SOUND RADAR 〜必聴ピックアップ・ミュージック〜2026.09.24

【連載】SOUND RADAR/Sally 2nd Album『RE:RAIGN』


SOUND RADAR ~必聴ピックアップ・ミュージック~

TEXT:桜坂秋太郎

ソロギタリストの真骨頂たる極上のインストゥルメンタル旋律と、彩りを添える歌声。全9曲で描く『RE:RAIGN』の全貌。

次世代ジャパニーズ・メタル界を牽引するギタリスト・Sallyが、2026年11月11日に放つソロ2ndアルバム『RE:RAIGN(リレイン)』。本作は、ソロギタリストとしてのアイデンティティーであるインストゥルメンタル曲をサウンドの主軸(核)に据えつつ、多種多様なゲストボーカリストを迎えた歌もの曲を極上のスパイスとして配することで、前作『BURN IT』から、更なる表現の幅を獲得した傑作である。

タイトルに掲げられた“RE:RAIGN”とは、「Reign」( 支配)と「Rain」( 雨) を組み合わせた造語の「RAIGN」に、「RE :」を付けて「1st アルバムへのアンサー」と「再び立ち上がる!」という決意を込めたとのこと。その言葉が示すとおり、全曲の作曲を手掛けたSallyは、自らのギタープレイと旋律で、アルバム全体を力強く統率している。トラック・バイ・トラックで全9曲の音像をひもといてみたい。


M1. Revenge (Instrumental)
作曲・編曲:Sally
幕開けを飾るオープニングナンバーは、アルバムの世界観へ一気に引き込むギターリフと、疾走感あふれるリズムに乗せたソロフレーズ、そしてドラマチックな構成のナンバー。ソロギタリストとしてのパッションが凝縮されていて、Sallyの持つポテンシャルを存分に魅せてくれる。
M2. Last New WORLD (feat. RAIN)
作詞・作曲:Sally / 編曲:Mao(ex. LIGHT BRINGER)
ボーカル曲陣のリードを飾る至高のキラーチューン。重厚な歪みのリフと元LIGHT BRINGER のMao(Keyboards)による洗練されたアレンジのナンバー。アルバムの意志を象徴するかのように、ゲストボーカルのRAINの疾走する歌声と、過去の傷や曖昧な愛想笑いに別れを告げ、強い覚悟や過去の葛藤を“心の管をアンプ直でブッ刺す”という表現で、むき出しの情動を未来へと叩きつける。
M3. Justice is (Instrumental)
作曲・編曲:Sally
モダンでヘヴィネスなデジタルサウンドの上で、リードギターと鍵盤がクロスしてメロディを紡いでいくナンバー。純度の高いインストゥルメンタルで、ライブ直前のバンドが登場する時に流れたら、オーディエンスのボルテージが最高潮に高まりそうだ。
M4. DUEL EVE (Instrumental)
作曲・編曲:Sally
中盤への架け橋となるインストゥルメンタルナンバー。タイトルが示すとおり、一騎打ちの前夜のような緊張感をメロディックなギターで表現している。冒頭や途中に使用されているエフェクト効果音も、楽曲の持つ良さを引き立てていて、完成度の高さに圧倒される。
M5. MONSTER FINGER (feat. Anchang / SEX MACHINEGUNS)
作詞:Anchang / 作曲・編曲:Sally
SEX MACHINEGUNSのAnchang(Vocals & Guitar)が他アーティスト初となるゲストボーカル&作詞で参加した、アルバム前半のハイライトナンバー。SEX MACHINEGUNSの持ち味であるスピーディーかつエキサイティングな構成を彷彿させるスリリングな展開と、Anchangらしさが溢れるボーカルがSallyのギターと相まって、超強烈なアグレッシブさを放っている。
M6. Lady on Fire (feat. Anju Tachibana)
作詞・作曲:Sally / 編曲:Freddy(Serenity In Murder)
ゲストボーカルのAnju Tachibanaの芯のある歌と、Freddyによる重厚なアンサンブルのナンバー。燃えるような激しい2バスのドラミングとギターのフレーズと、たとえ傷つくリスクを背負ってでも自らの足で本物の運命を切り拓こうとする情熱(=Lady on Fire)が脈打っている。想いがエモーショナルに融合していて素晴らしい。
M7. Solipsism (Instrumental)
作曲:Sally / 編曲:Mao(ex. LIGHT BRINGER)
「Last New WORLD」と同じくMaoがアレンジを手掛けたテクニカルかつドラマチックなナンバー。スーパーギタリストによるインストゥルメンタル、というような簡単な一言では語れない、美しい旋律を中心としながらも、Sallyの才能の深みを感じる。
M8. 逢いたい (feat. 長谷川愛)
作詞・作曲:Sally / 編曲:Mao(ex. LIGHT BRINGER)
続く「逢いたい」もMaoのアレンジで、Maoによる切なさと、長谷川愛の透明感あふれる歌声がマッチしたナンバー。アルバムの中でもっとも叙情的な表情を見せる楽曲であり、それは降り積もる雪の景色描写とともに、まるでリスナーに寄り添うかのようだ。
M9. IMPLICATION (Instrumental)
作曲・編曲:Sally
アルバムの最後を締めくくる、圧巻のインストゥルメンタルナンバー。「麻雀最強戦 2026」のオープニングテーマとしても親しまれている楽曲であり、Sallyの卓越したテクニックとメロディ、華やかなフレーズ構成が凝縮された、まさにソロギタリストとしてのSallyの一つの頂点を示している。

