特集

TEXT:鈴木亮介 PHOTO:矢沢隆則


表現者・池田エライザ。女優、ファッションモデル、作家、カメラマン、そして映画監督と、表現するステージを多方面に拡げ、ファンを魅了し続けている。
 
2020年12月4日(金)より自身初の原案・監督を務めた映画『夏、至るころ』が全国劇場で順次公開される。福岡県田川市を舞台に、高校最後の夏、岐路に立つ17歳の青春という王道を描いた本作。音楽を諦めて東京から故郷に戻ってきたというギター少女・都(みやこ)という登場人物には、池田エライザ自身のストーリーも投影されているという。
 
ギターが趣味と公言し、テレビ番組でもたびたびその美声やアコースティックギター弾き語りを披露している池田エライザ。ジャンル・カテゴリーにとらわれずに表現し続ける、アーティストとしての今の思いと展望を聞いた。

池田エライザ プロフィール
1996年4月16日生まれ。福岡県出身。近年の出演作品に『ルームロンダリング』、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、『億男』、『賭ケグルイ』、『貞子』、『一度死んでみた』、『騙し絵の牙』など。蜷川実花監督のNetflixオリジナルドラマシリーズ「FOLLOWERS」が配信中。ドラマ「名建築で昼食を」、「働かざる者たち」に出演。本作が初監督作品となる。
「みんな命がけで王道をやっていた」
本作は「地域」「食」「高校生」をテーマにして青春映画製作プロジェクト「ぼくらのレシピ図鑑」シリーズと池田エライザが出会い、実現した。福岡県田川市を訪れ、シナリオハンティングや演技ワークショップを実施する中で、地域に暮らす人々の温かさや緑あふれる景色に魅せられ、物語を紡いでいった。撮影開始前、池田エライザは次のようなコメントを発表している。
 
高校3年生の夏。この夏が始まれば、この夏が終わってしまう。
言語化できない気持ちを抱えた少年たちが、雲の高い空の下で今日も頭を抱えて生きている。
そんな2人の高校生の心が、夏の魔法に魅せられ、世界が彩り豊かになっていく瞬間を切り取ろう。
忘れられない思い出が生まれる瞬間に寄り添おう。

 
何歳の頃から映画監督をやりたいと思うようになったのかは明確でなく、「いつのまにか、自然とやりたいと思っていた」という池田エライザ。「仮にオファーがなかったとしても現段階で撮っていただろう」「コロナ禍で幾つか脚本を書き溜めている」と、創作意欲が湧き出ているようだ。映画監督という初めての挑戦にプレッシャーを感じないのか尋ねたところ、「自分が元々やりたいと言っていたことでもあるので。やるって決めた時にはもう、じゃあ次何をしようかなっていう新しい目標が多すぎて、プレッシャーで物怖じしているヒマがなかったです」と笑顔で話してくれた。
 
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(c)2020「夏、至るころ」製作委員会

 

— コロナ禍で延期を経て、ようやく公開となりますが、現在の心境をお聞かせください。

 
池田:私が撮ったっていうよりは、本当にうちのキャスト達、演者たちが素敵な瞬間をさらけ出してくれたと思うので、それがみんなの目に触れるのがすごく嬉しいです。
 

— 『夏、至るころ』完成までの経緯を改めて教えてください。

 
池田:元々小説を小学生の頃から書いていて、文芸誌の連載も多いので、思いついたものが短編の小説の形だったり、短いプロットの形だったり…書き溜めは未だにたくさんしていますね。映画監督をやりたいと思ったのは、何歳の頃というきっかけはないんですが、いつのまにか自然とやりたいと思っていた中で、今回の出会いがあり実現しました。2018年12月に田川市にシナリオハンティングに行って、10代の中高生や20代、お父様お母さま方の世代、それぞれ十数名ずつ集まっていただいて1時間ずつ座談会をして、そのときに聞いた言葉や、彼らが思い、感じる田川市というものを受け止めて、ゼロから作りました。
 


— 高校生の中でも高校3年生の夏という時間を切り取ったのはどうしてですか?

