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【ピックアップ!】夏木マリも参戦!NAONのYAONは大成功

2013年04月29日

<速報> 5年ぶり開催「NAONのYAON」に富田京子、渡辺敦子、杏子、土屋アンナ、
相川七瀬、SCANDAL、DESTROSE、Cyntia、シシド・カフカ、中川翔子ら豪華共演!
シークレットゲストの夏木マリは寺田恵子とJanis Joplinをセッション

TEXT & PHOTO:鈴木亮介

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ガールズロックバンドの元祖とも言うべき唯一無二の存在・SHOW-YAが主催する「NAONのYAON」がきょう、日比谷野外音楽堂(=野音)で5年ぶりに開催され、若手からベテラン、メタルから声優まで幅広く女性ミュージシャンが集い、寺田恵子らと貴重な共演を果たした。

トップバッターに登場したのは、今や日本の若手ガールズバンド代表として海外でも大人気のSCANDALだ。幅広い層のファンで集う客席を「LOVE SURVIVE」「太陽スキャンダラス」のキラーチューン2曲で一気に引き寄せると、3曲目には寺田恵子をステージに招き、「絶対寺田さんに歌ってほしい曲」(HARUNA)という「DOLL」を披露。会場はいつものSCANDALのライブとはまた違った、カラーバラエーション豊富なタオルたちが宙を舞った。

若手のガールズメタルシーンで活躍するバンドを呼びたいという寺田恵子たっての希望でCyntiaDESTROSEが登場。さらに、田中れいなモーニング娘。)がボーカルを務めるLoVendoR、そして平野綾も登場。寺田恵子も随時MCとして登場し、各バンドの魅力を力説したり、意外な交友録を語り、会場を沸かせた。

中盤はミッツ・マングローブ率いる星屑スキャットが、「NAONのYAON」史上初の”3本足で生きている””心はガールズ”というカテゴリーで出演。そこに富田京子渡辺敦子(ともにex:PRINCESS PRINCESS)、さらに杏子も加わり、寺田恵子とともに「DIAMOND」と「限界LOVERS」の豪華メドレーを披露した。

男勝りのハードな演奏とパワフルな歌唱で人気を集める、シシド・カフカ土屋アンナ矢沢洋子といったソロアーティストの面々も立て続けに登場。土屋アンナは同じくソロシンガーとして活躍する石田ミホコ、そして寺田恵子とともにLady GaGaの「BAD ROMANCE」を披露した。

そして、シークレットゲストとして夏木マリの名が寺田恵子から紹介されると、割れんばかりの歓声が!既に還暦を迎えたとは思えない夏木マリによるパンチの効いたシャウトは迫力満点!寺田恵子も負けじと応戦し、贅沢なセッションが展開。Janis Joplinの「MOVE OVER」と「CRY BABY」の2曲が披露された。

後半も見どころたっぷり。再び登場した杏子HARUNASCANDAL)と「マイティーウーマン」(BARBEEBOYS)をセッションしたかと思えば、中川翔子SHOW-YAメンバーをバックバンドに、寺田恵子と人気アニメ「聖闘士星矢」の主題歌「ペガサス幻想」をハードロックテイストたっぷりに披露。さらに、「震災チャリティコーナー」では寺田恵子と交友の深い神取忍筆頭に、石田ミホコDESTROSECyntiaLoVendoRが集合し、なんとマイクを一切使わずにアコースティックギターと生歌だけで「上を向いて歩こう」を熱唱。客席も温かい手拍子とコーラスで応えた。

終盤、相川七瀬の演奏に続いてトリを務めたのはもちろん、SHOW-YA!そのメロディックかつハードなプレイは健在!そして序盤から5時間近く、時にMC、時に歌唱と休みなく舞台に立ち続けてきた寺田恵子も一切の疲れを見せず、「私は嵐」「流星少女~Shooting Star 196X~」「限界LOVERS」の3曲を披露。

会場のボルテージが最高潮のまま、最後は全出演者が登壇。今回の「NAONのYAON」は野音の90周年事業としての開催だったこともあり、90周年実行委員会の委員長を務める湯川れい子が登場。最後は全員で、その湯川れい子が作詞を手がけた「あゝ無情」(アン・ルイス)を大熱唱!MAMISCANDAL)、TOMO-ZO(Gacharic Spin)、YukiD_Drive)ら、本日出演した全ギタリストによるギターソロ10連発も披露されるなど、最後の最後まで「NAONのYAON」にふさわしいガールズロック祭一色といった演出。寺田恵子が出演者一人ひとりとハグし、5時間におよぶ祭典の幕は下りた。

ステージ終盤には、SHOW-YA寺田恵子の誕生日でもある7月24日(水)に赤坂BLITZで単独公演を開催することや、来年の同じ日・2014年4月29日に「NAONのYAON’14」が開催されることも発表された。往年のファンはもちろんのこと、他のミュージシャンを目当てに来てSHOW-YAの魅力に初めて触れた人、そして「もう1回、久々にガールズロックにハマってみようかな」と思っている人も、7/24と来年4/29は今からスケジュールを空けておこう。

※なお、この模様は本誌BEEASTにて近日レポート記事を掲載予定。お楽しみに!

◆NAONのYAON 公式ホームページ
http://naonnoyaon.net/
◆SHOW-YA 公式ホームページ
http://show-ya.jp/