鈴木亮介 Vol.8

2009年11月09日

世の中にあるものは、全て理由がある…。

例えば、マンホールが丸いのは、重たいふたを誤って下に落としてしまわないため。牛乳パックが四角いのは、お店の陳列棚や冷蔵庫に並べて入れる際に、隙間をなくして冷蔵の効率を上げるため。缶飲料が丸いのは、尖った角でケガをしないため。工場のコンベアや販売機などでゴロゴロと転がして効率良く移動させるため。

幹線道路などの街路樹に落葉樹林が多い理由をご存じですか？国土交通省の発表によると、夏は葉で影を作って歩道を涼しくさせる一方、冬はよりたくさんの日光が当たって暖かくさせたいから、だそうです。

でも、他にも理由があると思いました。例えば…「沿線住民の絆を深めるため」。落葉樹ということは、冬になると沿道をほうきで掃かないといけない。面倒ではありますが、皆で協力して掃除をすることで新たな交友関係が生まれたり、沿道を歩く人と挨拶して気持ち良くなったり、家に閉じこもりっきりのお年寄りが外に出て体を動かすことで健康になったり…様々な波及効果があるように思います。

もちろん、うまくいかない場合もあるでしょう。でも、「うまくいく」と思えば、うまくいくはず。

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