BEEASTのコラム『エレキングの「おなかいっぱい」！』でおなじみのギタリスト、野村義男。ロックギタリストとしては、ジャニーズ出身の元アイドルというユニークな経歴を持ちながら、多くの大物ミュージシャンから多大な信頼を集め、今も第一線で活躍し続けている。そんな彼は今年50歳を迎え、なおも精力的な活動を見せている。今回は、2014年10月26日に彼の生誕50歳を記念し、品川ステラボールにて行われたイベント『野村義男50歳Birthday presents おなか（ま）いっぱいLIVE』の模様をお送りしよう。
 
この日の選曲、そしてメンバー、ゲストの人選は全て野村の「やりたい曲」「一緒にプレーしたい面子」という希望に基づいて構成されたという。オープニングナンバーの「Dara × 2」「Lie Lie Lie」に続き、ステージ中央には、彼の20年来の親友の一人という宮原学、三野姫などの活動で彼とのつながりも強い田村直美、そして彼の朋友の一人でもあり、数多くの共演を果たしている出口雅之と、野村にゆかりのあるボーカリストが次々に登場し、ステージに華を添えていった。そして大御所世良公則が登場すると、会場は割れんばかりの歓声が響き、大きな熱気に包まれた。さらには野村が心より尊敬するギタリストCharが登場すると、スーパーギタリスト二人のジャムセッションが展開、観衆の興奮をさらに高めた。野村は改めて、表情をほころばせてギターを心から楽しんでいる様子を見せた。
 
ステージも大詰め、「Come Together」から「Hot-blooded lady」と大盛り上がりのステージで一度メンバーはステージを降りた。さらにアンコールに応え登場した野村は、リラックスした雰囲気で自分の誕生日を祝う歌「HappyBirthday」を披露。そして最後のゲストとして登場した寺田恵子とともに「Helter Skelter」を熱演。野村はこれからのさらなる躍進を誓いながら、盛大なイベントのステージに幕を下ろした。