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【ピックアップ!】森雪之丞一座~参上公演 サイケデリック・ペイン

2012年06月07日



【作】森雪之丞 【音楽】布袋寅泰 【演出】いのうえひでのり
【出演】
福士誠治 北乃きい 綾野剛 / 片瀬那奈 /
内田朝陽 前川紘毅 松田翔 内田慈 /
右近健一 菅原永二 / 橋本じゅん

【東京公演】2012 年8 月22 日(水)~9 月11 日(火) サンシャイン劇場
【大阪公演】2012 年9 月22 日(土)~24 日(月) 森ノ宮ピロティホール

公式サイト:www.psychedelic-pain.jp


チケット発売2012年7月1日(日)~ 各プレイガイド

◎ サンライズオンライン http://sunrisetokyo.com/
◎ チケットぴあ http://pia.jp/t/psyche/
(7/1のみ)0570-02-9920 (7/2以降)0570-02-9999<Pコード 420-073>
◎ イープラス http://eplus.jp/psyche/
◎ ローソンチケット http://l-tike.com/psyche/
(7/1のみ)0570-084-632 (7/2以降)0570-084-003<Lコード 33334>
◎ CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com/psyche/
(7/1のみ)0570-08-9911 (7/2以降)0570-08-9999
◎ チケットホン松竹
0570-000-489(ナビダイヤル 10:00~18:00)
◎ サンシャイン劇場窓口
(10:30~18:00 ※7/1のみ10:00~18:00)


【あらすじSTORY】

――どこか懐かしい近未来。

人気急上昇中のロックバント“サイケデリック・ペイン”のヴォーカル・詩音[シオン](福士誠治)の前に現れた謎の美女ソフィ(北乃きい)。
自らを天使だというソフィは、“ブレイン・スクエア”のハッキングで毎夜詩音に、「世界を救えるのはあなただけ。あなたが救世主です。」と訴える。
大天使ミカエルを復活させるための3つの鍵、その最後の鍵『救世主[メシア]の孤独』を、詩音が隠し持っているというのだ。
いつしかソフィの存在は、人知れず“孤独”を抱えていた詩音の心に、特別な感情を芽生えさせた。

ある日、異変に気づいた“サイケデリック・ペイン”のギター・魁人[カイト](綾野剛)に詰め寄られ、詩音はバンドを辞めると言い出す。
――信じ続けたROCK、夢に向かって共に歩んできた仲間たち・・・それらを捨ててでも、ソフィを守る。
ソフィへの思いは、“愛”に変わっていた。

救世主の宿命を背負った詩音と、そんな彼を放っておけない魁人、そしてバンドのメンバーは、復活をめぐる“天使”と“悪魔”の争いに巻き込まれていく。

奇しくも“サイケデリック・ペイン”野外音楽堂でのライブ当日。
ついにすべての鍵が揃い、ステージ上で詩音はソフィへの愛を証明するために、救世主であることを受け入れようとするが・・・
――悪魔を崇拝する秘密結社“ダークネス”も魔王ルシフェルの降臨を願い、その時を狙っていたのだった。

“天使”と“悪魔”・・・・・それは、人間が持つ複雑な心の分身。
“善”と“悪” “光”と“影” 相対する2 つのパワー・バランスが崩れた近未来社会で、幻のような痛みを抱え、迷いながら未来を模索する若者たち。
彼らが、本物の“愛”に出会ったとき、そこには真実[ほんとう]の“天使”が現れる・・・・・。


What’s PSYCHEDELIC PAIN ?
ミュージカルとも音楽劇とも一味違う、雪之丞的“ロック☆オペラ”がここに誕生!
作詞家・森雪之丞+音楽家・布袋寅泰+演出家・いのうえひでのり
豪華コラボレーションが実現し、新テイストの“音楽系演劇”、“演劇系音楽”を作り上げる。

「ロック☆オペラをつくりたい」と野望を抱いていた森雪之丞

日本を代表する作詞家の一人、森雪之丞。ミュージックシーンだけにとどまらず、2003年にミュージカル『天使は瞳を閉じて』(鴻上尚史作・演出)の作詞と音楽プロデュースを担当したことで演劇界と接点を持った森雪之丞は、2008年には『五右衛門ロック』で劇団☆新感線と幸せな出会いを果たした。劇団☆新感線とはその後も、2009年の『蛮幽鬼』、2010年の『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive』の作詞も手がけている。
そして、実は「いつかロックオペラを自分で作ってみたい」という野望も秘かに抱いていた。その処女戯曲 『サイケデリック・ペイン』は、3年前には早くも第1稿を書き上げ、その後も少しずつ磨き続けてきたという、大切な作品だ。