 
池田:映画の中では、リリー・フランキーさん演じるおじいちゃんも、お父さんお母さんも、大人になってなおまだ思うことがあったり、悩むことがあって、別のバージョンの人生を考えることもあって、それでもみんな前に進み続けていく様が描かれています。主人公の翔と泰我にも、「あれ、このまま流れていくとどこに行くのだろう」「そこに自分の意思はあったのかな」とか「この先って幸せなんだっけ?っていうか幸せってなんだっけ?」って、生まれて初めて立ち止まる瞬間が訪れます。立ち止まった瞬間に初めて自分がいる場所を思い知る。なので、高校3年生。設定は王道でいい。
 

— その「王道」を敢えて選んだのですね。

 
池田:みんな命がけで王道をやっていたと思うんですよ、青春時代って。なんかこう、映画が好きだったりすると「いや、これは王道すぎるでしょ」ってもうちょっとトガった表現をやりたくなってきちゃうんですけど、そういうことは一回捨てて。青春時代って今思えば痛いと思うことも全力でやっていて、初めて自分について考えるのが高校3年生なのかなって。閉鎖的な環境にいたのに急に大人になることを求められたり、社会なんて見たことないのに社会でどう自分が立ち振る舞うのかって考えたりする。一番難儀だなって。無理があるよっていつも思います。そこに手を差し伸べる、というとおこがましいですけど、声をかけたくなるのはその世代なのかなって思ってるんですけどね。
 

— 池田さんご自身の17歳がよみがえってくることはありましたか?

 
池田:全然ないんですよね(笑)。17歳…自分でレールを敷いていくしかなかった。「自撮り」とか苦手なことも、今の世の中で自分が戦っていくすべとしてやっていこうって、一生懸命レールを敷き続けてました。この映画の彼らのように、自分の本質について考えることは一切してなかったので、うらやましく思ってるんです。
 

— 止まってる時間がなかった?

 
池田:なかったし、「池田エライザ」っていう他人みたいな感覚がして。「たまごっち」を育てていくような感じです(笑)。どうしたら育てていけるだろう、って色んなことに必死で。自分が本当に心が動いて興味を持ったことはこれ、という瞬間に気づいてあげられていなかった。
 
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監督として改めて気づいた「女優って本当にいい仕事」
— 今回、これまでの「役者」とは異なる「監督」という立場で現場に入って、新たな気づきや改めて思ったことがあれば教えてください。

 
池田:自分がお芝居やってるときは「もっともっと答えなきゃ!」ってことでいっぱいいっぱいなんです。本当に余裕がなくて、楽しいんだけど、「まだできたはず!」ってことがずっと付きまとって。周りがどんなに褒めてくれても「いやーほんと全然です」って心から思っていますが、今回は演者たちの芝居を見るという立場で、彼らが今まで感じたことのない感情だったり、それに動揺したり新しい自分を知って戸惑うという素晴らしい瞬間に立ち会えました。そこで、自分では無自覚だったけど「女優って本当にいい仕事なんだ、こんなにも人に影響を与える仕事なんだ」と感じました。
 

— 先ほど「手を差し伸べる」という話がありました。ご自身の経験なども踏まえつつ監督して役者さんと関わっていく中で、コミュニケーションなど苦労したことはありますか?

 
池田:苦労か…たぶんフィジカル的には大変だったと思いますが、何も「苦」ではなかったです。結局は人と人ですよね。その人のすごく深いところにある気持ちをカメラの前で心地よく表出してもらうためにどういう応答の言葉を選んであげればいいのかとか、どういう温度感で接してあげればいいんだろうか、とか考えましたね。演出するということは、こうしなさいああしなさいと指示することではなくて、本番までにその役者さんとの関係性を作って、気持ちが自然とふわっと、撮っている過程で出てくるようにする作業だと思います。なんだろうな…その人を見極めること?オーディションの段階から、その役者さんについて想像したり。そして、その人の解釈を否定しないこと。もちろん自分たちが書いた本だからこういうふうに演じてほしいというビジョンはあるけど、第三者がその台本を読んで感じたことも嘘じゃないし、正解だと思うから、そこの折り合いを丁寧につけていくことはすごく労力を使いましたね。
 

— 役者さんの感じたこと、解釈を否定しない。一方で監督としてこう見せたい、そのぶつかり合いもあったと思うのですが。

 
池田:ありました。映画が好きなので、名作の色んなシーンをオマージュしたいし、マネしたいし、パクりたいし(笑)。技術的、効果的なことも含めてあるのを全部捨てることが一番大変でした。私がこの依頼を受けてやるべきことはそれじゃないよって。池田エライザ初監督で、トガりを見せるのか、否か、っていう。そのトガりを捨てる作業が難しくて。アート的なこともやりたいし、「意外といい感性してんじゃん?」って言われたいけど…丁寧にラッピングする感覚というか。プレゼントに近い、ギフトする気持ちに近いところで作っていった感じですかね。
 

— 求められるもの…相手へのプレゼントとして表現していくということなんですかね。

 
池田:そうですね。この映画を純粋に観に来てくださった人に「こういう映画です。こう感じてほしいです」という操作は一切したくない。自分のために映画を観てほしいので、見た後の5分でも15分でも、その余韻の時間は自分のことをいたわる時間にしてほしいので、自分のトガったアート欲みたいなものは一回箱に詰めて我慢して、丁寧に撮っていった感覚です。
 

— キャストについて、どのような印象を持っていますか?

