平均年齢19歳のロックバンド、あいくれ。エモーショナルなロックサウンドに橋口元美（ゆきみ／Vocal）の書くピュアな日本語詞が独自の世界観を作っている。東京・立川を中心にライブハウスシーンを中心に活躍。5月には1stミニアルバム『幸福論』をリリースし、名実とも着実にステップを上りつつある。そんな彼らのホームグラウンド、立川BABELでの模様をフォトレポートにてお届けしたい。

「あいくれ、はじめます。」ドラムが力強くリードし、パッとステージにテーブルクロスを引くように舞台を作る。2本のギターとベースが思い思いに荒れ狂う。そこに、ボーカル・元美の透き通る声がふわりと乗っかる。瞬間、異世界にトリップしたかのような物語感に引き込まれる。
 
その独自の世界観に浸るためにも、是非『幸福論』を手に入れ、歌詞カードを手にとってほしい。あいくれの表現する世界は、音と同じくらい、言葉にもこだわりがある。「こういう音楽」と定義するのは野暮だ。心空っぽにしてあいくれの世界に浸れば、きっと”シンパシー”が得られるだろう。