ドラム11台バンドDQSによる初の自主企画、DQS Presents「チャンピオン・カーニバル vol.1」が9月25日に新宿FACEで開催された。
 
当初は対バンありの2マン企画として予定されていたが、対バンが決まらず急遽ワンマンライブになったこのイベント。プロレス会場として知られるFACEを舞台に、プロレスの名シリーズと同タイトルを冠した企画にふさわしくドラムの華々しいバトルが繰り広げられた。
 
 
◆DQS　メンバー：
溝渕ケンイチロウ（Drums）、ヤマグチユキヒコ-ハジ（Drums）、高橋浩司（Drums）、森信行（Drums）、ハギー（Drums）、おかもとなおこ（Drums）、HAZE（Drums）、北野愛子（Drums）、チャン イロン（Drums）、ナルハシタイチ（Drums）、野口徹平（Guitar）、堀越和子（Keyboard）、平田博信（Bass／※サポート）

通常はプロレス会場として利用されることが多いFACE。今回はフロア中央に円形にドラムを配置し、その周囲にリングサイドのようにパイプ椅子が設置された。
 
スタッフも何人かいたとはいえ、全出演者が協力してテキパキとセッティングしていく。美しい円形になるように、最初のバスドラの位置調整は特に慎重に行われていた。楽屋通路など裏にはドラムケースが山の様に積まれていった。
 
また、これだけのドラムとそれ以外の楽器をバランスよく聴かせるために、PAのセッティングも時間をかけてじっくりと行われた。

これだけの人数となると、スケジュールの調整とセッティング可能な場所の確保の問題で全員でのリハーサルの機会は限られる。
 
リハーサルは全員がそろう貴重な機会でもあるため、曲に入る合図についてなど細かい確認が続く。
 
緊張感に溢れるリハーサルであるが、合間合間にメンバーの和気藹々とした空気を感じ取ることができた。

最初にプロレスの大ファンであるという高橋浩司のリングアナ的場内放送があり、ライブが始まった。
 
通常のライブではステージの奥の方にいるドラマーの手元足元が、ここではじっくりと観ることができる。
 
バンドは時に異なるリズムを、時に全員でそろったリズムを繰り出す。ステージ全体を観ても個々のプレイヤーを観ても面白い。

ライブが終わって完全撤収するまでがDQSのパフォーマンス。
 
搬入用のエレベーターに手際良く、でも限界まで機材を詰め込んでいく。これもメンバー全員が協力して素晴らしい速さで片付いていった。
 
今回、ライブ会場に足を運んだだけでは分からないドラム11台バンドならではのライブをライブ前後も含めて、ライブフォトをメインにご紹介させていただいた。
 
写真だけでは伝わりきらないドラム11台ならではの視覚・聴覚・触覚を圧倒するライブはぜひ会場で体感してほしい！