演奏

TEXT & PHOTO:N-yukano

2012年3月24日、吉祥寺CRESCENDOは夢のスリーマンライヴの日!AIONTOKYO YANKEESYOUTHQUAKEという凄い組み合わせ。チケットはもちろんSOLD OUT!そしてこの3組はなんと、10数年ぶりに共演するとのこと。開場前から入り口には長蛇の列が出来ており、熱い夜へと期待が高まる!!

   

 

トップバッターはYOUTHQUAKE。メンバーは、AKIRA(Bass & Vocal)・MASA(Guiter)・YOU(Guiter)・SHUN(Drums)。SOLD OUTしているから当たり前ではあるのだが、会場はぎゅうぎゅう詰め!「A LEGAL KILLING、FACE THE FAITH、SUPERNATURAL DEATHBED」と演奏し、 初っぱなから華麗なヘッドバンキングの嵐!そして会場内に溢れるメロイックサイン。こんなに激熱なライヴの始まりを見たのは初めてかもしれない。「ついに、この日がやってきました。AION先輩、TOKYO YANKEES小先輩。夢の17年振り位の共演。ノスタルジックな雰囲気になる感じじゃ全然なくて、TOKYO YANKEES小先輩もAION大先輩も皆現役で、僕らも現役なんですけれども、まあなんだろう、そんな夢のパックが実現したということで、楽しんでいってください!」AKIRA(Bass&Vocal)の言葉に会場から歓声が沸く。
 
続けて「MEMENT MORI、FRENZY OF ABSOLUTE ZERO」と激しい中にも、胸がわくわくするようなフレーズ満載のメロディックデスメタルを堪能。そして響き渡る重低音の中「FALLEN FROM THE GRACE」が始まる、ドンシャリ感も溜らないが、ふいに訪れるギターソロに何とも言えぬ美しさを感じる。新譜『ダークネス・アンド・ライト、ストライフ・アンド・コンフリクト』のアルバムは、ハイドラント・ミュージック(シンコーミュージック)からのメジャーリリースとなり、レコ発ライヴやツアー等の告知MCの後は、その新譜からの「PERPETUAL SOMBRE TRUTH」と「UNBEARBLE LIGHTNESS OF SCENERY、TILL DEATH DO US PART」。新譜からのカッコイイ曲を披露。そしてラストは「TILL DEATH DO US PART」で締めた。
 
   

 


◆YOUTHQUAKE 公式サイト
http://www.youthquake.jp/
◆セットリスト
M01. A LEGAL KILLING
M02. FACE THE FAITH
M03. SUPERNATURAL DEATHBED
M04. MEMENT MORI
M05. FRENZY OF ABSOLUTE ZERO
M06. FALLEN FROM THE GRACE
M07. PERPETUAL SOMBRE TRUTH
M08. UNBEARBLE LIGHTNESS OF SCENERY
M09. TILL DEATH DO US PART
M10. THE CRUEL BLACK

   

 

続いてはTOKYO YANKEES!メンバーは、NORI(Guiter & Vocal)・YOSHINUMA(Bass & Vocal)・U.D.A(Drums & chorus)による、EXTREME NOISY ROCK’N’ROLLなバンド。疾走感あふれる「THEME」でスタート。「SO WHAT」「1945」「GROUND OF TRIBE」「KILL THE BUSTER」と息つく暇も無い続けざまの演奏に、オーディエンスは激しいモッシュゾーンでカオス状態!MCではYOSHINUMAが会場からの手拍子と共にビールを一気呑み。歓声が起こる、と同時にもう一杯コールが。「いやいや、俺まだチューニングもしてないから、ここはNORIさんに任せたいと思います。皆、NORIさんのも見たいよね?」。「頂きまーす!!」と手拍子の中NORIも一気呑み。そしてMotörheadの「R.A.M.O.N.E.S」からの「IRON FIST、KILLED BY DEATH」でボルテージは急上昇。そのまま「ACE OF SPADES」へ。
 
