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![]() 【NEWS】KiNGONS(キンゴンズ)3rd「BEAT THE LAZY DAYS」発売ミニインタビュー2022年12月14日
![]() KiNGONS(キンゴンズ)3rdアルバム『BEAT THE LAZY DAYS』発売ミニインタビュー!
TEXT by 株本和美
栃木県宇都宮市に拠点をおくパンクバンドKiNGONS(キンゴンズ)が、3rdアルバム『BEAT THE LAZY DAYS』を11月23日にリリース。現在「KiNGONS 3rd Full Album 『BEAT THE LAZY DAYS』release tour」と銘打ち全国を巡っているメンバーBeeBee(Vo, G)、kjmonmon(Vo, G)、NAKATA(B, Cho)、HANDA(Dr, Cho)にインタビュー。 ![]() ――全国流通盤としては、1stアルバム『POP OF THE WORLD』(2010年発表)、2ndアルバム『KiNGONS EXPO』(2016年発表)に続く3枚目のリリースおめでとうございます。2ndと同様に前作から6年ぶりということですが、これは偶然のサイクルですか? BeeBee:サッカーのワールドカップが4年周期じゃないですか。俺らの周期は奇跡的に6年だったってことです。 HANDA:え?どこまでが本気なの? BeeBee:いいから。ワールドカップは4年周期、KiNGONSは6年周期。 kjmonmon:ということは、次は2028年……? BeeBee:だけどKiNGONSの音楽は加速しているから、次は6年も開かない。まぁ、6年というのは偶然です。途中にミニアルバム(『BEAT THE NIGHT』『BEAT THE MORNING』)を出していたし、何もしていなかったわけではないですよ。 ![]() ――3rdアルバム『BEAT THE LAZY DAYS』のタイトルは、ミニアルバムの『BEAT THE ~』に続くシリーズという感覚でしょうか? BeeBee:そうですね。いままでの集大成として、今回のアルバムのタイトルが『BEAT THE LAZY DAYS』になっています。“怠惰な日々をぶっ飛ばせ!”と。 HANDA:そういうことです! BeeBee:本当、コロナで活動が全然できなかった日々から、やっと活動できるようになってきたタイミングで、偶然にも6年ぶりのアルバムリリースと重なったことって、うちら的にはいいタイミングだったし、集大成のアルバムが出せたというのは一番最高な出来事ですね。コロナは最低でしたが。 ――KiNGONSといえば全国各地を回るツアーバンド。新型コロナウイルスの影響はとても大きかったのではないですか? kjmonmon:俺らは年間100本以上行っているライブバンドだったので、コロナ渦でライブが延期や中止になり、めちゃくちゃ減っちゃって。約二年そんな時期が続きましたが、逆にそのときに作った曲「LEAVE THIS TOWN」がアルバムに収録されていて。なので、ひとつ経験としては良かったのかな。 NAKATA:俺は、コロナウイルスに対してあまり悲観的にはならなくて。逆に、コロナでライブがない時に、自分を見つめなおしたというか。バンドがなくなるとイチ人間として「俺、クソだな」と思う瞬間があったので、トレーニングをするじゃないけど、ライブじゃないところで人間性を上げていこうかな、と見つめなおして。そういうのが、このアルバムにつながっていると思います。成長した俺が入っているかな。 ――例えばどのようなことをなさったのですか? NAKATA:ライブがないと体力が単純に落ちていくので筋トレをしたり、デアゴスティーニのスカイラインのケンメリ(SKYLINE 2000GT-R)を作ったり。2年半くらいかけて完成させました。いい経験になったんじゃないでしょうか。 ――忍耐力も養えそうですね。今回の収録曲は全13曲。バラエティにとんだ内容の楽曲が収められていていますが、特に推したい1曲を教えてください。 BeeBee:全曲思い入れはありますが、1曲目「GO CITY LET’S GO!!」。KiNGONSは、栃木シティ(栃木シティフットボールクラブ)というサッカーチームのオフィシャルサポーターをやらせてもらっているんですが、栃木シティは、「J1」から数えて「J5」にあたるカテゴリーに所属していて、今年昇格できるかな?というすごいチャンスがあったんですよ。「GO CITY LET’S GO!!」のミュージックビデオも栃木シティのホームスタジアムで撮らせていただいて一緒に盛り上げていったんですが、惜しくも昇格ならず……。だけど、「また1年頑張っていこう」という気持ちが大きく出ているのがこの曲です。今年はダメだったとしても、またチャンスはくるし、諦めるんじゃなくて、また応援して次につなげていこうという思いで、ツアーでもずっと歌っていきます。 kjmonmon:僕は13曲目「HAPPY BIRTHDAY」ですね。