コラム
なつきのロック解体新書
伊佐なつき
北海道帯広市出身。SHERBETSの福士久美子、外村公敏を擁するTHE HiPPYのギターボーカルとしての活動と平行して、ソロ活動を展開。 THE HiPPY脱退後は、本格的にソロアーティストとして、オリジナリティー溢れる個性的な楽曲で弾き語りを中心に活動を行う。 “七色の声”を使い分ける独特のヴォーカルスタイルとスタイリッシュなパフォーマンスに定評がある。
伊佐なつきオフィシャルサイト
http://www.isanatsuki.com

第九回 『音の味 カート・コバーン』


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なつきのロック解体新書第9回目。

今回音の味シリーズ第4弾は、カート・コバーン登場!!
※ファミリーネームの表記はコベインが近いらしいのですが、お馴染みの旧カナ使い「コバーン」で統一します。

映画『Last Days』でもお馴染みの クラフト社のマカロニ&チーズ!

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映画では、●※▽※でヘロヘロになったコバーンがキッチンに立ち、
鍋一つで作るシーンが印象的ですが、彼は普段からどんな高級料理よりも
このマカロニ&チーズを好んで食べていたという話です。

コバーンがそんなにジャンキーになってしまう食べ物って
どんな味だろう!?

皆さんも興味がわきませんか?

もちろん、とっくに知っていたり、すでにアディクトになってらっしゃる方は
このプレイを優しく見守ってくださいね。

ということで、

作りかた・・・

は超簡単!!

マカロニを茹でて
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ミルクとバターと付属のチーズ粉を混ぜて

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食べるのみ!!!!!!

味はと言うと、

付属のチーズをかける時に広がる濃厚なSmells Likeチーズ!!により、
めちゃくちゃ濃い味かな!と想像したのですが、
思ったよりマイルド。ミルクのシャバシャバ感も合間って、
スープみたい?
ちょっと味単調じゃない?と、
胡椒をふりかけていただきました!!

正直なところ、一回でハマるということはなさそうだけど、
これを凄く好きになる人がいるであろうことは想像できました。
日本でいうと、チキンラーメンみたいなことなのかな?
手軽さと、いつもそばにあってほしい存在といったところでしょうか。
自分なりの味に変化を加えるのも容易ですよね。
きっと私が胡椒を振りかけて、味を自分流にした様に
コバーンも「ミルク多めで!」とか、「マカロニバリかたで!」
とか、アレンジしていたかもしれませんね。

シンプルでラフでジャンキーなこのマカロニ&チーズは
お金のかかった、温かくて幸せな食べ物に対する
グランジ的解答とも言えますね!
大げさですかね??
 
 
ところで、皆さんはお気づきでしょうか。

私のこの衣装。

これはコスプレです。笑
(とある知人の素敵なお庭にて撮影!)

冒頭の写真のSebadoh (セバドー)Tシャツ。
そして、その上に羽織っているワールドマップのペーパージャケット!

1992年のスウェーデン、ストックホルムのライブや
プライベートでコバーンが着用していたのと同じもの。

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ちなみに持っているギターは、
その名も『ジャグスタング』
ジャガーとムスタング両機の合成機のアイディアをコバーン自身がフェンダーに提案し、作られたもの。
でもライブではあまり使用されていないんですよね。
コバーンは結果的に、このギターのできに満足しておらず改良を重ねたけど、
1994年4月の死に至るまで、完成形には至らなかったとされています。
 
 
では、コスプレついでに
今回は動画を御覧ください。

曲は、NIRVANA後期、 MTVアンプラグドLIVEで最後に歌った
Leadbellyの カバー『Where Did You Sleep Last Night?』

今回は12弦ギターのブルースシンガーLeadbellyにあやかって
私も12弦ギターで弾きました。

洒落ですので、ご覧ください。


この度、衣装、ギターに至るまで私がコスプレできたのは
学芸大学にある超素敵な美容室barbarの木内さんのお陰です。
barbarに行けば、どんな時期のカート・コバーンの髪型にもなれる
という素晴らしい技術があるんですよ。

人気店ですので予約必須ですが、仕事が早いのでお客さんを待たせません。
ロック好きは是非行ってみてください♪

http://www.bar-bar.jp/

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08それでは今回の格言は
SHERBETS 2015 「きれいな血」全国TOUR を終えたばかりの
SHERBETSドラマー外村公敏

ちゃんは凄いドラマー!
そして面白い人間なんです!

この格言から滲み出てますよね。
イェーイ。ロックって楽しい。
 
 
それでは、次回のコラムもお楽しみに!