「今日誘ってくれたAIONさんに感謝します。まもなくこちら終わりますんで…」会場から“え~~”と言う声。「もうあと数曲しかないからAIONのお客さんも前の方に来て身体暖めってった方が良いよ、急に動くとケガするから。若くないしね皆、そうしよう」とのおちゃめなMCで笑いが起きる。そして一気コールの中、再びYOSHINUMAが一気呑み。「じゃあこのまま盛り上がっていこうか!」と「RAT RACE」が始まる。心地よいベース、ドラムのリズムに、ギターが良いエッセンスを加えている、これがTOKYO YANKEESのROCK’N’ROLL!豪快に暴れているオーディエンスも、3人が作り出すグルーヴ感に恍惚の表情。そしてそのままの熱いスピードの中、「HUNTER」「VENUS」「HOLLYWOOD HEARTBREAKER」「LET ME GO!」と駆け抜けていった。
 
   

 


◆TOKYO YANKEES 公式サイト
http://livemedia.co.jp/~yankees/
◆インフォメーション
2012年05月03日(木)【大 阪】HOKAGE
2012年06月30日(土)【横 浜】THE CLUB SANSATION
◆セットリスト
M01. THEME
M02. SO WHAT
M03. 1945
M04. GROUND OF TRIBE
M05. KILL THE BUSTER
M06. KILL THE BUSTER
M07. IRON FIST
M08. KILLED BY DEATH
M09. ACE OF SPADES
M10. RAT RACE
M11. HUNTER
M12. VENUS
M13. HOLLYWOOD HEARTBREAKER
M14. LET ME GO!

   

 

荘厳なSEが流れる中、会場全体にAIONコールがこだまする。そしていよいよ、お待ちかね、真打AIONの登場だ!メンバーは、IZUMI(Guiter)・NOV(Vocal)・DEAN(Bass)・YOUTH-K(Drums)。メンバー登場とともに、前に押し寄せるオーディエンス。クラクラするほど凄い熱気!「CEREMONY OF CROSS OUT、UNCANNY」でスタート。AIONとは何か、“DEATHRASH BOUND”とは何か、初っ端から強烈な存在感をオーディエンスに見せつける!続く「DUMMY GENERAL」「FIFTY-FIFTY」、会場は激しいヘッドバンギングやモッシュの嵐。「KILL JOY」ではオーディエンスの拳が渋滞するほどに突き上がる!「GASOLINE」でステージを縦横無尽に飛び跳ねまくるDEAN、時々ムンクの叫びポーズ!
 
※「DEATHRASH BOUND 」AIONIZUMIが提唱する音楽ジャンル
 
7月28日にワンマンライヴをやるというNOVのMCの後は、パワー感に溢れたIZUMIのギターと、力強いYOUTH-Kのドラミングで「MAY LIVING IN MARS」「INFUSION」「致命傷」。AIONがステージで演奏している、そしてオーディエンスがもみくちゃになっている、この空間が最高にカッコイイ!“DEATHRASH BOUND”最高!息つく間もなく、あっという間に演奏を終えたメンバーがはけ会場は暗転。一気に訪れた静寂の中、アンコール。再びAIONAION!という声が会場内に響き渡る。こんなに一体感のあるコールは今までにみたことがない!オーディエンスの乱れぬAIONコールだけでも、ファンからの愛され方がよくわかる。激しいサウンドの「JACK」は、コーラスハーモニーも激しく、凄いスピード感だが、ギターソロの美しい旋律がたまらない。
 
   

 

 


◆AION 公式サイト
http://deathrash-bound.com/
◆インフォメーション
2012年07月28日(土)【吉祥寺】CRESCENDO
◆セットリスト
M01. CEREMONY OF CROSS OUT
M02. UNCANNY
M03. DUMMY GENERAL
M04. FIFTY-FIFTY
M05. KILL JOY
M06. GASOLINE
M07. MAY LIVING IN MARS
M08. INFUSION
M09. 致命傷
M10. JACK
M11. MA-G-MA

そしてラストナンバーは、NOVの「マーグーマーっ!」との叫びで、超速ドラミングから「MA-G-MA」へ。IZUMIのギターのピッキングは、本当に電撃が走るほど凄い!そしてギターもボーカルもベースもドラムも速い!とにかく速い!メンバー個々のパワーがぶつかり合い、手数が多いのに完璧にまとまっている!フルパワーで駆け抜けるAIONのステージが、永遠に続けばいいのに…と思うほどのパフォーマンスを繰り広げてくれた。素晴らしき今夜の出演者達に感謝いっぱいだ!