 
池田:倉悠貴くん(翔役)のすごい素敵なところは、誰と芝居をしているかによって顔つきが変わるところ。すごくカンのある子です。作品中に、演出の一つで「本当にセリフが言いたくなるまで言わなくていいよ」って言ったことがあるのですが、その瞬間、すごくわがままな芝居をしてくれたんです。それは態度とかじゃなくて、本当に言いたくなるまで言わない。役者としてセリフを言うというより、翔としてそのセリフが言いたい、でも言いたくない、言ったらだめになっちゃうんじゃないか、でも言いたい…みたいなその葛藤をちゃんとしてくれた。くんの柔軟さはすごいって思いました。石内呂依くん(泰我役)は芝居が達者!オーディションで呂依くんに女性の役者さんの相手役をしてもらうことがあったんですが、同じシーンを何回も何回も付き合ってもらってるのに毎回違うんです。相手の、どんな子とお芝居をしているかによって、目線も違えば声色も違うし、ちゃんとリアクションをしている感じが本当に素直でピュアで素晴らしかったです。ほかの役者さんも含めて、人としてみんな素敵な方でした。
 
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— それぞれのキャラクターにご自身の気持ちを代弁してもらっているという面もあるのでしょうか?

 
池田:セリフには脚本家さんのアイデアもたくさんありますが、自分の伝えたいことは必ず入れるようにしています。でも、そこまでそれは観ているときに意識しないでほしい。恥ずかしいから(笑)。フラットに見てください。
 

— 先ほど「新しい自分を知る瞬間に立ち会えた」という話がありました。自分でも知らなかった自分が出てくるということは、映画っていうものづくりだからこそだと思いますか?

 
池田:どの感情を出すにも自分を通さなきゃいけないのって、時にすごく残酷ですよね。自分のこんな醜いところ知りたくなかった、とか、台本を読んでこんなの無理だよって思っても、全力で芝居をしてくれる相手を前にすると、自分もまがまがしいものが出てきて、怖くて震えたりする。同時に、自分のもっともっと温かいところを知ることもできて…それにみんなが触れる瞬間が幾つもあって、見事に動揺していて。もぬけの殻。不思議な瞬間で、嬉しかったです。「みんなが思ってる以上にみんな超素敵だから!」って思うんです。みんなが自分の素敵さを自覚してくれたのがすっごい幸せでした。
 

— 映画という現場で、人とのかかわりあいの中でそれが引き出されたのでしょうか?

 
池田:映画という一つの媒体で、現場で、お芝居っていう一つの職業でそれができるっていうことは素晴らしいことだと思います。自分の可能性にもそこで気づけたらラッキーだよねって思う。元々現場が好きなんですけど、今回監督という立場を経験して、改めて「映画って監督のものだなー」って思います。監督の人柄が作品に出るし、現場もみんなの空気感が映像に残るので。フィクションを撮っているのにすごくリアルな部分が全部映るところに改めて魅了されます。
 

「これは音の映画」 和太鼓、アコギに込めた思い
— 映画の中で印象的な音を挙げるとしたらどこになりますか?

 
池田:敢えて挙げるのが難しい…だって「音の映画」ですよ!いくつかピックアップするとしたら、まず崎山蒼志くんの歌。彼は主人公たちと同世代で、実際に高校生の彼だからこそ書ける歌、歌える歌があって、この映画を底上げしてくれた要素だと思います。そして和太鼓はシナリオハンティングに行かないと思いつかなかった要素です。田川市が和太鼓で有名だったから入れたということではなく、田川市を見て和太鼓が似合うかっこいい町だなって感じたんです。静かな中にこう、ドコドコと脈々と流れる何かがある気がして。アコギはね、私のエゴです(笑)。あと蝉の声も…音には全編かなりこだわっているので、劇場で体感してほしいですね。
 

— そのアコギに関してですが、音楽をやめようという女の子(都)が出てきましたが、池田さんご自身が何かを諦めるとか、やめようと決断したことってありますか?