全9曲を通し聴いて残るのは、主軸である5曲のインストゥルメンタルによって提示される、Sallyというギタリストの確固たるテクニックと旋律センスである。そして、要所に配された4曲のボーカル曲がアルバム全体に多彩な感情のグラデーションをもたらしている。 主軸とスパイスが見事なバランスで昇華された本作『RE:RAIGN』は、ギターファンのみならず、あらゆるロックファンに「ソロギタリストが作り出す音像の面白さ」を届けてくれる傑作と言えるだろう。


▼収録曲
M01. Revenge
M02. Last New WORLD
M03. Justice is
M04. DUEL EVE
M05. MONSTER FINGER
M06. Lady on Fire
M07. Solipsism
M08. 逢いたい
M09. IMPLICATION

▼Guest Vocals
M02. RAIN
M05. Anchang(SEX MACHINEGUNS)
M06. Anju Tachibana
M08. 長谷川愛

▼Arrangement
M1,3,4,5,9:Sally
M2,7,8:Mao
M6:Freddy (Serenity In Murder)

▼Mix&Mastering
仁耶(Unlucky Morpheus)

●『RE:RAIGN』(通常盤)
[CD]¥3,500 MICL-20017
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●『RE:RAIGN』(完全生産限定盤)
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発売元:MARQUEE/AVALON 
販売元:ビクターエンタテインメント

▼Official Website
 https://www.sally-guitar.com
▼YouTube
 https://www.youtube.com/@sally_guitar
▼X(Twitter)
 https://twitter.com/sallyrose4
▼Instagram
 https://www.instagram.com/sally_guitar/
▼Streaming
 https://lnk.to/VlOEvC

DEAN GUITARS JAPAN オフィシャルアーティスト。
次世代ジャパニーズメタル界を牽引する若手実力派ヘヴィメタル・ギタリスト。
圧倒的な速弾きと緻密なテクニック、華やかなステージングで国内外から高い評価を得る。
2025 年2 月にメタルレーベルMARQUEE /AVALON より、ソロ初となるアルバム「BURN IT」をリリース。
全楽曲の作詞作曲を手掛け、鮮烈なソロデビューを飾る。
2026 年にはソロ活動と並行し、次世代型ハイブリッドガールズロックバンド「Lonesome_Blue」へ加入し、
8 月にKING RECORDS よりメジャーデビュー。
11月11日にはMARQUEE/AVALONよりソロ2nd Alubumをリリース。
引き続き、次世代のメタルアイコンへの道を突き進んでいる。