特集


TEXT:鈴木亮介 PHOTO:三橋コータ

BEEAST太鼓判アーティスト第31弾、ゆゆんインタビューの後編をお届けします。今回は東京・代々木の音楽専門学校「ミューズ音楽院」とタッグを組み、「OVER 22、女性ミュージシャンの生き様」と題して公開インタビューを行いました。
 
ゆゆん結成前のメンバーのキャリアを改めて振り返ると、ゆりえ(Bass & Vocal)はスカートの中でCDが全国流通。まりな(Guitar)は日本マドンナでCOUNTDOWN JAPANの大舞台を経験。イシカワミナ子(Drums)はThe alpsで「音楽甲子園2009」金賞を受賞。イシバシリサ(Guitar)はアイマイミーで閃光ライオット2010に出場…と、華々しいもの。
 
しかし、メンバー自身はそうした過去のキャリアに固執することなく、今の4人で奏でる音、その延長線上にある未来だけを見据えていることが、インタビューを通じて伝わってきました。インタビュー後半は、昨年10月にリリースしたミニアルバム『今世』の制作エピソードや、女性ミュージシャンとして考える今後の展望などを時間の許す限り伺いました。
 

インタビュー前編はこちら
http://www.beeast69.com/feature/117908

 
 

ゆゆん
正式名称はゆ、ゆゆゆゆゆん
2013年9月結成。
 
メンバーはゆりえ(Bass & Vocal/ex:スカートの中)、
まりな(Guitar/ex:日本マドンナ)、
イシバシリサ(Guitar/ex:アイマイミー)、
イシカワミナ子(Drums/ex:The alps)の4名。
 
月2~4本ペースでライブをし、主に都内で活動中。
ミニアルバム『今世』が2014年10月24日より発売!


 

 

人はずっと1人、でも未来の私が君を見てる
—さて、ここからはアルバムの話を伺いたいと思います。まずは1曲目「牛乳」。この曲は初ライブのときには既に完成していた曲ですよね。

 
ゆりえ:そうですね。「牛乳」は正直、(いつ頃作ったか)覚えてないんです…ソロ弾き語りのときにやろうと思って作ったのかなぁ。今まりなが弾いてる一番最初に出てくる単音のフレーズを思いついた、っていうのは覚えていて…私ギターを弾いてから歌を乗せるんですよ。乗せたら、Aメロがすごく良くなったから…大体挫折するんですね。Aメロ良くないな、とか、でもこのときはいいなって思ってポンポンって、作った…んですかね?
 

—その後4人になってからはどのように仕上がっていったのですか?

 
ゆりえ:この曲は本当はピアニカとか鉄琴とかでショボショボな感じでやりたかったんですけど、ドラムが入ったらミナ子のドラムですから、ショボショボにならなくて(笑)。できる限りショボショボになるように「チーン」とか入れてもらったものの、そこにリサのギターなんか入ってきちゃったら…豪勢な感じになっちゃいました。
 

—それでまた歌詞が、サビの「牛乳かぶって 君はもう1人だ」などユニークです。この曲はどういうテーマなんですか?

 
ゆりえ:これは、お恥ずかしい話なんですが中学生のときにいじめのような経験を…朝登校したら自分の机がなくて、え?と思って先生に言いに行ったら「ちょっと話がある」って奥の部屋に通されて、そこにはぼこぼこになった私の机が…
 

—辛い!

 
ゆりえ:私以外にもみんな順番にやられてたんですけど、いざ自分がやられたらこんなに辛いものか!って。それが衝撃だったんですよ。それで、「誰も犯人探しを一緒にしてくれない」っていう歌詞の通り、驚くほどに本当に誰も助けてくれなくて。仲いい友達も。それで授業中ずっと泣いてて…クソっ……ていう曲です。そんな感じ…いや、そういう曲じゃないなぁ。
 
まりな:え?(笑)
 
ゆりえ:そのときは消化しきれなかったんですよね。だから1人っていうのを実感したんですね、そのときの私は。でも、わかりづらいかもしれませんが、たぶん、人生ではずっと1人なんですけど、なんですかね…「1人じゃない」とか言う人いるじゃないですか?1人だと思うんですよ、私は。でも、1人なんだけど未来からの私が見てるよっていう曲なんですよね。
 

—この「君」っていうのは、今の自分が14~15歳の自分に対して…

 
ゆりえ:そうですそうです。明日になっても変わらないし、ずっと1人なんですけど、未来の私は見ていてあげるからね、っていう。
 

—なるほど、それで「君」だったんですね。

 
ゆりえ:そんな感じです。
 

—2曲目の「にげよう」は打って変わって陽気な曲です。5曲目「やっほー」もそうですが、山登り好きなんですか?

