コラム
DJ TAKEのBODY TALK
DJ TAKE
L.A.を本家とするHARD&HEAVY系R&Rクラブイベント「Cathouse(Japan)」主宰者。 創設者「テイミーダウン(FASTER PUSSYCAT)」公認の大音量ロッククラブイベントを、 毎月最終日曜にclub新宿ACIDにて開催しているロックDJ。

ROCKの初期衝動その2


皆さま、お元気ですかー?
夏の日差しも徐々に弱まりつつありますが、私DJ Takeは8月頭の「キャットフェス」他のイベントでてんてこまい(表現が古い?)で若干バテ気味でしたが、夏休みも取れて現在バッテリーはビンビンです!(これも古い)

さて前回のコラムでは僕がロックにハマったきっかけを書きましたが、今回もその続きを書いてみようと思います。前回のコラムを読み返してみると、やはり映像のインパクトていうのはデカイんだな、と思いました。KISSにしろ、レッドツェッペリンの映画にしろ当時観ててゾクゾクしたのを今でもよく覚えてます。

そのKISSのライブを見た「ヤングミュージック・ショー」だったかどうかは定かではないけど、同じNHKの番組で「カルメン・マキ&OZ」のライブ映像もまた衝撃的でした。髪の毛を振り回し、一心不乱に歌うカルメン・マキの様子を、その時一緒に見てたウチの父親は全く理解出来なかったようですが(笑)

あと当時の事で僕がよく覚えているのは、近所に住んでた三歳年上のお兄ちゃん二人の存在です。僕が中2の時に彼らは高2で、二人の家に遊びに行って色んなロックのレコードを聴かせて貰ったりしてました。

ジェフ・ベックから始まりジミヘンや、ウィッシュボーン・アッシュなどなど。。
で、その頃はちょっとしたプログレ・ブームで、YESに始まり、キング・クリムゾンジェネシスピンクフロイドなど当時の自分にとっては難解なものもあったけど、新しい音楽の出会いに心ときめかせていたものです。

そう言えば当事通ってた中学校の下校時に流れる音楽がキング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」とビートルズの「グッドバイ」だった記憶があります。
今にして思えばど田舎の学校にしては、ずいぶんとススんでいたんだなぁ。

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※画像は私DJ TAKEお薦めのイギリス出身のツインリード・ギターのハシリのようなバンド、WISHBONE ASHの名盤「ARGUS」です。

で、その先輩の内の一人、キョーちゃん(と当時呼んでた)がギターをやってて、彼が長髪&長身ですごくカッコ良くて僕にとっての憧れの人だったのです。
当時田舎で長髪でギター弾いてる人なんてあまりいなかったんで、カッコ良かったですねえ。たまに女の子連れてたりもするし(笑)

そしてキョーちゃんちに遊びに行った時、彼が白のストラトでディストーションを効かせて弾いてくれたフレーズがジミヘンの「パープル・ヘイズ」だった。

「おぉ、カッコいい!コレがジミ・ヘンドリックスていうんだ!」と興奮したのを覚えてます。これもまた自分にとってのロックの初期衝動だったんでしょう。キョーちゃん、今もギター弾いてるかなぁ。。

そんなわけで、当然自分もギターを弾くようになるんだけど、当時すぐにエレキギターを買えなかったので、しばらくは親戚から貰ってきたガット・ギターでギターソロをコピーしてたりして。ナイロン弦でチョーキングするわけですよ(笑)これがまたかなり大変!
でも後から思ったのはいきなり最初から高価で良いギター使うよりも色んな発見があって学ぶ事も多かったので、最初は安物のギターで十分なんですよね。

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で、一番最初に選んだナンバーはやはり僕らの世代では鉄板のディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」

当時「ヤング・ギター」の別冊でこの曲を取り上げていて、スモーク~のギター・ソロには30のロックギター・テクニックが詰まっててこれ一曲覚えればバッチリ!みたいになってましたネ。

もちろん耳コピもしてたんだけど、TAB譜が付いてて譜面読めなくてもコピーしやすい感じ。002

同世代のロックファンの方なら僕と同じ事してた人多いのではないでしょうか。
またまた取りとめもなく昔の事を書いてしまいましたが大丈夫だろうか?
それではまた次回!

※画像は先日の「CAT FES2009」8/1出演者の集合写&CAT GIRLと。