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Chu’s day. 『Have a nice Chu’s day.』
TEXT:鈴木亮介

まるでフルーツバスケットのような。フレッシュで、カラフルで、頬張るとスウィートで。どこを切り取っても瑞々しさと多幸感があふれる、デビューアルバムにして2015年下半期の大ブレイクを予感する1枚が届いた。
 
平均年齢19歳のロックバンド、Chu’s day.のデビューアルバム『Have a nice Chu’s day.』が2015年8月12日(水)に発売された。既にライブ定番曲としてファンにはなじみの「Rocking shoes」、「愛の光」など9曲を収録。2曲目に収録した「Cycling」はミュージックビデオも制作しており、その内容からもわかるようにChu’s day.にとって名刺代わりの1枚と言える1stアルバムだ。
 
「ハートビートは加速する」「不機嫌な空にイナズマ走る夜も スピード上げていく」「ねぇねぇねぇ 心は 素顔のままで」「君が笑う ただそれだけで」…ERI(Vocal)のキュートなだけでない、ヒマワリのような存在感を持つ歌が、みんなの青春を表現する。
 
そこにYU-NA(Guitar)、AKARI(Bass)、KEITA(Drums)の確かな演奏が相乗する。この4人の演奏はただうまい、ただ楽しいというだけではない。4人が同じマインドを持って、息遣いをぴったりとそろえている。だからこそ、”楽しさ”を共感できるのだ。
 
個人的には「Cycling」の音階を上がっていくところや、「愛の光」のイントロのギターなど、様々なアプローチから表現される”高揚感”がChu’s day.の持ち味だと思う。忙しい日々、退屈な日常を照らす、一服の清涼剤。「Rocking shoes」や「ねぇ」など、ライブでオーディエンスの手が挙がるところも、わかりやすさというか親近感があって、多くの人の支持を集めるだろう。”国民的ロックバンド”になるのは時間の問題だ。
 
これまでにYUISCANDALステレオポニー矢沢洋子など数々のプロデュース、編曲、作曲を手がけてきたオダクラユウという強力なプロデューサーを擁し、まだまだ進化のさなか。10月には自身3度目のワンマンライブも決まっているChu’s day.。2015年下半期、要注目のバンドだ。
 


 

 


 
◆リリース情報
Chu’s day. 『Have a nice Chu’s day.』
・2015年08月12日(水)発売
<収録曲>
M01. C.H.U.S.D.A.Y.
M02. Cycling
M03. Rocking shoes
M04. Chocolate days
M05. ねぇ
M06. COUNTDOWN!
M07. GAME
M08. 雨
M09. 愛の光


◆ライブ情報
『Have a nice Chu’s day.』発売記念 インストアイベント
・2015年08月15日(土)【埼 玉】HMV大宮アルシェ
・2015年08月16日(日)【千 葉】西武船橋店
・2015年08月23日(日)【神奈川】たまプラーザテラス・ゲートプラザ1F

GIRLS ROCK SPLASH!!-OSAKA-
・2015年08月29日(土)【大 阪】阿倍野ロックタウン

『Have a nice Chu’s day. ~Special day~』
※3rdワンマンライブ
・2015年10月12日(月・祝)【東 京】下北沢MOSAiC
 


◆Chu’s day. 公式サイト
http://chusday.xii.jp/
 


 
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