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スタッフヴォイス

鈴木亮介 Vol.1

2009年06月16日

みなさま、はじめまして。ユニコーンが解散した年に小学3年生だった、鈴木亮介です。これから末永くよろしくお願い申し上げます。

初回なので、「ロック」をお題にしたギャグを作ろうと思って先ほどからコーヒー片手に頑張っているのですが、ない頭をフル回転させても出てくるのは「梅酒はロックに限る」とかロクでもないもの…もとい、ロックでもないものばかりで。

さてそんな小生ですが、普段は何をしているのかと申しますと、昼間は取材や原稿執筆、また主宰する作文通信講座の送られてくる作文の赤入れ、そして夜間は塾講師として小中学生相手に教壇に立つ日々を送っています。

国語の教師なのですが、左利きなので(と言い訳)字が汚く、おまけに受験勉強のようなことが大嫌いだったので、漢字の書き順は間違えるわ部首は知らないわで、人柄とノリだけで何とか首をつないでいるつもりです。

もっとも、中学生の授業ともなれば「いいか、漢字の書き順なんて覚えたって世の中出ても何の役にも立たないぞ」なんて堂々と喧伝する始末。いつかクビになるのではないかと内心ヒヤヒヤしています…というのは嘘で、クビにならないのを知ってての確信犯です。

「結果さえ出してくれればいいから、そのプロセスは好きなようにやれ」という心の広い教室長と、漢字の書き順を絶対に出題しない都立高校入試のお蔭で、堂々と漢字の書き順の悪口が言えるわけです。(※ただし、漢検の問題や地方の公立高では書き順も出題されます。よい子のみんなは真似しないでね)

小生としては「どんな現場に出ても通用する本物の、一生モノの表現力をつかんでほしい」ということを基軸に毎回の授業に臨んでいます。もちろん、塾に通わせるほとんどの親御さんのニーズは「受験で良い結果を」ということなので、その次元は踏まえた上で、ですが。その次元で結果を出せない人間が偉そうな事は言えないでしょうから。

音楽の世界でも言えますが、現在のスタンダードを踏まえた上で、新たなスタンダードは創られていきますよね。ホンモノの破天荒は、ただただ「俺はスゲーんだぞ」と暴れているだけでなくて、自分の破天荒さを訴える表現力を持っている。生意気な言い方をすると「凡人に自分の非凡さを理解させることができる」ということ。

そんな、「常識を超越した非常識人」でありたいと思います。