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スタッフヴォイス

児玉圭一 Vol.1

2009年08月28日

みなさま、はじめまして。BEEASTライターの児玉圭一と申します。

東京の西、米軍基地の街、福生に住み、60~00年代ロック・ソウル・ファンク・ジャズ・昭和歌謡・日英米仏独露文学・お酒・チープ スリム ロックファッションをこよなく愛しつつ、出版社・広告代理店・編集プロダクション勤務、派遣社員としての翻訳業務を経て、現在は晴れてフリーという名の失業者街道を爆走中の41歳です。不定期ですが、様々なイベントでDJも務めております。

さて、唐突ですが、みなさまは「その時には分からなかったけれど、今にして思えば、あの瞬間に私の運命は大きく変わった!」と思うことが出来る、人生における「大いなる瞬間」を迎えたことがあるでしょうか?避けることが出来ない、電撃的な不意打ちを思わせる原体験的瞬間。私自身の「その瞬間」は、今を去ること四半世紀前、1983年冬の夕方に、たまたま点けたテレビの画面を観たときに訪れました。

それは、つのだ☆ひろ氏が司会を務める60~80年代ロックのライヴ映像を年代毎に紹介する番組で、当時、ビートルズローリング・ストーンズを聴き始めたばかりのビギナー・ロック少年だった私の目の前に次々と登場した、バーズザ・フージミ・ヘンドリクスピンク・フロイドクリームブロンディセックス・ピストルズ等の艶やかな勇姿は、強烈な催眠効果を及ぼし、あどけない中学3年生をして、その後一路、ロックに狂わせるのに充分なインパクトがありました。

そして、番組の中頃に現れた、クシャクシャの長髪にタイトなレザーパンツを履いた、ドアーズジム・モリスンがマイクスタンドに覆い被さりながら「ハートに火をつけて」を歌うのを見てしまったとき、今にして思えばその瞬間に私の運命は大きく変わってしまったのだと思います。ジム・モリスンが火をつけたロックへの衝動は、私を感動させ、現在までに至る、私の精神的支柱となっています。私にとってのロックとは、単一の価値観に縛られることから自由にしてくれて、何かと厄介な日常を突破しようとするときに助けの手を伸ばしてくれる、エモーショナル・レスキュー的な存在です。

このたび、BEEASTのスタッフを務めさせていただくにあたって、私が抱えるロック衝動を糧にして、読者のみなさまのロックンロール・ライフに火をつけられるような記事を書いて行きたいと思っております。まだまだ未熟者でございますが、今後とも、ご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします。

さて、福生の伝説的存在のライヴハウス「チキンシャック」で開催される、これまた伝説的なイベント「レノン・パーティー」で、7月18日(土)にDJを務めました。

「レノン・パーティー」は、福生のミュージック・バー「レノンフィッシュ」のスタッフが企画する、『良い音楽』と『美味しいお酒』を愛するHOTでHIPなバンド、DJ、100人以上のミュージック・ラヴァー達が集って、毎回、熱狂乱舞状態で盛り上がる、素晴らしいイベントです。体感してみないと分からない最高な時間を過ごしたい方は、次回、是非おいでください!

「チキンシャック」の場所、バンド、スケジュール等の詳細は下記のアドレスをご覧下さい。http://phussa.net/hello/new/live_schedule.html