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【NEWS】茨城の震災復興野外フェス「Place」出演者第1弾発表

2015年06月14日

東日本大震災復興祈願野外チャリティフェス
『Place2015』supported by naturally.k 9/22(火・祝)に開催

THE SALA 中村俊仁&大高恵美子のインタビュー記事を公開中!
http://www.beeast69.com/serial/mukanshin/123440
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東日本大震災の復興祈願を目的とした野外チャリティフェス「Place2015」が9月22日(火・祝)に茨城県日立市の河原子北浜スポーツ広場にて開催される。この出演者の第1弾発表が行われ、THE SALAAnny、sylph emew、SECONDWALLらの出演が明らかになった。

5447bf0a6e2899eec9efbfba2e8a7d401f47fde6big「Place」は2012年より日立市でスタート。THE SALA中村俊仁が主導し、茨城県を舞台に「東日本大震災で人口が減り、元気がなくなってきている町の活性化」や、「地域の人々の結束とコミュニティの増加」、「茨城県の震災二次被害の現状の全国への発信」、「学校、企業などとの協力を通じた子供や青少年への一緒に物事を作り上げる喜びの教育」を目的としており、チャリティグッズの売り上げ義援金は茨城県に寄付される。

全国から数多くのロックバンド・ミュージシャンが出演。報道されない被災地・茨城県の復興を目指した野外チャリティフェスとして、昨年は観客4千人を動員した。

今年のステージはメインステージ、セカンドステージ、サードステージの3カ所設けられる予定で、全国のプロミュージシャンによるライブはもちろんのこと、地域の出し物や日立市や各地域の中学校、高校、団体の発表、地元の高校や大学生のアマチュアバンドコンサートも行われる。

さらに、アコースティックテントステージも設けられ、弾き語りやユニット、お笑いなどの公演もあるといい、イベントの終盤には打ち上げ花火も予定されている。

本日出演者の第1弾発表が行われ、THE SALAを筆頭に36組の出演が明らかになった。本年の開催にあたり、中村俊仁代表からメッセージが発表された。

2011年3月11日本当にたくさんの物や人を失いました。
一心不乱にバンド活動を続けていた僕達にとってこの出来事は本当に本当に苦しいものでした。
津波で家が流され、崩れました。同級生や仲間が亡くなりました。
29acf96d3042a0a45a52225fa50e931b7e25a249big当たり前にあった日常は無くなり、仕事が無くなりました。
バンドは休止し、メンバーが抜け、節電でライブハウスは止まりました。
しかし命はありました。必死に灯りを探しました。出口を探しました。
一つしかなかったんです。僕達は音楽を続けました。
たとえ人前に出れなくても。小さな暗いコンクリート剥き出しの廃屋で曲を書きました。
近所でアルバイトを始めました。
僕達の町はどんどんシャッターが下りっ放しのお店が増えていきました。
数年の月日が経ってようやくバンドが出来るようになってきました。
周りの状況は表面上復興してきたように感じられたけど、ほんとは何も変わってません。
僕達が何かをすることで何かを劇的に変えられるというわけではありません。
けど僕達が出来ることは一つしかありません。
だから決めました。愛するこの町で歌おうと。
仲間に声をかけました。誰もが快諾してくれました。
茨城県が好きです。日立市が好きです。
だから歌うんです。そう決めて始めた手作りの野外FESです。
9eadf02c36110e66319f05282f01a7173dcefe1fbigきっかけは何だっていい。亡くなった人たちを救うことはできないし、壊れてしまったものを直すこともできない。けど希望を歌うことはきっと誰にも負けないと思う。
人生を音楽だけに懸けてきました。
今もそう。だから歌うんです。
繋ぐんです。命を、愛を、希望を。
僕達が生まれた町で。
震災二次被害に苦しむ茨城県を救うために立ち上げた音楽フェスです。
飲食店を営む仲間のお店が津波に流されました。
しかし助成金は1円もおりませんでした。
何千万も借金をし直しお店を立ち上げました。
放射能の風評被害で人はどんどん減っていきます。経営は悪化するばかりです。
確かに原発まで目と鼻の先です。歩いて福島県に行ける距離です。
けど助成も保証もありません。
若い人たちはどんどん町を離れていきます。ちょっと離れると茨城県は震災があったことすら知らない人もたくさんいます。
たしかに被害自体は東北三県より少なかったですが、地震も津波も原発被害もあったんです。
被害の大きさを比べたいのではありません。
この街に生きる人が安心して暮らせるようにちゃんと認識して欲しい。
明るい街に戻ってほしいただそれだけなのです。
IMG_4046_1僕たちには音楽しかありません。
だからそれを使って訴えることしかできません。
茨城県を救いたい。
この街にいるすべての人の未来を。

そしてすべてをつなげて東北も、日本も、すべての未来を明るくできるように。

1年目、2年目、3年目本当にたくさんの人達と手をつないで奇跡を起こせる一歩が大きくなってきました。

どうかこの僕たちの命をかけた戦いに協力してほしいです。
よろしくお願いいたします。

     代表 中村俊仁

東日本大震災復興祈願野外フェス「Place2015」は9月22日(火祝)朝9時開場、10時開演。入場は無料。


◆公演情報
THE SALA PRESENTS
東日本大震災復興祈願野外フェス-Place2015-
Supported by Naturally.K

音楽フェス×夏祭り×打ち上げ花火
PLACE2015
・2015年09月22日(火・祝)
時間:開場 9:00 / 開演 10:00
料金:入場無料(募金あり)

出演者(第1弾発表時点)
THE SALA(茨城)
ココロ、ハレル(茨城)
HEAD LAMP(大阪)
THE SNEEZE(東京)
nainaiboys(東京)
SECONDWALL(東京)
sylph emew(滋賀)
虎の子ラミー(東京)
RATTLEKIDZ(名古屋)
Complex Numbers(福岡)
東京ネイルキャッツ(東京)
Tha Fu’ze(神戸)
あいう(大阪)
EYES MEAN NOTHING(名古屋)
元気堂(東京)
助っ人集団石井ジャイアンツ(東京)
GREEN EYED MONSTER(厚木)
NANAIRO(東京)
JIJIE(東京)
27-HATANANA-(東京)
RABBIT WHICH BURNS(東京)
スマトラブラックタイガー(茨城)
Cicada of eighth day(茨城)
Corn start’s(茨城)
ブロチオ(茨城)
空ノ音(東京)
PICKLES(大阪)
Rubato(大阪)
海月(東京)
+りょう。(茨城)
藤井ケイイチ、柴田和貴(茨城)
金谷好益(大阪)
Infinity∞Throat(茨城)
Any colors orchestra(茨城)
谷井大介(茨城)
Anny(神戸)
 

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ACTION 20 脱・無関心(THE SALA 中村俊仁&大高恵美子インタビュー)
http://www.beeast69.com/serial/mukanshin/123440

◆THE SALA 公式サイト
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