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TEXT & PHOTO:鈴木亮介
そんな彼女たちと初めて出会ったのは、8月に横浜・関内「CLUB24WEST」で行われたライブでした。全体的な音の力強さと、客席との一体感が大変印象的で、もっともっと聴きたい!と思わせる魅力がありました。 トップの写真は左から、浅田恵さん(Guitar)、リーダーの石田早紀さん(Bass)、中村思保さん(Guitar / Keyboard & Vocal)齋藤桃子さん(Drums)です。そして中村思保さんは所属する平沼高校軽音楽部の部長を務めています。後日、kidnappersの皆さんの校内練習日にお邪魔しました。 —バンド結成のきっかけを教えてください。
—皆さんは元々高校に入ったら軽音部に入りたいと思っていたのですか?
中村・石田・齋藤:はい! 浅田:私の場合は特に決めていなかったのですが、部活紹介の時に軽音がカッコいいと思ってやりたくなりました。 —では、音楽を始めたきっかけを教えてください。
石田:私は4歳からピアノを習っていました。元々音楽がずっと好きで、小5で器楽クラブに所属。初めてピアノ以外の楽器に触れました。さらに、中学で入った吹奏楽部ではジャズをやっていたので、ベースをやったりコントラバスをやったりして、ますます楽器に魅力を感じるようになりました。 中村:私も幼稚園の時から小6までピアノをやっていました。バンドに興味を持ったのは中2の頃です。ストレイテナーのライブ映像をテレビで見て、とてもかっこよかったので私もやりたい!と思ったのが興味を持ったきっかけです。ギターを初めて触ったのは中3の時、音楽の選択授業でクラシックギターを触ったのが最初です。初めは遊び感覚でやっていた程度でしたが、だんだん本気になってきて、とにかくバンドをやりたかったので、高校でやるためにも今からめっちゃ練習するんだ!と毎日ギターに触れていました。
浅田:私は音楽を始めたのは高校からです。中学の時は中村さんと一緒に卓球部に所属していました。高校でも続けようか迷いましたが、部活紹介を見て、ギターがすごくかっこよくて、私もやってみたいと思い軽音楽部を選択しました。 —バンドの活動頻度はどのくらいですか?また、大変なことはありますか?
中村:部活動として、部室で活動するのは月2回です。ただ、校内ライブが年間4〜5回あり、その他に校外ライブもあったりするので、月2回の練習だけでは足りず、曲を作るためにもスタジオを借りて練習しています。 石田:活動していく上での苦労は、とにかくお金がかかることです!スタジオを借りるにも、楽器のメンテナンスにもライブするにも…。 ———バンドで演る曲目はどのようにして決めているのですか?
中村:私の(ボーカルの)音域で出来るもので、これやりたい!というのがあったら積極的に取り入れています。たとえ難しいものであっても、時間をかけてでもいいので「次の次のライブでやろう!」と挑戦しています。 —kidnappersの魅力は何でしょうか?
一同:とにかく4人で合わせるのが楽しい! 石田:仲の良さですかね。ケンカは1回もしたことがないですね。先輩からも、バンドとしてまとまりがあると言われました。 —ところで、中村さんは軽音楽部の部長を務めていますが、部長の仕事にはどんなものがありますか?
中村:月ごとの予定を組むのが一番の仕事です。軽音部の部室は限られているので、どのバンドがいつ使うのか、各バンドからスケジュールを聞いて組み立てていきます。あとは校内ライブの時に仕切ったり…大会の申し込みや講習会の集計といった仕事もあります。こうした定期的にやる仕事以外にも、「そういえばあれしよう」と思いついたことがどんどん出てきます。 石田:校内ライブの出演順を決めるのも仕事だよね。 —ちょうど今日の取材前に、順番を決める審査会を行っていたようですね。
—中村さんはなぜ部長になったのですか?
