90年代に活躍したスーパーバンド、GRAND SLAM。アメリカンスタイルのハードロックで成功をおさめた、日本初のバンドと言えるだろう。メンバーそれぞれが有名なバンド出身だったため、結成当時から大物バンドとしてメディアに取り上げられた。数々のヒットソングを生み、大きなホール規模の会場をソールドアウトにしたスーパーバンドは、惜しまれながら1997年解散。
 
あれから17年の年月が過ぎた2014年、メンバーの吉川”BAN” 裕規（Bass）が中心となって、GRAND SLAMのナンバーを披露するイベントが開催された。題して、『BAN PROJECT TREASURE・GRAND SLAM NIGHT』。メンバーとして参加するのは、白田”RUDEE” 一秀（Guitar）。その他はゲストを迎えてのステージとなった。
 
ゲスト陣は豪華な顔ぶれだ。中心となるボーカリストは二人。吉川”BAN” 裕規とは、44MAGNUMで活動を共にするSTEVIE（Vocals）が前半を歌い、Bodyでデビューし、現在はTHE LOVEROCK VIOLENTで活動する木村直樹が後半を歌う。そしてスペシャルゲストとしてD’ERLANGERのkyoも参加。
 
演奏は、GRAND SLAMのサポートドラマーを務めていた本間大嗣（Drums）と、同じくサポートキーボーディストを務めていた清水賢治（Keyboard）のベテラン勢を迎えた。再結成を望むファンが多いGRAND SLAMだが、一夜限りとはいえ、このようなイベントが開催される事はとても素晴らしい。
 
GRAND SLAM好きにとっては、17年の長き間、待ち望んでいたイベントと言えるだろう。ソールドアウトとなった会場は、身動きもとれないほどの状態だ。今回はその様子をフォトレポートの形でお届けしよう。BEEAST編集部撮影とオフィシャル撮影のミックス画像に、ダイジェスト映像を加えたスペシャルな内容だ。当日の熱気が、誌面から伝わることは間違いなし！