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スタッフヴォイス

鈴木亮介 Vol.12

2010年03月24日

一蘭に行ってきました。

…これだけで会話が通じたら、もうそれは立派なラーメン通の仲間入りですね。

一蘭は、中洲の老舗ラーメン店で、近年は関東にも続々出店している人気店です。昨年12月に新宿東口店が出来て以来気になっていたのですが、最近ようやく食べに行くことが出来ました。

味はもちろん言うまでもない美味なのですが、評価が分かれるのは、一蘭の特許である「味集中カウンター」でしょう。

話には聞いていたのですが、やはり実際に目の当たりにすると、その違和感は最後までぬぐえませんでした。端的に言うと、質屋の窓口でラーメン食ってる感じです。カウンターの両脇にボードがあって、さらに正面も顔の上半分くらいが隠れるような壁があって、下半分は簾になっていて、店員さんと顔を合わさずに注文し、ラーメンが届くのです。

ラーメンの香りを逃さないためというのがこのシステムを導入した最大の理由なのだそうです。何度か通えば慣れてくるのでしょうか。厨房を覗いたり、食べ終わった後に「ご馳走様」の一言を伝えることもできないのはやはりもどかしさが。あと、やっぱり圧迫感を感じるので、それは折角の味を何ポイントか落としてしまっているように感じました。

そうは言っても、やはりもう一度食べに来たくなる美味しさでしたね。そして、メニューだけでなくスープの濃さやにんにくの量までを選択できるオーダー用紙も、「次はこっちにしよう」と様々試したくなる心理をうまく突いていて(ちなみに全部で9000通り以上あるらしいです)、テーマパークのようなワクワク感がありました。

一方、業界断トツの売り上げを誇る人気店、一風堂。テレ東のカンブリア宮殿でも特集されてましたね。高校時代、部活帰りに(陸上部で長距離を走っていました)よく寄ったものです。

こちらのモットーは「店は舞台、店員は役者」。とにかく店の活気がいい!また、こちらはラーメンが出てくる前に特製もやしを小皿に乗せて食べたり、にんにくを自分ですり潰して入れたりと、基本的にお客が自らラーメンを作り上げていく感があって、家に帰って来たような安心感があります。これもリピーターを増やすコツですね。

「テーマパークと、家」。豚骨ラーメンの二大巨頭、一蘭と一風堂を対照的に表現すると、こうなります。どちらもまた違った魅力があり、順位をつけることなんて出来ません。

もちろんこの2軒だけではありません。九州じゃんがら、由○、なんでんかんでん、まるきんラーメン、らいおんラーメン…好きなラーメンを挙げていくとキリがありません。こうして振り返ってみると豚骨ばかりですね…

皆さんはどんなラーメンが好きですか?