 
ゆりえ:そうですね。家の近くに高尾山があって、純粋に登るのが好きなんです。「にげよう」は特にここをこうして、と指示を出すのではなく楽しくやろう!って臨んだらいいテイクが録れました。
 
リサ:たくさん楽器入れたしね。マラカスとか…
 
ゆりえ:あーそうだ!色々楽器を入れてまして…ラッパとか。笛も私が吹いて。
 

—確かに色々入ってますね。

 
ゆりえ:楽しい曲になってますかね?
 

—レコーディングの際の楽しさがそのまま伝わってきます。

 
ゆりえ:普段ギター弾き語りから作るので、速い曲がなかなかできないんですよ。でもゆゆんは速い曲をみんながほしがってると思って…同居人に相談したら、「速い曲って思わないで楽しい曲と思って作ってみたら?」て言ってもらって、それでできたのがこの曲なんですよね。
 

—4曲目の「ハーベスト」も楽しさがあり、それだけでないまた違った面もあり…

 
ゆりえ:「ハーベスト」は実は、スカートの中で1回この曲をやろうと持っていったらあるメンバーに「この曲好きじゃないからやりたくない」って言われちゃって…でも自分的にはいいなって思ってた曲だったので、改めてゆゆんで持ってきたのです。
 

—「たばことコーヒーとハーベスト」と好きなものを並べてポップな感じなのが一転、最後にグサッと刺さるような…

 
ゆりえ:あー…それ辛かった時期の曲ですね。先ほど言った同居人というのがスカートの中で一緒にやっていたギターの子(なっぴ)なんですが、私が1人暮らしが嫌になって一緒に住んでってお願いして。
 

—お、そうなんですね。

 
ゆりえ:その後、都内の知り合いの家に2人で転がりこんだけど、その人とうまくいかなくてまた(1人暮らしをしていた部屋に2人で)戻ってきたときに超貧乏になっちゃって。そんなある日、閃光ライオットを観に行ったんです。そこで来場者に焼きそばを配ってて…
 

—カップ焼きそば…某メーカーがスポンサーでしたね。

 
ゆりえ:割と遅めに到着したんですよ。そうしたら、本当は1人1個なんですけど、余ったから全部持っていっていいよって言われて!ごみ袋3袋分くらい持って帰って、食べるものがなかったから3食その焼きそばを食べる日々で…
 
リサ:辛っ!
 
ゆりえ:本当に辛かったんですけど、ずっと焼きそば食べて暮らしていて…そんな貧乏だったときに、たばことコーヒーの組み合わせが大好きだったんです。
 

—そこで焼きそばじゃないんですね(笑)

 
ゆりえ:あと、曲を作るときに集中力が切れないように甘いものを食べるので…なんかたばことコーヒーに合うのがハーベストだったんで、いっつも食べていたものを歌詞にポン、って(笑)。そのときはもう20歳を過ぎて大人だったので、「小さい」って思ったんじゃないですかね。焼きそば食べて…。
 

—で、「大人の幸せは案外小さい」と。なるほど。「牛乳」の歌詞の「君」というところでも思ったんですが、自分がこんなに苦しいんです、悲しいんです、っていうのを一人称で書くとただ単に暗い曲ですね。

 
ゆりえ:あー。
 

—でもそこに何か1つ入れることで面白い曲になったり、聴いていてグッと来る曲になったり…芸術作品って自分の個人的な主観から一歩出たところにありますよね。

 
ゆりえ:へぇ…勉強になります(笑)
 

—3曲目「テレパシー」はゆっくりな曲ですね。

 
ゆりえ:作るのにすっごく時間がかかりました。最初は全然違う曲だったのかな?
 
リサ:春の歌だったね。
 
ゆりえ:春の歌?
 
リサ:レコーディングする前に、ライブでずっとやってたんですよ。タイトルも違うしメロディも全然違って、歌詞も…レコーディングの当日に歌詞を変えてきたんですね(笑)
 
ゆりえ:あ、そうですよねー。
 
リサ:最初は「春はまだか」っていうことを歌っていて。3月くらいだったかな?
 
