーブ」 ベーシストとして大波を起こすという意で名づけられたタイトルのワンマンライブが、再度思い出の地である代官山NOMADで行われたので、当日のライブの模様を以下レポートしたい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() Photo:弓削ヒズミ ステージの中央に置かれたベース。ベーシストながらボーカルもとる彼女の立ち位置はセンターだ。下手にドラムセット、上手にはエレキが2本置かれている。予定開演時間から10分を超えた頃、サポートを務める古賀真人(Drums)とオダクラユウ(Guitar)が登場。照明が落ち、SEが鳴り出すと、トレードマークのミニスカート姿のあかりんご登場、会場の観客からの拍手が止まないなか、でんぱ組.inc「でんでんパッション」の激しいイントロからライブはスタート。 YouTubeの動画ではロックバージョンにアレンジしたAKAちゃんねる Ver.の「でんでんパッション」演奏が生でスタートすると観客は掛け声をあげる。歪んだベースラインがうねることで1曲目から演奏のボルテージがあがり、華のあるベーシストとして定評のあるあかりんごのライブがスタートしたと実感する事ができた。続いて、再生数が20万回を超えるAKAちゃんねるVer.の「ルパン三世のテーマ」が間髪入れずに始まると、クールで落ち着いたベースラインが、歌を歌うかのように奏でられていく。 待っていたファンに感極まったようで、1回目のMCからロングトークとなると、「予定にはないよ」とギタリストのオダクラユウからツッコミを入れられ照れ笑いするあかりんご。会場は、そんな彼女の天然な部分を見守るような一体感になると「あかりんごビッグウェーブにようこそ!」の掛け声とともに、Chu’s day.のカバー曲、「HOT GIRL」につながっていく。最近は長らく愛器として使用しているFenderのプレシジョンベースと、 Gibsonのサンダーバードを曲ごとに変えているのが演奏動画からも見て取れるが、サン ダーバードに持ち替えたロックナンバーを図太いサウンドで引っ張っていく。 さらに4曲目「キューティーハニー」では印象的なベースラインで観客の目は細く奇麗な運指にも釘付けのようだった。Chu’s day.の頃とは違い、コーラスではなくメインボーカルの為、ワイヤレスヘッドセットマイクをしっかりと耳につけセンターの定位置から右へ、左へ動きながら も歌とベースを奏でるあかりんごのポテンシャルも見て取れた。 ![]() ![]() ![]() 前回同様長めのMCもあかりんごライブの特徴となってきている。「いろいろな事はあるけど、頑張るよ!」と、ソロとなった決意を語ると、Chu’s day.時代から見守っていてくれたというドラマーの古賀真人とのセッションへ。先日「魂のベースソロ」と題して投稿した演奏動画曲を、実際の生ドラムと演奏する。先ほどまでのピック弾きと変わってスラップ奏法をはじめたかと思えば、ソロではフランジャーのうねりでベース演奏にバリエーションを付加していく。その後のMCでAKAちゃんねるの話題になると、ドラムに移動してドラムソロを披露。観客の拍手が湧き起こり、そこから楽曲は「AKAちゃんね るのテーマ」へなだれこむ。 ライブ後半の”レクリエーションタイム”ではベースを置いて、あかりんごお姉さんがステージ中央のお立ち台へ上がり、童謡「どんな色がすき」の替え歌「どんなあかりんごが好き」で観客と歌のセッション。あかりんごお姉さんが観客に呼びかけると「あかー!」と叫び、会場は笑いありの和んだ雰囲気に。 衣装チェンジの為一旦ステージを退出すると、サポートメンバーのオダクラユウと古賀真人がドラムとギターで即興セッションを奏でる。観客から拍手があがると、あかりんごが新たなミニスカートの衣装で再登場。ファンから「可愛い!」などの叫び声があがると顔がにやけてしまうあかりんごは、動画からもわかるように素直な子であり、そこも一つ魅力になっているのではないかと感じられた。そこから MCを挟んで、自らの代表曲「刹那雪」をしっとりと感動的に歌い、演奏する。 ミディアムバラードの余韻を感じていると、楽曲SEがはじまり、きゃりーぱみゅぱみゅの 「ファッションモンスター」のAKAちゃんねるロックVer.へ。腰を左右に振りながら笑顔で 奏でるベースを持った立ち姿からは、生まれ持った「華」を感じ取られ、いつまでも見ていたいという気持ちにさせてくれた。「ラストだよ!」本編はDA PUMPの大人気曲「U.S.A」のAKAちゃんねるロックVer.へ進む。途中のベースソロスラップは観客が見上げる中で高潮に曲を演出していく。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() アンコールでは、今回のワンマンTシャツに着替えたあかりんごとサポートメンバーが再登場。前回のワンマンでも披露した岡崎体育の「感情のピクセル」のイントロのギターが鳴ると、前回のワンマンのYouTube映像を見てから会場に足を運んだファンが大盛り上がりに。 ほんわかした、普段のあかりんごとは打って変わって、ロックな音を奏でるときは話しかけられないような別人になってしまったかのようなオーラを発するところが、またあかりんごの魅力か。きっと1部のリクリエーションから見てるファンもロックな彼女の変身ぶりに、 そう感じていただろう。 最後に、Chu’s day.の代表曲「愛の光」をパワフルなバンドサウンドで披露すると、会場は大合唱。「愛の光」と大きな声で歌う彼女も、ファンも、愛の力でつながり、一体感をもつ家族のようなつながりを持ち、観客たちと心を通じ合わせながら、2回目のワンマンの舞台 を完成させた。 動画チャンネルをスタートしてからの新たなファンも多い中で、新たに成長していこうというあかりんごの意欲が感じられ、彼女の新たなステージはまたこれから大きくなっていくのだなと感じられる頼もしいライブだった。 ベーシストあかりんご。これからは新曲も公開され、また以前のような怒涛の活動がはじまるだろう。是非、彼女の活動が気になった方は多数の動画がAKAちゃんねるにUPされているので楽しみに見て欲しい。 ◆セットリスト 【BEEAST関連記事】 |