 
池田:都という役のセリフはほぼ、私の実体験です。自分が好きなものが王道じゃなかったときの葛藤みたいなものはありますね。売れないとだめなのかな?っていう。本当はそんなことはないんですけど、若いときは余計に、正解を出し続けないといけないという変な焦りがありました。
 

— 自分が表現したいものと求められるものとの違い?

 
池田:音楽は特に好きだからこそ、仕事としてやらなくてもいいのかなってずっと言い続けてましたね。嫌いになるのが怖かったんです。でも、コロナ禍で(※インスタライブなどで歌声を披露し話題を集めた)初めて自分の歌で少しでも心が動く人がいるんだなって実感して、不思議な気持ちになったんです。あんまり自分に自信があるタイプじゃないので。私でよければ…って、最近人前で歌い始めてからはそう思えるようになりました。
 

— なるほど。音楽を一度諦めた10代の池田さん自身の思いが、都役に詰まっているのですね。

 
natsuita_miyako池田:都という役は私が特に思っていることを代弁していて、中でもプールサイドで不自由さ、悔しさを語るシーンがあります。もう諦めている私は古傷に触る思いでそのシーンを書いたのですが、さいとうなりちゃん(都役)は共感する力がすごいんです。なりちゃんは全力100パーセントの怒りでお芝居をしてくれて、すごく嬉しかったですね。初めて深く共感してもらえたというか、私の怒りが成仏した感じ(笑)。でも「もう古傷だから全然それにやさしく触れる気持ちでいいよ」って言ったらそれもまた理解してくれて。すごく深いところで理解してくれるっていう意味では心強いし助かった。

「子どもの頃の約束を忘れないように」
— 本作には「10代の青春」というテーマで池田さんご自身の伝えたいことが詰まっているということでしたが、改めて10代を振り返った時に「こういうことをやってきたから今がある」とか良かったこと、糧になっていることがあれば教えてください。

 
池田:大切にしたいって思う人とずっと仕事をし続けてきていること?…ね?(マネージャーの方を見る)。その感覚を今もずっと守り続けています。誰しも子どものときに「大人になったら絶対こうしてやる」とか、「こんな大人にはなりたくない」とか、そういう約束があったと思うんですけど、それを「忘れた」っていうのが一番悔しくて。忘れないようにしてあげること。昔叶えたいと思ったことは、何十年たってもいいから少しずつ時間をかけて叶えていきたい。
 

— ちょっとずつ叶ってきていますか?

 
池田:はい(笑)。SNSばかりの社会になって、応援してくれている子たちが変に数字で見られちゃうことが昔から嫌で。「フォロワーが何人いる」とかって言われると、なんか寂しい表現だなって思います。私ほど見た目が派手なのに中身が地味な人もそうそういないと思うんですが、イベントとか恐縮しちゃって出来てなかったんですよね。「需要ないだろ!」ってずっと言い続けてたんですけど、最近はコロナ禍で直接会えていないということもあるし、何かファンに向けてお礼じゃないですけど、私でよければできることはないかな?なんて考える機会は増えました。
 
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— コロナ禍で考え方が変わった部分もあるのでしょうか。

 
池田:うーん、それよりかは、10代から仕事だけガツガツガツガツやってきたからこそ、みんなに1回お礼を言わなきゃ次に進めなくない?って思ったんです。振り返ればほんともう仕事ばっかりでした。体育祭も文化祭も観たことがないし、友達と外食もほとんど行ったことがない。それ自体は全然苦じゃなくて、お仕事は楽しいし平気だったんですが、最近は少しずつ、自分の人生も大事にしようって思えるようになってきたんです。「ちょっとインテリアとかそろえてみようかな」とか考えられるようになってきた。
 

— その一方で、お仕事の幅を広げてマルチに活躍されている印象も感じます。色んな分野の表現をしたいという思いもあるのでしょうか?

 
池田:願望は平和に穏やかに生きてたいっていうことだと思うんですけどね。でも勉強させてもらえるなら新しいことに挑戦させてもらえるのがわれわれの仕事。また新たな目標を持って勉強して、プロとして追究しながら新しい表現に挑戦していくというのは好きですね。
 

— 最後に一つ質問させてください。このコロナ禍でも色んな脚本を書かれていたということですけど、池田さんにとって表現することは、どんどんあふれ出てくるという感じなのか、絞り出すという感じなのか、そのあたりどんな感じなんですか?