ゆりえ:3月だから「春はまだか」って言ってたんですかね(笑)。歌詞を書くのはすっごく苦手なんです。歌詞は他の人に書いてもらいたいっていうくらい苦手で…で、たぶん「春がなんちゃら」っていうのにしっくり来てなかったんです。どうにかライブに間に合わせようと書いたものの、「私うそついてる気がする」って思って、レコーディングのときに「やだ!」ってなって変えたんだと思います。
 

—そうすると、レコーディングのときの心境も今の歌詞にはかなり反映されているのでしょうか?

 
ゆりえ:うーん…自分の気持ちに整理がついてないことを整理するっていう作業が、私にとって歌詞を書くっていうことなんです。この歌詞を見て、ご想像にお任せするんですが、とても悲しいことがあったと。そのことについてなかなか整理をつけられずに歌詞を変えて…歌詞をコロコロ変えるって言うのはそういうことだと思うんですが、こうでもないなぁ、こう思ってるんでもないなぁって。それが「ハーベスト」にも一文だけ出てるんですけど…
 

—固まっていないというのはとれたての魚みたいに、まだ曲が生きてる!っていう感じなんでしょうかね。

 
ゆりえ:うーん…そうなんですかね。でも、最終的に歌詞が固まったので良かったです。
 

—そしてアルバムタイトルの「今世」という言葉がこの曲の歌詞に出てきます。

 
ゆりえ:あー「今世」は最初みんなからの評判が悪かったですね(笑)
 

—これをアルバムのタイトルにしたのはどういう意図があるのでしょうか?

 
ゆりえ:「とりあえず今回は」という意味を込めています。前のバンドがあって、これから色んな困難があるかもしれないけど、今回ここで23年育ってたまたま出会った人たちとたまたま音楽をやって…っていう、今世でしか出会えない人たちと…たぶん(私は)今世でしか音楽をやらないと思うので。
 

—でも最初はメンバーから反対されて?

 
ゆりえ:すごいバッシングでしたね(笑)
 
リサ:なんか重いな、って思ったよ(笑)。でも他に思いつかなかったし、「今世なのか~」って思いながら過ごしてたらある日しっくりきたんですよね。
 

—他にタイトル候補はありましたか?

 
まりな:もう1個あったね。何だっけ?
 
リサ:さびしい…じゃなくて、造語。
 
ゆりえ:こんな具合です。
 
リサ:なんか秋っぽいやつ!
 

—秋…愁いとか哀愁とかでしょうか?

 
リサ:あ、「苦愁(くるしゅう)」だ!
 
ゆりえ:それもしっくりこないなぁって言われて、そうですよねーって(笑)
 

—そしてアルバムの最終トラック「やっほー」、これは最初に聴かせていただいたとき、かなり涙腺を刺激されたのですが…

 
ゆりえ:えー、この曲も前からあって、歌詞がコロコロ変わった曲ですね。前の曲がかなり疲れてるじゃないですか。
 

—4曲目「ハーベスト」が。そうですね。

 
ゆりえ:もうそういうのを気にしなくていいんじゃん?あっけらかん?別にいいよ、みたいな。
 

—で、また山に登るという。

 
ゆりえ:そうですね(笑)
 

「5年後、10年後なんてわからないからバンドやってるんだ!」
—今後の展望を伺いたいと思います。まずはバンドとして今後こういうふうにやっていきたい、というビジョンがあれば。

 
ゆりえ:私はこのアルバムを作り終えた直後から、もう次のアルバムのイメージがどんどん湧いてきてるんです。次また、このアルバムをひっくり返したような作品を作りたいと思います。
 

—「今世」には入っていない、速い曲なんかもライブでは披露されてますよね。

 
ゆりえ:あーそうですね。あれも入れたほうが良かったですよね(笑)。
 

—そして3人の個々の話も伺っていければと思います。バンドを含め今後のこと、少し大仰な話になってしまうかもしれませんが、5年後、10年後の人生設計というところも含めて、今考えていることを教えてください。

 
ゆりえ:5年後…バンドを始めるときに「Mステに出たい!」という1つの目標がありまして、まぁ5年後くらいには出られるかな?で、Mステに出て、看護師になりたい。
 

—看護師?

