過去にRADWIMPSや藍坊主を輩出し、今年で11回目を迎える高校生バンドコンテストの草分け的存在「YHMF（ヨコハマ・ハイスクール・ミュージック・フェスティバル）」に密着する連載「YHMF熱血現場最前線！」。BEEASTではオフィシャルメディアとして、タイトル通り現場の最前線を毎月お伝えしていきます。

連載2回目となる今回は、去る4月29日に、横浜・西区の「ふりーふらっと野毛山」にて開催されたスタッフ総決起大会の模様をお伝えします。YHMFは運営、司会、さらには選考も全て高校生スタッフが行います。3月から既に動き出している主力スタッフはもちろん、新規参加のスタッフも加わって、8月の大会に向けていよいよスタートを切ります。そんな記念すべき日に、BEEASTも潜入。総勢185名のスタッフが一堂に会する模様は圧巻でした！

◆午後1時。新規スタッフが続々と入場します。中には今日から初参加という子も。大勢の高校生で賑やかな会場ですが、OB・OGスタッフの落ち着いた対応で、迅速に誘導が進みます。

◆高校生スタッフは受け付けを済ませ写真を撮った後、会場に移動。会場内では昨年の映像が放映されています。ハイレベルな入賞者の映像に、参加者一同真剣に食い入るように見ていて、音楽への関心の高さがうかがえます。

◆午後2時、いよいよ決起大会が始まりました。司会進行を務めるのは金子委員長と三浦副委員長。

◆はじめに、横浜市こども青少年局の関口氏より挨拶がありました。関口氏は、市の税金を投じてYHMFを支援することの意義を話した上で、「こうして（YHMFという）高校生のたまり場を作ることはとても大切なこと。YHMFに参加して、学校の垣根を越えて交流し活動していく中で、たくさんのことを学んでほしい。また、将来の役に立つ活動だということを高校生の皆さん自身で、どんどん声に出して発信して行ってほしい」と、高校生たちにエールを送っていました。

◆続いて金子委員長の挨拶があり、かつてYHMFの高校生スタッフだったOB・OGスタッフの紹介、企画委員など現役高校生スタッフの自己紹介と続きます。堅苦しい紹介ではなく、仲間内で冷やかしが入ったり笑いが入ったりと実に和気あいあいとした雰囲気。OB・OGスタッフにとっては、同窓会さながらといった感じでしょうか。

◆次に各班の仕事について説明があり、アピールや研修の苦労などを各チーフがプレゼン。仕事内容の説明に際しては、「遊びではない」という厳しい言葉もありました。その後、班別に分かれてミーティングを行いました。

１・司会班
ライブ選考会のステージを盛り上げるもう一人の主役。力量が認められれば決勝の司会に抜擢！

２・ステージ班
ステージ上での楽器転換、セッティングを行う。事前に研修を行い、円滑な大会運営に貢献！

３・運営管理班
出場者対応からケータリング、看板製作まで行う縁の下の力持ち。今年から記録班を設立、高校生から情報発信！

４・出場者管理班
出場者のマネージメントを行う。最高のパフォーマンスのために、出場者を優しく支える！

５・選考班
音源審査や、ライブ選考会の審査を行う。彼らの採点がYHMFの出場者を決める！

６・ヘアメイク班
昨年新設のヘアメイク部門を担当。自分がヘアメイクをしたモデルが決勝ステージに立つ！

その場でスタッフ同士が携帯電話で連絡先を教え合うという光景も、今どきの高校生ならではですね。

◆そして、会の後半では今年の大きな課題の一つである、広報について全体説明。昨年も参加したスタッフにより、ポスターやチラシを置いてもらう際の良い例と悪い例が実演されました。

◆午後4時、これにて解散！今回参加した高校生の総数はなんと185名。盛大な拍手が会場内に響き渡ります。各自、出口でポスターとチラシを受け取って退場しました。

◆その後、早速桜木町周辺でポスター貼りを実践。早くもスタッフとしての自覚十分。一人でも多くの人にYHMFを知ってもらおうと、意欲満々です！

初参加の高校生たちもみんな笑顔で、いいスタートが切れたのではないでしょうか。最後に、金子委員長からスタッフ全員へ向けたメッセージを頂きました。

委員長：金子雄平君

YHMFは高校生が横浜アリーナでやりたいことを実現できるイベントです。
だから皆の思いを僕に聞かせてください。

スタッフ一人一人の力がYHMFには不可欠なんです。
８月まで頑張っていきましょう！

さて、今回はYHMFの高校生スタッフにスポットを当ててご紹介しましたが、前回の連載記事で金子委員長も話していたように、YHMFの主役はあくまで出場者の高校生。今これを読んでいる高校生諸君！横浜アリーナの舞台を目指して、YHMFにエントリーしてみませんか？エントリーの締め切りは今月29日に迫っていますので、迷っていたらまずは応募してみましょう。尚、スタッフの募集も引き続き行っていますので、この記事を読んで「自分は舞台裏で輝きたい！」と思った高校生諸君はYHMFのホームページより問い合わせてみてください。