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スタッフヴォイス

山口聡 Vol.1

2009年11月12日

BEEASTをご覧の皆様はじめまして。カメラマンの山口聡です。「アニソン→歌謡曲→洋楽→メタル」という、いたって正しい(?)流れの音楽リスナー遍歴を辿り、20年以上前に日本のヘヴィ・メタル・シーンの奥深さに気が付き、それ以来ライヴハウスに通い続けバンドを応援する日々を送ってきました。

当時はまだインターネットも今ほど普及しておらず、オフィシャル・サイトを持ったバンドも非常に少ないような状況でした。そんな中で個人が出来る有効な応援手段として、音源のリリースやライヴ予定などを載せた情報サイトを立ち上げました。

ただの一ファンが作る個人サイトですから、内容は決して褒められるレベルのものではありませんでしたが、このサイトを通じての多くのミュージシャンの皆さんとの出会いは、今の自分にとって何物にも代えることの出来ない財産になっています。

サイトを続ける中で常に感じていたのが、「もっと沢山のメタル・ファンに国内メタル・バンドの魅力に気が付いて欲しい」ということです。実際にライヴを観てもらえば一発で解決する問題なのですが、ならばどうすればライヴハウスに来てもらえるのだろうかと。ライヴ・レポート等で訴えかけてはみるものの、自分の文才の無さもあって正直限界を感じていました。

そして最終的に辿りついたのが「熱いライヴの魅力を封じ込めたカッコイイ写真を見てもらえれば、きっとライヴに行きたくなるに違いない」という結論です。当時自分が凄いと思えるライヴ写真を撮ってる方々は、皆さん一眼レフや一眼レフ・デジカメを使っていました。

自分も以前からコンパクト・デジカメで撮った写真をライヴ・レポートのオマケ程度には使っていたのですが、全くレベルが違いすぎました。そこで一念発起。自分に写真のセンスがあるのか?という一番大事なことを全く念頭に置かず(笑)、大枚はたいて一眼レフ・デジカメを購入。以前からの人脈を生かし撮影に通いつめて今に至る…という流れになります。

撮影を始めた当初の目標である「オフィシャル・サイトや音源のブックレットに使ってもらえるレベルの写真を撮れるようになる」は、運良く写真を気に入ってくださるバンドの方々のご好意もあって徐々に達成しつつありますが、現状ではまだまだ狙って良い写真が確実に撮れるというレベルには全く達していないと思います。noir_1

これからも技術(とセンス)の向上に励み、自分の写真を切っ掛けにバンドに興味を持ってくれる人が一人でも増えるよう、頑張っていきたいと思います。BEEASTでは自分の培ってきた人脈とは違った出会いが沢山あり、いろんな意味でわくわくしています。自分の持ち味が発揮できるよう頑張っていきますので、これからよろしくお願いします。あ、撮影のご依頼も常時お待ちしています!

ライヴ写真blog「So Heavy
(撮影した写真はこちらに掲載しています。)

国内ヘヴィメタル情報サイト「METAL INSIDE
(現在はカメラマン活動が忙しい為、ほぼ開店休業中。)

国産メタル/ラウド・ミュージック系アーティスト、ファンの為のファンジン「Noir
(ライター/フォトグラファーとして参加しています。)