演奏

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PHOTO:株本和美
木暮”shake”武彦 2012.11.29 @吉祥寺 Rock Joint GB

先日、Greatest guitar acoustic sessionにて、松尾宗仁などと共演した木暮”shake”武彦(以後shake)が、吉祥寺のライブハウスROCK JOINT GBにてソロ公演を行った。その様子をフォトレポにてお届けしよう。
 
静かにステージに現れたshake。スッと中央の椅子へ腰掛けギターを手に取る。バックのスクリーンには雄大な自然写真の風景が映し出され、アコースティックギターが響き渡る。前半は緑が美しい木々、空、光のイメージの風景。中盤には、大きな満月が現れ、夜のイメージへ移り行き、スポットライトにshakeの姿が浮かび上がる。「雫」では、水のせせらぎにギターの音が乗り、旋律が絡み会場を包む。
 
途中MCで、3.11の震災以来、歌えなくなった曲があると語る。「歌詞が深刻だったので…。でも最近家で歌ってみたら、歌ってもいいのかな?と思い始めて。では聴いてください」と…。「すべての命をのみこんで、すべての悲しみを…」ゆらぎもあり、後半にかけてより力強いバラード。2年くらいぶりに歌ったという。
 
続いて、マインドワープというか南の島のイメージだと語る「ふたつの太陽」を披露。エキゾチックな響きのイントロと、語りかけるような詩が印象的だ。
 
最後は旅の曲「長い旅」。5年くらいアメリカに住んでいたときに、砂漠へ行ったりするのが大好きで車で横断したり、旅するのが好きだったと語るshake。拍手の中、「どうもありがとう」と余韻の残るステージを静かに去る。

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アンコールでは、この日初めて会ったというTHE GROOVERS藤井一彦と、急きょセッション!会場は拍手と歓声に包まれる。「彦彦コンビだね」とにこやかにトークで登場。The Rolling Stonesの「Honky Tonk Woman」を前半日本語歌詞で歌い、さらにはRED WARRIORSの「CASINO DRIVE」をアコースティックバージョンで披露。素晴らしいアドリブプレイを含むノリのよいギタープレイに、会場中が興奮して口ずさみながらの手拍子。レアなセッションと楽曲に、大いに盛り上がる最高の状態で今夜のショーは終演となる。


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◆木暮”shake”武彦 Official Web Site
http://www.psychodelicious.com/
◆THE GROOVERS Official Web Site
http://www.thegroovers.com/
 
◆セットリスト
M01. 空のカヌー
M02. MountainBlue
M03. 星くず~青葉~ひまわり
M04. 夜の音~炎
M05. 雫
M06. Seagull fly
M07. ふたつの太陽
M08. 長い旅
-encore-
M09. Honky Tonk Woman
M10. CASINO DRIVE


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