中村:うちの部では代々、部長が部長を指名し、副部長が副部長を指名するという形で決めています。私も、現3年生の前の部長から指名されました。 —正直なところ、やりたいと思っていましたか?
中村:そうですね。やれたら色々都合のいい事もあるなぁとは思っていました(笑) —部長の仕事で大変な面と楽しい面を教えてください。
—メンバーの皆さんから見て、部長の中村さんの印象をズバリ。
石田:大変そうだなぁと。でもしっかりしているので本当に頼りになります。 浅田:私は中学から同級生なのですが、中学時代も中村さんは卓球部の副部長をしていて…頑張っていました! 齋藤:後輩に対しても、率先して「叱り役」のような嫌な事も引き受けていて。 石田:そうですね。後輩をしっかりまとめていると思います! そんな中村思保さんとkidnappersについて、顧問の吉田先生に話をうかがいました。
吉田先生:
(部長・中村さんに対して)いやぁすごくしっかりしています。全部任せてますよ。kidnappersは演奏自体がしっかりしているし、印象に残る曲なので、ただうまいだけというバンドとは違って、アピールするものがあるなと感じています。私も学生時代にバンドをやっていましたが、オリジナルなんてとても作れませんでした。感心してしまいます。8月の南関東大会は「高校の部活」としての大会での受賞だったので、今後はそれにとどまらず、プロ志向の大会にもどんどん積極的に出てほしいなと思います! —今後のバンドの目標を聞かせてください。
中村:YHMF(YOKOHAMA 石田:ライブで見せる演奏を、例えば曲に合わせてみんなでノッたりとか、見せ方を考えていきたいと思います。 —個人としての目標はありますか?
浅田:私も音楽は続けられたら続けていきたいです。あと、ディズニーランドでバイトがしてみたい! 石田:音楽はずっと続けていきたいです。仕事にするのは難しいことだと思うのですけど、趣味でも良いから続けていきたいなと思います。将来についてはまだまったく決まっていません。英語に興味があったり…あと、進路の適性検査をやると必ず保育士が1位にランクインしてくるので、そういうのが向いているのかなと最近考えたりします。 中村:どういう形になるかはまだ分かりませんが、音楽は続けていきたいです。将来してみたいのは、仕事はまだ考えていませんが、興味のある分野としては南米の考古学が好きなので、そういう勉強がしてみたいです。NHKとかでドキュメンタリー世界遺産のような番組を見るのが好きで、特にマヤ文明が好きなんです。ククルカンの神殿がすごく好きなんです。春分の日と秋分の日に影が伸びてヘビの形になるんですよ。それで面白いなと思って。遺跡が好きなんです。 —最後に一言!
石田:YHMFの頂点に立つ! 中村:kidnappersのみんなは友達としてもバンドメンバーとしても魅力があるので、私が音楽を続けるとしたらこのバンドがいいです!
15時半、体育館に顧問の先生や大勢の学生らが集まる中、部長・中村思保さんの掛け声でライブ2日目がスタート。この日は引退し受験勉強真っ只中の3年生バンドが一日限りの復活。ベースはkidnappersから石田早紀さんがサポートに入ります。また、2曲目には中村思保さんがボーカルに飛び入り。 この日は1、2年生の6バンドが出演しましたが、どのバンドも個性的で、色とりどりの花が咲くように、観る人を楽しませてくれました。間のMCに、部長・中村思保さんと石田早紀さんが登場。10月末に行ってきたばかりの修学旅行ネタで会場を盛り上げた後、kidnappersは5番目に登場。冒頭はオリジナル曲である「El Dorado」を披露。さすが部長のバンド、後輩や友人などがステージ前に大勢押し掛け、盛り上がります。4人の力強い音が調和し、迫力のあるステージングで集まった人たちを魅了していました。 YHMF決勝進出を目指し、進化し続けるkidnappersを「ロック1年生」では今後も追い続けたいと思います!
★kidnappersの今後の活動予定
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