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TEXT & PHOTO:桜坂秋太郎
そして電電公社はNTTへ、専売公社はJT(たばこ産業)へと民営化した年です。私の好きだったレース界では、F1はAlain Prost、ロードレース(2輪)ではFreddie Spencerや平忠彦が大暴れした時代です。そんな思い出深い1985年、1億人の飢餓を救うというスローガンで、洋楽史上最大のイベント「LIVE AID」が開催されました。そして誰もが知るQuincy JonesやMichael Jacksonを中心とした「We Are The World」がありました。まさにこれらは世界を一つにした企画です。その一連の流れに触発されて、ハードロック/ヘヴィメタルのアーティストで何かやろうと、Dioを率いていたRonnie James Dioを中心に夢の競演が実現したのが、「STARS Hear’n Aid」です。
リアルタイムではない方だとイメージしにくいかもしれませんので、ソロのYngwie Malmsteen以外のアーティストをバンド単位に直すと、「Dio / Judas Priest / Y&T / Quiet Riot / Dokken / Queensrÿche / Blue Öyster Cult / Rough Cutt / Twisted Sister / Giuffri / Journey / Night Ranger / Iron Maiden / King Kobra / Mötley Crüe / W.A.S.P.」、という今では考えれないラインナップとなっています。そんなラインナップで制作された「STARS Hear’n Aid」は、今聴いても実に素晴らしい作品で、ハードロック/ヘヴィメタルの世界で、これを越えるセッションは無理だろうと言われています。 そんな素晴らしき「STARS Hear’n Aid」に感銘を受けてから、25年の歳月が流れました。当時は怖いもの知らずのバカな青春時代だった私も、今や成人病の単なるハゲ親父。でも私は、社会活動(チャリティ等)をかなり真剣にやっていた時期もあって、いつかロックとチャリティをコラボレーションしたいと思ってきました。本誌BEEASTも、そういう視点からチャリティ活動を人知れず行っています。今回企画した「START Beer’n Aid」は、チャリティを表に出した企画を考えていた時に、「STARS Hear’n Aid」のイメージをそのまま頂こう!と考えました。このような形でパクる分には、故Ronnie James Dioも喜んでくれると勝手に思ったわけです。
ギターレッスンは、本誌スタッフの加藤伸太郎が読者の方へ直々にレクチャーを行うというもので、今回の読者(三上様)も、「悩みが解決した!」と喜んでいました。ご希望の内容は、ギターのテクニックの一つである“スウィープ・ピッキング”。どうしてもうまくできないという悩みに、まさにマンツーマン状態で“伸太郎テク”を伝授していました。思っていたよりも、読者満足に繋がったようです。
BEEASTのスポンサーである焼鳥の店「いろ鳥どり」から差し入れされた大量の焼鳥に囲まれながら、飲み放題を実行していると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。なんと予定を大幅に超えた23時30分にお開き。今回は初回ということもあり、段取りなどが完璧ではありませんでしたが、それでも内容の濃いトークができたのではないかと思います。イベント内容に、「会いに行けるアイドルがいる時代。会いに行ける編集部があってもいいじゃないか!ビーストスタッフと読者を繋ぐリアル飲み会」と書いたことに偽りは無かったと思います。そして次回があるのならば、より楽しい会にしたいと思います。その時は今回ご参加できなかった読者の方も、ぜひお気軽に!私たちと一杯やりましょう! 携帯でアクセスの方はこちらからご覧ください。 |