アルバムジャケットのイラスト一人ひとりに噴出しがあって、そこでも僕は「HAPPY BIRTHDAY!!!」って言っていますが、自己紹介するときにもいつも言っているんです。誕生日って誰にでもあるじゃないですか。昔、自分の誕生日にテレビをみていたら画面越しにタレントさんが「HAPPY BIRTHDAY!」って言ったんです。その言葉が、自分に向かって言われているような気持ちになって、ちょっとうれしかったんですよ。誕生日って、生きている人全員にあるな~って思って。偶然にしろ、例えば俺が「HAPPY BIRTHDAY!」って言ったときに、テレビを見た時の俺じゃないけど「私、今日誕生日だからうれしい!」っていう気持ちになる人がいる可能性もあるじゃないですか(笑)。それって面白いなと思って、それ以来ずっと「「HAPPY BIRTHDAY!」って言っているんです。その気持ちを込めてこのタイトルを付けたので、自分的にはこの曲が推し曲かな。 NAKATA:自分は今回のアルバムだと11曲目「SR400」っていう曲を歌っていて。SRってバイクなんですけど、乗っていた時のフィーリングとか、実際自分の持ち物を曲にしたらリアリティがあるんじゃないかなと思って。それに、みんなと合唱もできる曲なので、いいライブにつながるんじゃないでしょうか! kjmonmon:たしかに。ジャケットのイラストでも「HEY!YOU!WANNA BE RIDE WHY DON’T YOU WANNA BE RIDE」って言っているしね。 NAKATA:「SR400」は、ライブで長くやり続けている曲ですが、今回のアルバムに入りましたので、より攻撃的というか、曲として進化していけたらいいですね。 HANDA:俺はね、曲も作らないし、歌詞もかかないから、ドラムに専念しますよね。そのこだわりとしては、曲によってシンバルの位置を変えてみたり、大きさを変えてみたり……。リズムパターンを考えて曲に変化をもたらしていく、そしてすべて却下されていく(笑)。 3人:それは違う(笑)。 ![]() HANDA:とちぎテレビの番組『カミナリのチャリ旅!』のエンディングテーマにKiNGONSの曲が起用(2022年11月末現在は「LEAVE THIS TOWN」)されているんですが、メディアの力ってすごいなと思いました。番組を見てKiNGONSのことを知りました、と言われることがあって。今まで俺たちはそういう入り方で知られることはあまりなかったので、新しい広がりにつながっているから、今回のアルバムはそういうのも含めて手ごたえあり、と思います。 kjmonmon:『カミナリのチャリ旅!』は栃木県だけじゃなくて、いろいろな地域で放送されていますし、GYAO!で見逃し配信もされているので、見ていただきたいですね。 ※とちぎテレビ番組のご案内『カミナリのチャリ旅!シーズン6』 https://www.tochigi-tv.jp/program/?id=1421 ※『カミナリのチャリ旅!シーズン6』#30 千葉県旭市の旅 後編 https://gyao.yahoo.co.jp/title/607e456e-121d-4abe-b2bb-598f68b25481 HANDA:先日、宇都宮で『カミナリのチャリ旅!』のイベントがあり、カミナリさんも来て、俺たちもライブをして。 BeeBee:イベントでは300人くらいの前でライブをやって。それでHMVでインストアイベントをやったときにも、初めてKiNGONSを見る、という方がめちゃくちゃ来てくれて。そういうのも、今回が初めてのことだから驚いたよね。 ![]() ――KiNGONSは、「ミヤラジアプリ」で聞くことが出来るラジオ「キンゴンズのステテコラジオ」(毎週第3水曜日21:00~)も担当されていますよね? kjmonmon:「ステテコラジオ」は、全員そろって月に一回生放送でやっています。「ミヤラジ」のアプリで聞けるので、こちらも聞いてみてください。毎回、メッセージを読むことが楽しくて、それが俺らのラジオ。生放送ならではの空気でね。メッセージお待ちしています。 ――宇都宮を拠点に全国各地へ。結成当時からそのスタイルを貫いていらっしゃいますね。 BeeBee:宇都宮でどうにかなりたい、と思って始めたバンド。だから、宇都宮を一番盛り上げられなければ寂しいじゃないですか。宇都宮を楽しくできるから、東京や地方も楽しくできる、っていうことなので、13年間宇都宮に住んで、宇都宮で月に1回はライブをやっていますね。それで、今回「monmiya(もんみや)」という栃木のタウン誌が取材をしてくれて、つながりがうまれたので、それは宇都宮でやっていたからだと思います。 ![]() ――今回、40本近いツアーが組まれています。今日は東京・U.F.O.CLUBでワンマンライブでしたが、まだまだ始まったばかり。ここからがツアーバンドの本領発揮ですね。 BeeBee:お世話になったライブハウスを回れるのはうれしいですね。1県に1か所じゃなくて、北海道は札幌と苫小牧の2本だけど、北海道だけでももっと回りたいし、いろいろな場所へ行きたいですよ。