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ステージ1★ライブハウス店長編!「ライブハウス店長」のお仕事に密着取材!
TEXT & PHOTO:武田乃与太郎
記念すべき第1回目の『ロック社会科見学』は、「ライブハウス店長」のお仕事に密着!はたして「ライブハウス店長」は、どんな仕事をしているのでしょう? ライブハウス「高円寺ショーボート」の「台信(だいのぶ)店長」の一日を追ってみたぞ! 漠然と『ロックに関わる仕事』を考えてみると、人それぞれ様々な業種や職種が思い浮かんでくることだろう。しかし、その思い浮かんだ仕事の具体的な内容や、現場の環境までをきちんと理解している人は少ないのではないだろうか。そこでビースト編集部では、『ロックに関わる仕事』の従事者に対し一日密着取材を敢行!ついでにアレやコレやと話を聞くことで見聞を広げてみようと思う。
—今日はお疲れ様でした。
台信:お疲れ様でした。 —「台信店長」の仕事の内容や流れは、いつもこのような感じですか?
台信:そうですね。大体こんな感じです。ライブハウスの店長といっても何でもやりますし、基本的には地味な仕事の連続ですね(笑)。 —その中でも打ち合わせに費やす時間が非常に長いなと感じたのですが、その辺がライブを成功させるためには一番重要なのでしょか?
台信:やはり、ライブハウスにとって看板イベントやブッキングは命ですからね。それに、コンセプトのないイベントを企画しても誰も出演してくれませんし、いいかげんなブッキングを組むと二度と出演してもらえない恐れもあります。そのようなことを防ぐためにも、企画内容は徹底的に煮詰めますし、出演者とはお互いに納得がいくまで話をするようにしています。 —ではそのブッキングに関してなのですが、台信店長が特に注意をしているところを教えてください。
台信:僕はジャンル的なくくりよりも“空気感”みたいなものに気を使うようにしています。例えば同じジャンルのバンドであっても、趣味で楽しくやっているバンドとメジャーを目指しているバンドとではベクトルや求めているものが違いますよね。その違うバンドを同じジャンルだからといって、安易にブッキングしてしまうのはどうなのかなと。それだったら、ジャンルは違っても同じベクトルのバンドをブッキングした方がバンドの刺激にもなるし、お客さんにも楽しんでもらえるのではないのかなと思っています。ただ、そうは言ってもある程度ジャンルは合わせる必要があるので、その辺のさじ加減は難しいですね。それと、僕は店長という立場上経営についても考えなければならないので、面白いだけではなく売り上げにつながるブッキングも意識するようにしています。 —経営という言葉が出ましたが、アルバムが売れず不況が叫ばれる音楽業界の影響ってライブハウスにもあるのでしょうか?
台信:娯楽の多様化やコピーの影響で昔に比べてアルバムが売れなくなったなという感覚はありますが、音楽業界の不況がライブハウスの経営に影響を及ぼしているとは感じませんね。事実、バンドブームの頃から順調に経営しているライブハウスはいくらでもありますし新規参入も多いですしね。世間の景気云々よりも結局のところ、いかに個性を確立し営業努力をするかがライブハウスの経営を左右するのではないかなと思います。 —なるほど。ライブハウスの経営は結局お店の努力次第だと。では「台信店長」が描く「高円寺ショーボート」の理想像について聞かせてください。
台信:やはり誰からも愛されるライブハウスですかね。出演者・お客さん・地域の皆さんなど、取り巻くすべての人に喜んでもらえるような店になればいいなと思っています。そのためにも、常に情報を発信し一人でも多くの人に認知されるよう頑張っていきたいですね。 —では、最後の質問です。「台信店長」にとって、ライブハウスの仕事の魅力とはなんでしょうか?
台信:う〜ん、難しい質問ですね。良い意味で最底辺の音楽シーンを形成できるところでしょうか。昔から一部を除いて、どんな大物アーティストでもはじまりはライブハウスでしたし、この流れはこれからも変わらないと思うのです。その未来のアーティストの才能にいち早く出会え、ライブをプロデュースできるのがライブハウスの仕事の醍醐味じゃないかなと。まぁ、なんとも言えませんがやり甲斐のある仕事には間違いないですね(笑)。 —今日は本当にありがとうございました。
台信:こちらこそ、ありがとうございました。 『ロック社会科見学〜ステージ1★ライブハウス店長編!』の取材を終え、華々しいステージの裏では、出演者や明日の音楽シーンのために地道な作業が行われていることが確認できた。そのことを少しでもロックファンに知っていただけるよう、これからもシリーズ化してお伝えしていきたいと思う。 ![]() <取材協力> 高円寺ライブハウスShowBoat オフィシャルサイト 7月のShowBoatは台信店長渾身の16周年記念イベントが目白押し!今すぐサイトをチェック! ロック社会科見学の記事一覧 |