|
|
|
TEXT:北村響介 PHOTO:万年平男
皆さんRainy UNGLEBUN(レイニー・アングルバン)というバンドをご存知でしょうか!?2007年に結成された女性ヴォーカル率いる3ピースバンドで、メンバーはヴォーカルのRayさん、ベースのATSUROさん、ドラムスのKAZUIさんの3人。そして、プロデュースは元SHAZNAの、あのIZAMさん!です。
シルバーウィークの初日にあたる9月19日(土)、ルイードK2での無料ライブ最終日にレポート取材へお邪魔することになりました。彼女達は2009年7月におもちゃ工房から、ファーストアルバム『Rainy UNGLEBUN』をリリース!そして毎週火曜日深夜25:30〜27:00は、bayfmでヴォーカルRayさんがDJをされている様子。 取材前にYouTube で「セピアの地図」のPVを観ることができたのですが、可憐な歌声と切ないメロディラインが耳に残る楽曲で、第一印象は「しっとりとしたバンドなのかな?」というもの。可愛さ&初々しさ溢れるヴォーカルのRayさんがアコースティックギターを抱えて弾き語っている映像は、英国や北欧辺りのネオアコ・バンドを思い起こさせます。 しかし、オフィシャルホームページのほうを覗いてみると、こちらではフェイバリット・アーティストとして、GREENDAYやRED HOT CHILLI PEPPERSといった面々が挙げられ、埋め込みの映像からはノリの良いロックナンバーが流れてきます。初めてのバンドを観るときに抱く大きな期待を胸に、ライブレポート当日を迎えることとなりました。
当日、会場入りすると、まずお話ができたのはベースのASTUROさん。準備などで忙しいにもかかわらず、レポート取材の件を伝えると、とても丁寧に対応してくれました。続いて入ってきたのはヴォーカルのRayさんで、彼女は見た目も雰囲気もPVそのままなのですが、話し方も表情も仕草も……全てがいつも自然体で、どこか神秘的な人。ライブまで時間がない中、Rainy
UNGLEBUNの名前の由来などを聞かせてくれました。気になるネーミングの由来は後ほど。しばらくしてドラムスのKAZUIさんが会場入りすると3人が揃い、リハーサルが開始されます。リハーサルでとても印象的だったのは、ある同じ曲の確認作業を何度も繰り返す入念さ。彼らの楽曲と演奏への熱意を感じさせる一幕でした。
スタートは13時。昼間のライブですが、数分前になるとお客さんが続々と入場し、ルイードK2はあっという間に満員に。若い女の子からカジュアルな男子グループ、Loftの紙袋を抱えたカップルまで、わりと広い層のお客さんたちが集まっていたように思います。雰囲気から察するに前列のほうはお馴染みのお客さんも多かったに違いありません。そんな温かい満員のファンに見守られながら、いよいよライブがスタート!!
1曲目はファーストアルバムでもオープニングを飾っている「Soundless Home…」。アップテンポなロックナンバーで、エレキギターを抱えながらヴォーカルRayさんが弾けるように歌います。PVではアコースティックギターがよく似合っていた彼女ですが、ライブではエレキギターを使用していて、こちらもかなりお似合いです。とりわけ、この日は「フェルナンデス」のニューギターのお披露目だったそうで、ギターを紹介するときの彼女の瞳は、新品のエレキと同じくらい、もしくはそれ以上に輝いていた気がします。
オープニング曲が終わると、ベースのATSUROさんによるMCでちょっと休憩。文字通り観客と会話するようなトークが会場を大いに盛り上げていました。続いて、2曲目はPVでも取り上げられている彼らの代表曲「セピアの地図」。ヴォーカルだけでなく、作詞・作曲も自身で担当しているRayさんにとって、この曲は「大事な一曲」なのだとか。ライブなのでPVとは雰囲気が少し違いますが、歌声や曲調から何ともいえない切なさが感じられるのはライブも同じでした。
“ベンチに座り缶ビール”というユニークなフレーズが印象的な3曲目「ネオン」や、Rayさん自身が「私の中の恋心をつめた」と形容する4曲目「Traveler」もそうですが、気持ちをストレートに伝えようとする等身大の歌詞が、Rainy UNGLEBUNの特徴、あるいは魅力といえるかもしれません。彼らは基本的にノリの良いロックバンドのスタイルですが、「セピアの地図」や「Traveler」では静かに聴き入るファンも多かったように思います。Rayさんの飾り気のない言葉は、おそらく世代や性別を越えて、聴く側の胸を打つのでしょう。
エンディングの5曲目「ボクを受け止めて」はアップテンポなナンバーで、この頃には会場も完全にヒートアップし、手を振り上げて盛り上がる観客も増えていました。まさに“ロックバンドinライブハウス”といった感じ。もちろん、エンディングの後は、観客からお決まりの「アンコール!」が叫ばれ、今回はオープニングナンバーだった「Soundless Home…」で応えていました。ちなみに、アンコール曲の演奏は、途中でアクシデントが入るリミテッド・エディション!?で、ファンはいつも以上に楽しめたようです。 ![]()
ここ渋谷ルイードK2にて、7月から続いていた無料ライブの最終日は、彼らのファーストアルバムをほぼフルでカヴァーする非常に充実した内容でした。Rainy UNGLEBUNもファンもお互い大切な時間を満喫できたに違いありません。さらに、10月3日(土)からは、再び渋谷ルイードK2を皮切りに、秋のライブがスタートするとのこと。早くも次のライブが楽しみになってきました。 ![]()
最後に、“Rainy UNGLEBUN”のネーミングについて。尋ねてみると由来はとてもシンプルでした。ヴォーカルのRayさん曰く「響きがいいからBan!で終わるバンド名にしたかったのです!」。それで「語呂が良さそうな単語を勝手に組み合わせました」とのこと。 レイニー・アングルバン。確かに響きが良く、ミュージシャンらしい発想ですが、一方で「完全な造語なので覚えてもらうのが大変……」でもあるのだとか。Rainy UNGLEBUN の通称は「レイニー」です。「レイニー」といえばRainy UNGLEBUNという時代がそう遠くない将来やってくるかもしれません。そんな期待をさせてくれる素敵なライブでした。 【セットリスト】
1. Soundless Home… 2. セピアの地図 3. ネオン 4. Traveler 5. ボクを受け止めて 6. Soundless Home…(アンコール曲) 【Rainy UNGLEBUN 公式サイト】 http://rainyunglebun.com/ 【インフォメーション】
Rainy UNGLEBUN 〜秋のLIVE〜 10月03日(土)渋谷ルイードK2 10月11日(日)柏アライブ 10月21日(水)千葉ルック 10月23日(金)大塚DEEPA 10月30日(金)稲毛ケーズドリーム 11月01日(日)赤坂L@N AKASAKA 11月09日(月)渋谷O-west 11月12日(木)渋谷ルイードK2 11月28日(土)恵比寿LIVEGATE TOKYO 12月17日(木)渋谷ルイードK2 ※ 詳細は各会場まで
|
|