 
ゆりえ:何もしてないし、どうやったらなれるのか知らないんですけど、人の命を助けたいと思って。あと、普通に…普通の女の人と一緒の、子どもを産んで、子どもと音楽をやりたいんですよね。
 

—それはいいですね!

 
ゆりえ:この前、音大に通う友人と自分の音楽のルーツみたいな話題になって、そのとき友人に私の曲を聴かせたら「ゆりえさんがつくるメロディは童謡というかわらべ歌のような感じがありますよね」って言われて、なるほど!って。私、小さいときに童謡集のテープが切れるまでずっと聴いていたのを思い出したんです。童謡いいなって思って。子どもを産んで私も童謡から勉強がてら…童謡のコピーとかやりたいです。
 

—音楽を続けていく上ではお金もかかる。「バンドで食っていく」「音楽を仕事に」…その辺りは皆さんどのように考えていますか?

 
ゆりえ:うーん…
 
リサ:いやー厳しい世界だなぁとは思いますね。色々機会があってサポートをやらせてもらったのですが、周りの協力というか、チームになってやってるんだなっていうのはすごく学びましたね。
 

—そういう現場での経験が、自分自身の音楽活動に影響した部分もありますか?

 
リサ:ギターはずっとやっていたいなって思いますね。それで、その先のことはあまり考えられないんですけど…ここまで色んな場、機会をもらって、今もやってますが、そのときそのときいつも一生懸命にやって、今もそういうふうに一生懸命にやって、いいのか悪いのか23まで音楽をやっていて…信じるしかないなって思います。ゆゆんゆりえが作ってくる曲が好きだし、それを信じてやっているので、先のことはあまり言えませんが、今をがんばって、みんなで大きくなれたらいいなと思います。
 

—今回、公開インタビューとして開催するにあたって「OVER22」という副題をつけたのですが、「22歳」という、多くの人が大学を卒業したり就職をしたりする年齢で、音楽活動から遠のく人も多いと思います。

 
ゆりえ:多いですね。1年前くらいに、みんな就職したのかな。そのときに本当に、絵を描いていた子とかもパッとやめて、Facebookが仕事のことで…
 

—あぁ、そうなっていくんですよね!

 
ゆりえ:みんな就職してるなー、偉いなーって思いましたね。ミナ子が…きのうバンド練習だったのですが、「明日5年後、10年後のこと聞かれるらしいよ」って。「5年後、10年後なんてわかんねーよ、わからないからバンドやってるんだ!」みたいなことを言ってたよね。
 
まりな:言ってた!
 
ゆりえ:だから、わからないからやってるみたいですねー。
 

—そんな中でも、周りに何となく同調するのではない、積極的な「続ける理由」があったのではないかと思います。

 
ゆりえ:ゆゆんを始める前も「音楽をやめるか」「続けるか」だったのですが、「音楽の世界は大変だぞ!」って言われてたんですけど…私いまだに「大変なの?」っていうナメくさったところがあって、そこまで大変っていう気がしないんですよね。何だかんだ私の周りのずっと音楽をやっている人たちは割と今Mステ出たり活躍してるし、大変なのかな?意外とポンと出られるかもって、良くない考え方を…持ってます。
 
まりな:売れればいいなぁ、ラッキーだなーとは思いますけど、これをどうしても仕事にする!という感じではないですね。これに賭ける…賭けるんだけど、それが仕事につながるというわけではないというか。
 
ゆりえ:仕事といえば、CMのちょっとした音楽作ってくださいっていうのあるじゃないですか?あれ、めっちゃやってみたいですね!
 

—続けていくと色んな可能性が出てくるというのは確かだと思います。それとまた別の視点から、男女の社会的な性差というか、女性については結婚や出産といった選択肢があって、出産となると現実的に一定の期間仕事をお休みする必要があって…

 
ゆりえ:うーん、なんですかね。子どもを産んでも、本当にポジティブなんだと思うんですけど、子どもを産みたいし看護師にもなりたいんですけど、絶対に音楽と両立できるっていう自信がどこからかすごく湧いてくるんですよね。できない気がしなくて、だから、悩みなさそうだねってよく言われるのはそういうところですね(笑)
 

—身近な先輩で成功している人も?

