去る7月17日、台風の影響で全国的に荒れ模様となった日にスクフォニことSCREAMING SYMPHONYの2ndアルバム『211850』（トゥーダブルワンエイトフィフティー）のレコ発記念ライヴが東京・吉祥寺CRESCENDOで開催された。
 
会場であるCRESCENDOとの共同企画となったこのライヴには、SCREAMING SYMPHONY以外に、若いながらも古き良きHR/HMの復活を掲げて活動中のFury of Fear、ラウド系では最近人気急上昇中のCiel Nocturne、ヘヴィでメタリックでありながら感情に激しく訴えかけるBLIND GRAPHの3バンドが参戦。SCREAMING SYMPHONYのレコ発を大いに盛り上げた。
 
好評を博しているアルバム『211850』や先日公開されたMVでもその演奏力と楽曲のクオリティの高さは聴くことが出来るが、SCREAMING SYMPHONYの最大の本領は、5人がそろった実際のライブパフォーマンスの熱さ・格好良さである。そんなSCREAMING SYMPHONYのライブは2014年11月以来8カ月ぶり。メンバー多忙のため最近ではマイペースな活動となり、一回一回のライブが貴重な機会となっている。
 
久世敦史（Vocal）の鉄壁のハイトーンにしてパワフルなヴォーカル、和田高志（Guitar）とkikyo（Guitar）による正確にして美しい、これ以上はない贅沢な2本のギター。本石久幸（Bass）はコーラスとベースラインで存在感と安定感をもってバンドを支え、Leo Wakiya（Drums）は昨年の事故の影響で先日までワイヤーが足に入っていたことなど全く感じさせない高速ドラムを披露。本編では新曲を交えての10曲、さらに熱烈に声がかかったアンコールでは定番の2曲の計12曲をプレイ。途中のMCでは、前作からの7年間を振り返り、制作の中心となった和田高志が言葉に詰まる瞬間もあった。
 
この日のために遠くは九州から駆け付けたファンもいたとのこと。そんな熱いファンとバンド仲間に囲まれての、全編通して期待と応援と興奮と感謝と感動と、さまざまな感情に満ちた熱いライブとなった。
 
そのライブの雰囲気の一部を、PHOTOレポにてお送りする。あの空気を少しでも受け止めていただければ幸いである。

◆関連記事
【PHOTOレポ】CONCERTO MOON 『BLACK FLAME TOUR 2013』
http://www.beeast69.com/report/91868
【PHOTOレポ】Concerto Moon ～REQUEST OF THE MOON～
http://www.beeast69.com/report/51005