BEEASTのコンセプト「ロックと生きる…ライフスタイル応援マガジン」に基づき、昨今の厳しい社会を生き抜くための応援企画を立ち上げました。憧れの ロックヒーローの神がかり的なプレイを、手を伸ばせば届くかのような距離で感じることにより、青少年時代の熱き目を取り戻し、今を力強く生きるきっかけ作りに貢献したい！というのが企画趣旨です。
 
「ブレス オブ ヒーロー」は、目の前で大好きなアーティストを感じることにより、ダイレクトなロックパワーで、明日への活力に貢献したいと考えています。大きな会場のライブの空気とは違って、まさにヒーローの“息吹”を感じることができる、そんな熱い時間をご提供できれば幸いです。
 
連載第3回目に登場するアーティストは、BLINDMANで活躍中の中村達也！極上のハードロックを堪能できるBLINDMANの楽曲は、すべて中村達也の作品。エモーショナルに奏でるフレーズは、どこか優しさを感じるギタープレイ。感情移入したチョーキングなど鳥肌もののプレイを目の前で観ることができるスペシャルなチャンス、その様子をダイジェスト映像と画像にてお伝えしたいと思います！

 






さて第3回目となった「ブレス オブ ヒーロー」（プレ開催を含めると4回目）ですが、入場は整理番号順となっており、早く予約をした方から開場入りをするスタイル。プレミアムな限定チケットを入手したファンは、開場と同時にドリンクカウンターに並びます。開演までのひと時を、ドリンクを飲みながら座ってリラックス。通常のロックコンサートとは違う、ゆっくりとした空間です。ステージ に鎮座する黒いレスポールを眺めながら、一杯を楽しみます。
 
いよいよ開演の時刻。拍手の中、中村達也がにこやかにステージへ登場。BLINDMANのステージオープニングのような昂揚感とは違い、アダルトな空気の中、まずはトークからスタート。中村達也が考えた「ブレス オブ ヒーロー」のステージは、3部構成。演奏をする1部と3部の間に、秘蔵の映像をスクリーンで流す2部を設けています。BLINDMANの前にやっていたバンドの映像ということで、ファン垂涎の秘蔵映像です。
 
演奏はBLINDMANのナンバーを中心に構成されています。5人の男達が真剣勝負で繰り広げるステージ、それがBLINDMANの魅力ですが、どうしても高谷“ANNIE”学のヴォーカルラインを中心に聴いている人が多いと思います。今回はヴォーカルが無いということで、中村達也のバッキングギターの素晴らしさが際立っています。自身いわく、ギターソロもいいけどバッキングに結構こだわっているという事で、そのセンスには脱帽です。
 
そしてプレミアムなソロ公演なので、何とGary Mooreの名曲「Parisienne Walkways」が披露されます。中村達也特有の、甘く切ないギタートーンが最高に映えるナンバー！さらにJ-POPから、まさかのSpeed「White Love」へ。このナンバーが流行っていた当時、こんなに若い子が努力の末、これほど説得力のある唄を披露しているのに、自分はギターでどれだけの物を披露できているのだろうか？と自問したことから、自身の表現力を見直すキッカケになったというエピソードが伝えられます。
 
心の奥底に染み込むようなギターをたっぷりと弾いてくれた中村達也。まさに中村達也の息吹を感じる夜。ファンにはたまらない時間を作ってくれます。BLINDMAN自体は、セルフカヴァーのリレコーディングベスト盤『EVERGREEN』をリリースし、ツアーを終えたところですが、来年からの活動も色々とあるようなので、期待して待ちたいと思います！