 
ゆりえ:椎名林檎さんとか、子育てしながらバリバリ…あと、チャットモンチーえっちゃん橋本絵莉子)とか…
 
リサ:友達みたいな言い方!(笑)
 
ゆりえ:お、先輩やってるーって思って。きっとご苦労はあるのだと思いますが、できないことはないと思います。
 

—そして皆さんは前のバンドも含めてご経験があるかと思いますが、「ガールズバンド」っていう括りというか…女性ミュージシャンだから良かったこと、損したと思うこと、男の人と違うなって思うことってありますか?

 
ゆりえ:ライブのMCで「もしもあなたが同じ年齢で女性でも今ここにいますか?」ってお客さんに質問しようと思ってやめたことがあります(笑)。もしも私が男の人になって同じ曲をこの同じ声で歌ったとしても、今来てくれているお客さんは来てくれないような気がするので、単純にラッキーって思います。あ、でも男の子のバンドは女の子のお客さんがいっぱい来てますよね。それはそれで、そっちもラッキーですね。
 
まりな:私自身は「違い」って感じないですね…客観したら、どうなんだろうね。
 

—性別の違いによって、表現できるものの違いというのは確実にありますよね。さて時間が迫ってきました。バンドとして「来年(2015年)の目標」を最後にお聞かせください。

 
ゆりえ:来年…ライブをします!
 

—ライブ!活動の拠点を増やしていこう、みたいな。

 
ゆりえ:いずれは海外にも!
 
まりな:海外!急に飛んだなー(笑)
 
ゆりえ:ミナ子さんがツアー行きたいって言ってました。
 
リサ:ツアー行きたい!
 
ゆりえ:でも誰も免許持ってないよね!
 
まりな:リサが持ってるよー。
 
ゆりえ:じゃあこの方がきっと連れていってくれると思います。
 
リサ:やりたいことは来年と言わず色々あります。アコースティックとかもいつかやってみたいし、Ustもやってみたいし。
 
ゆりえ:あと、きょうこの公開インタビューに来てくださった皆さんや普段ライブに来てくださるお客さんを、もっといいところに連れていきたいという目標が今できました!
 

 
予定を超えるロングインタビューとなりましたが、これでもまだ半分も聞きたいことが聞けていない!というのが、インタビューを終えた直後の感想でした。噛めば噛むほど味わい深いゆりえワールドと、それを支える強力な布陣。四者四様に個性を持っていることも魅力です。
 
ウルフルズ、NUMBER GIRL、フジファブリック、Base Ball Bearなど数多くのミュージシャンを発掘したGreat Huntingの加茂啓太郎氏は「音楽の発明はイチゴ大福とかジャガバタに塩辛とかマヨネーズに七味唐辛子とか、誰も思いつかなかった組み合わせ」と述べていますが、そうした”スタンダードな魅力+新感覚の化学反応”が、ゆゆんの5年後には見えてきます。
 
「売れるためにこうしよう」という迎合スタイルではなく、わが道を行くという閉鎖的なやり方でもない、ライブに行けば行くほど新たな魅力、輝きを発見できるバンド。ミラーボールのような存在です。その一端を照らせるよう、BEEASTでは今後もゆゆんをパワープッシュし続けたいと思います。
 

◆リリース情報
ゆゆん ミニアルバム『今世』
¥700 ライブ会場限定販売
<収録曲>
M01. 牛乳
M02. にげよう
M03. テレパシー?
M04. ハーベスト
M05. やっほー
◆ゆゆん 公式サイト
http://www.music-scene.jp/yuyum/
◆ゆゆん 公式Twitterアカウント
https://twitter.com/yu_yu_yu_yuyum
 
◆ライブインフォメーション
・2015年01月27日(火)【下北沢】GARDEN
・2015年01月29日(木)【新 宿】紅布
・2015年02月06日(金)【下北沢】BASEMENT BAR
 
◆企画協力:ミューズ音楽院
http://www.muse.ac.jp/
 
◆インフォメーション
ロック・ポップスのジャンルでは日本で初めて1984年に
文科省の認可を受けた音楽専門学校。
OBにはB’z松本孝弘をはじめ、GRANRODEOe-ZUKA
藍坊主藤森真一など多数。
 
これまでの2年制専門課程に加え、社会人や大学生でも通いやすい、
1年制夜間コース(ボーカル専攻、ミュージック・ビジネス専攻)も
スタート! 詳細はコチラ!
http://www.muse.ac.jp/course/#course-top-night
 

 
muse
 
◆関連記事
【PHOTOレポ】ゆゆん@渋谷LUSH
http://www.beeast69.com/report/116505