森雪之丞の処女戯曲のために布袋寅泰、いのうえひでのりが立ち上がった

そして、この『サイケデリック・ペイン』の上演の実現に一役買ったのが、森雪之丞の25年来の盟友でもある布袋寅泰と、劇団☆新感線主宰のいのうえひでのりだ。
映画『キル・ビル』のメインテーマに『新・仁義なき戦いのテーマ』が採用されたことなどでも広く知られているように、これまでに映画音楽は多数手がけている布袋ではあるが、舞台音楽に携わるのはなんとこれが初めての挑戦となる。今回はテーマ曲『神様[ジーザス]!アンタに喧嘩を売ってやる!』を始め、約20 曲(リプライズ含む)すべての楽曲を書き下ろした。

そして「ロック好き同士の特殊な会話が演劇の世界で交わせるのは素晴らしい奇跡だと思った」と森雪之丞が言うように、いのうえのロック好きも筋金入り。音楽と演劇の融合という今回の狙いを森雪之丞が安心してまかせられるのは、これまで劇団☆新感線でいのうえが音楽に重きを置いた演出をしてきた故の信頼の厚さの賜物といえる。

加えて、振付にはPerfumeのほとんどの楽曲の振付を担当しているMIKIKOも参加することが決定した。あの独特の振付がどのような形で舞台を彩るかも、乞うご期待だ。


“天使”と“悪魔”のバトルを、布袋サウンドが彩る

物語の舞台となるのは近未来。人気ロックバンド“サイケデリック・ペイン”のヴォーカル・詩音の前に、自分を天使だと名乗る謎の美女・ソフィが現れる。彼女に「世界を救えるのはあなただけ」と言われた詩音は、やがて愛するようになったソフィを守るためにも救世主としての宿命を受け入れ、悪魔を崇拝する秘密結社“ダークネス”の面々と対決することになるのだが……。
この“天使と悪魔”というモチーフは、森雪之丞がロック・アーティストの楽曲に詞を提供する際に常に意識しているテーマでもある。「人間は天使と悪魔のハーフ。誰の心にも天使と悪魔はいる」と森雪之丞。それは“善と悪”、“光と影”、“愛と憎しみ”などにも置き換えられ、どんな時代にも通じる普遍のものだ。

キャストによる歌唱はもちろん、生演奏も見どころのひとつ

キャスティングにも1 年半という時間をかけ人選に人選を重ねて、人気と実力を兼ね備えた粒揃いのメンバーが集まった。
バンド“サイケデリック・ペイン”のヴォーカル・詩音にはミュージカル『RENT』(2010 年)での歌声も印象的だった福士誠治。ギター・魁人にはNHK『カーネーション』の周防役が話題の綾野剛。そしてドラム・翔太とベース・ 準には音楽界から松田翔前川紘毅が参加し、キーボード・麗次には実はギターも得意だという内田朝陽が扮する。
上演期間中限定で結成される、この幻のロックバンド“サイケデリック・ペイン”は既に布袋とも顔合わせを済ませ、只今、猛練習中。そのアツいロック魂溢れる生演奏は必聴モノだ!
そして天使・ソフィ役にはこれが記念すべき初舞台となる、北乃きい。2010 年『サクラサク』でCD デビューも果たしている彼女の歌声は「音程もリズム感も抜群」と森雪之丞も太鼓判を押す。
さらには、秘密結社“ダークネス”のセクシー・デビル、レディー・パンドラに片瀬那奈、魁人の恋人・リナに内田慈、“ダークネス”のキザ系ヴァンパイア・キザーラ伯爵に右近健一、鏡博士の助手・天野に菅原永二、そして世界的な生物学者でリナの祖父でもあるDr.鏡に橋本じゅんと、演劇界の力強い個性派を揃え、がっちりと布陣を固める。

森雪之丞の長年の野望が、音楽畑と演劇畑の才人たちの手で満を持して具現化され、ここに参上! 詩人が紡ぐ、“ロック☆オペラ”の誕生だ。独特のリズム感に溢れた台詞が散りばめられた、新鮮な試みに満ち満ちた舞台『サイケデリック・ペイン』に、どうぞご注目を!