今まであたりまえのように6年間ぐるぐるツアーで回ってきた場所ですが、アルバムが発売されたことで、冠がついたというか、雰囲気が全然違う感じです。半ちゃん(HANDA)もね? HANDA:そうですね。セットリストも普段と比べてガラっとかわるから、やっている側の気持ちもかわりますよね。だから新鮮ですよ。 BeeBee:CDを聞いてライブに来てくれている方もすごく多いから、フロアも最高な雰囲気がでてる。今日のライブが3本目でまだツアーは始まったばかりだけど、全然違うね。ツアーの最初の方ではあるけど東京でワンマンが出来て、アルバムの曲もすべてやって。メンバーみんなイキイキしてて、お客さんも笑顔で最高だった。 HANDA:最初のほうでワンマンやるのって意味は大きいと思う。 kjmonmon:ファイナルは東京・高円寺HIGHでワンマンだしね。ここは、俺らが「SET YOU FREE」というイベントに出ていた時にお世話になっていたライブハウスなんですよ。 BeeBee:東京で昔からお世話になっていた場所に出たいなと思っていたから。NUDGE’EM ALLっていうバンドのドラムの方がやっているライブハウスで。俺も大好きなバンドなんですけど、そこでツアーファイナルを迎えられるというのはうちらのストーリー的にもありかなって。 ![]() ――最後に今後の展望をお聞かせください。 kjmonmon:ま、そうだね。正直言えるのは、『BEAT THE LAZY DAYS』リリースツアーで40本くらい回りますが、そこで終わらないと思っていてほしい。KiNGONSはまだまだ驀進していくつもり。今年ももうすぐ終わっちゃうけど、2023年、キンゴンズ15周年、震えて待っていてほしいですね。もう、キンゴンズ2023年の展望がみえているくらい。 HANDA:震えて待て?西野カナ? BeeBee:今回のツアーもそこにつながるツアー。ファイナルやって終わりじゃない。重大発表じゃなくて爆弾発表があるからファイナルも来てほしいですね。ひっくるめると、“YEAOH!!!”です。NAKATAさんは?ベースのテクニック磨くとかないの? NAKATA:え、今きれいに閉まったのに?……みんなで仲良くやりまーす。 全員:それだよな(笑)。 KiNGONS:https://kingons.jp ![]() 11/20(日)宇都宮STUDIO KENT 11/25(金)新潟CLUB RIVERST 11/27(日)新松戸FIREBIRD 11/29(火)東高円寺U.F.O.CLUB 12/02(金)八王子Match Vox 12/04(日)八戸ROXX 12/11(日)つくばPARKDINER 12/15(木)塚本Howlin’Bar 12/16(金)神戸VARIT 12/17(土)岐阜CLUB ROOTS 12/22(木)吉祥寺WARP 12/24(土)宇都宮STUDIO KENT 12/31(土)宇都宮STUDIO KENT 01/07(土)豊川Groove Stock 01/09(月)京都拾得 01/13(金)高岡GOOD FELLOWS 01/15(日)広島某所 01/21(土)沖縄OUTPUT 01/22(日)沖縄騒音舎 01/28(土)新大久保EARTHDOM 01/29(日)新大久保EARTHDOM 02/07(火)小倉FUSE 02/08(水)鹿児島SR HALL 02/09(木)宮崎LAZARUS 02/11(土)大分club SPOT 02/12(日)松山WstudioRED 02/17(金)横浜F.A.D 02/18(土)宇都宮STUDIO KENT 02/19(日)千葉LOOK 02/25(土)高崎club Jammers 03/04(土)札幌SOUND CRUE 03/05(日)苫小牧ELLCUBE 03/10(金)弘前KEEP THE BEAT 03/11(土)盛岡CLUB CHANGE 03/12(日)仙台FLYING SON 03/17(金)堺FANDANGO 03/18(土)名古屋TOKUZO 03/22(水)水戸LIGHT HOUSE 03/25(土)高円寺HIGH ![]() ■発売日 : 2022年11月23日 ■Label : I HATE SMOKE RECORDS ■Artist : KiNGONS ■Title : BEAT THE LAZY DAYS ■品番:IHSR-094 ■税抜価格 : 2,500円 税込価格:2,750円 ■収録曲: -CD- 01.GO CITY LET’S GO!! 02.LEAVE THIS TOWN 03.STAR 04.IT’S SUMMER 05.DON’T SAY GOODBYE 06.SPECIUM SOMMER 07.SEPTEMBER DREAMY NIGHT 08.ONLY YOU 09.KAEROUKA 10.WALTZING MATILDA 11.SR400 12.I’M WAITING FOR YOU 13.HAPPY BIRTHDAY |