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角田仁志 Vol.2

2009年07月04日

最近の音楽ニュースから~マイケル・ジャクソン死去とグラストンベリー~

最近、様々な音楽情報が目がまぐるしく飛び込んできています。今回は、その中でも気になるものを2つピックアップして僕の感想を。やはり音楽メディアとしてこれは外せません。BEEASTのイメージ画像とは裏腹に、音楽全般に目を向けていますが、このニュースには驚きでした。

まず、最初にこの報道を聞いたとき僕が思ったのは、「また何か悪ふざけしているんだろうなあ」、ということです。いや、実際そう感じた方も多いのではないでしょうか。ロンドンでの連続公演を控えた中、そんなことはないだろう、と。最近ではゴシップスターとしての側面がメディアに取り上げられることが多かったですからね。

そんな第一報の感想はともかく、惜しい人をなくしたと思っています。僕は1983年生まれ、ちょうど『Thriller』が全世界で大ヒットしていたころでした。そのため、もちろんリアルタイムで体験したわけではないので、当時の盛り上がりについてはわかりません。しかし、「Thriller」や「Off The Wall」などのアルバムは今聴き直してもとんでもない作品だと思いますし、ジャクソン5時代の”I Want You Back”なんかは究極のポップソングの1つではないでしょうか。

本当に、あの名曲の数々を名まで聞く機会が永遠に失われたということは残念でなりません。また、同時にもうひとつ感じたのが、ひとつの時代の終わりです。マイケルはご存知のとおり、バブル景気に沸き立つ80年代にキャリアの頂点を極めたわけですが、そのころとは正反対の状況にある今、マイケルが亡くなったということに意味を感じずにはいられません。考えすぎ、といわれればそれまでですが 苦笑。

■グラストンベリー・フェスティバル
「ロックフェス」というと疲れるし若いアーティストばかりで見るものがなく縁遠いイメージを抱く方も多いかもしれませんが、ちょっとこの話を。『フジ・ロック』のモデルであり、世界最大級の「ロックフェス」である、『グラストンベリー』が今年はすごいんです。何が?ヘッドライナーです。

【ニール・ヤング】に【ブルース・スプリングスティーン】、そして【ブラー】というちょっと年齢層上のかたがたにアピールするような、それでいて20代の僕からしてもどれもカッコイイ、と思えるアーティストばかり。これについては、僕がうだうだ語るより映像を見てもらったほうが早いと言うもの。では、どうぞ。

【Neil Young】”Rockin In The Free World”

【Blur】”song2″

【Bruce Springsteen】”Radio Nowhere”

うーん、かっこいいですね! …はい、ボスの映像に? と感じた方、正解です。
これ、実は「Gaslight Anthem」という若手バンドのステージにボスが飛び入りした映像なんです。このバンド、ボスから大きな影響を受けていてボス自身もお気に入り、そのため今回の共演となったわけです。

というわけで、あなたの好きなアーティストがお気に入りにしているバンドもチェックしてみてはいかがでしょうか? これから日本も夏フェスの季節、楽しみです。