【NEWS】プラズマ ミニレポート

都内を中心に活動するプラズマ。メンバーは、HIROMI（Vocals）／YOSHIKI（Guitars）／MARIA（Bass）／TOSSHI（Drums）の4人組。男女混成のラウド・ミクスチャー・ロックバンドだ。3月10日に、6曲入りのファーストミニアルバム『Plaslism（プラズリズム）』をリリースした彼らは、そのミニアルバムのナンバーを中心に、ライブ活動を行っている。今回は、6月14日に渋谷aubeで行われた『SOUND CASTLE vol.321』というイベントに出演した彼らのライブを、ミニレポートしてみよう。
 
SEが流れスモークがたかれる。メンバー4人が登場しスタンバイ。TOSSHIのカウントから、『Plaslism』の1曲目に収録された「DEVILTRY」へ。HIROMIのよく伸びる声の魅力を生かしたミドルテンポナンバーだ。全身でリズムを取るMARIAと、タイトなビートを刻むTOSSHI。その上で、YOSHIKIのギターサウンドが踊る。しっかりとロックしながらも、エフェクトを駆使して多彩なカラーバリエーションを創りだしている。まさに、ラウド・ミクスチャーと言う部分なのだろう。
 
続いて『Plaslism』の2曲目に収録された「明日吹く風」へ。HIROMIとMARIAのハーモニーが美しく、ハードなギターリフとメロディアスなサビが印象的。HIROMIが大きく手を振る。それに合わせて、オーディエンスも大きく手を振って応える。MCをはさんで『Plaslism』の最後を飾る6曲目に収録された「夢をみて」。HIROMIのパワフルなハイトーンボイスの先に、雄大な景色が見えるかのような、スケールの大きい素敵なナンバーだ。間髪入れず『Plaslism』の3曲目に収録された「CHANGE TO THE GRACES」へ。張りのあるHIROMIの声は、バンドの前面にグイグイと出てくる。
 



ラウドなバンドは音圧的な問題から、どうしてもライブでボーカルの押しが弱くなりがちだが、プラズマは一切そのような事がなく、どのナンバーでもしっかりとボーカルを中心に聴くことができる。これは録音された作品からは伝わらない、まさにバンドの生（リアル）な部分だ。HIROMIが会場をあおり『Plaslism』の4曲目に収録された「WALK OUT」。MARIAは大きく身体を動かしながらも、各メンバーの動きをよく見ている。コール＆レスポンスでは、サビの「WALK OUT！」でHIROMIをサポートし、裏のリズムで叫ぶHIROMIをハーモニーで支える。グルーブを生み出すだけでなく、バンドの現場をまとめているように思える。
 
ラストナンバーと紹介されて始まったのは、『Plaslism』の5曲目に収録された「YELLOW MONKEY」。ダンサブルなナンバーに、ステージを見つめるオーディエンスの身体も大きく揺れる。今夜のセットリストは全てミニアルバムからの選曲だが、収録とは曲順を変えることで、また新しい印象をオーディエンスに与えている。イベント出演という短い枠でありながら、全力のプレイを魅せたプラズマ。大きな拍手の中、ライブは終了となる。
 
プラズマは男女混成なのだが、性別を超えたロックのカッコ良さを持ち合わせたバンドだ。そして何より歌がしっかりしている。曲調やサウンドが多彩でも、どこか芯が通っている感じがするのは、歌によりまとまり感が強いからではないだろうか。『Plaslism』はサンプルを聴く事もできるので、ぜひ一度聴いてみてほしい。そして都内近郊の方は、プラズマの生（リアル）をライブで体験してほしいと思う。

---

■プラズマ Official Website
http://plasma.is-mine.net/
 
■1st Mini Album「Plaslism（プラズリズム）」（3/10発売）
▼iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/plaslism-ep/id969925642
▼amazon MP3
http://www.amazon.co.jp/Plaslism
▼disc union
http://diskunion.net/portal/ct/detail/HMHR150306-201
 
■Live Information
・2015年07月19日（日）【東京】巣鴨獅子王
・2015年09月12日（土）【東京】新宿WILD SIDE
・2015年11月28日（土）【東京】目黒LIVESTATION

---

 

 
 
 

 

---