 
池田:いやー私悪口言えないんですよ。悪口が全部作品になる感じ。
 

— 悪口、ですか?

 
池田:たとえばニュースを見ていて色んな気持ちになるんです。もっとこうすればいいんじゃないかな、っていう思いを作品にしていくというか、もったいない!活かしたい!って思うんです。一歩引いて、日本の映画がつまらないと言うくらいなら、自分で撮ってしまおうっていう、その性分が今のいわゆるクリエイティブ…自分のことをクリエイターだなんて思ってないけど、好きでやってるだけだし、でもそのクリエイティブって言われるものにつながってきているのかなって思います。
 

— こうしたらいいのにという”もどかしい気持ち”が作品にこめられている?

 
池田:そう。人のことを裁く権利なんてないわけじゃないですか。でも、普通に生きてるだけでなんか裁きたくなっちゃうんですよね。誰かに「この人悪だよ」って言われたら自分も同調して「じゃあ悪だね」って。気を抜いてたらそうなるような仕組みになってきちゃっていて、それに怖さを感じます。そうならないように、自分を保つためにもずっと素朴なところに向き合いたい。この目まぐるしい世の中で人に同調してばっかりで、もっと考えるべきことや大切にするべきことを置いてけぼりにしてきてるんじゃないか。そう考えることで、自分の意見が持てる。自分の発言には自分の意思を介していないと、人もついてこないと思うので。
 

— その意思を表現することで保てているのでしょうか。

 
池田:自分は元々気弱なところがあるので、人に説得とかお願いをするときに、「つまりはこういうことがしたくてこういう方向を見ていて」ということを伝えるように準備するようにしています。勢いだけでいけないんですよね。「私についてこい!」っていうのはできないから。こういう映画を撮りたく存じます。こういう方々にこういう気持ちになってくれたらうれしいなーって思いつつ、でもポジティブに、こっちの方向を見てます。っていうようなことを…
 

— 衝動的にバーッと行っているというよりは、作り上げてるんですね。

 
池田:見た目でそう思われがちなんですけど。「池田エライザ、バーン!」みたいな(笑)。だからこそ、ちゃんと芯を持たなければなと。バランスはとっていますね。
 
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◆公演情報
映画『夏、至るころ』
2020年12月4日(金)渋谷ホワイト シネクイント、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13 他 全国順次公開!
 
ストーリー:
翔と泰我は高校最後の夏を迎えていた。二人は幼い頃から祭りの太鼓をたたいてきた。だが、泰我が突然、受験勉強に専念するから太鼓をやめると言い出す。ずっと一緒だと思っていた翔は急に立ちすくんでしまう。自分はどうしたらよいのか、わからない……。息子の将来を気にかける父と母、やさしい祖父と祖母、かわいい弟。あたたかい家族に囲まれると、さらに焦りが増してくる翔。ある日、そんな翔の前にギターを背負った少女、都が現れる……。
 
出演:
倉 悠貴 石内 呂依 さいとう なり
安部 賢一 杉野 希妃 後藤 成貴
大塚 まさじ 高良 健吾 リリー・フランキー 原 日出子
 
原案・監督:池田 エライザ
 
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プロデューサー:三谷 一夫  脚本:下田 悠子  音楽:西山 宏幸
撮影:今井 孝博  特機:塩見 泰久  照明:長沼 修二  録音:菰田 慎之介
助監督:佐藤 吏  監督補:金田 敬  制作:酒井 識人
美術:松本 慎太朗  衣裳:木谷 真唯  ヘアメイク:釜瀬 宏美
フードコーディネーター:寺岡 詳子   編集:陸 慧安
太鼓指導:川原 邦裕 植田 美紀 特別協力:和太鼓たぎり
 
主題歌:崎山蒼志「ただいまと言えば」
 
特別協賛:マクセルホールディングス株式会社 Cocoテラスたがわ株式会社
企画:田川市シティプロモーション映画製作実行委員会 映画24区
企画協力:ABCライツビジネス
協力:田川市 たがわフィルムコミッション
製作:映画24区
配給・宣伝:キネマ旬報DD 映画24区
 
(2020年/日本/カラー/ステレオ2ch/4Kビスタ〈1.89:1〉/105分)

公式サイト:
http://www.natsu-itarukoro.jp/
 
(c)2020「夏、至るころ」製作委員会
 
◆池田エライザ 公式サイト
http://www.elaiza.com/

◆池田エライザ Instagramアカウント

https://www.instagram.com/elaiza_ikd/

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