【NEWS】THE IRON MAIDENS オランダ公演ライブレポート＆来日インフォメーション
2015年05月08日
THE IRON MAIDENS NEWS
カルチュアル・ポディアム・ボーデライ（Cultuurpodium Boerderij）で開催された、アイアン・メイデンズのオランダ公演ライブレポートが到着した。本家が認める世界一のトリビュートバンド、アイアン・メイデンズ。IRON MAIDENファンは、6月の来日3公演（大阪・名古屋・東京）を要チェック！
※このニュースは、オフィシャル提供の情報を掲載しています。
来る6月に5年ぶりのジャパン・ツアーを行うIron Maiden 公認の女性トリビュートバンド、アイアン・メイデンズ（The Iron Maidens）にとって初めてのヨーロッパ・ツアーをオランダでキャッチした。
会場は首都アムステルダムから車で１時間ほどのズーテルメールという街にある「カルチュアル・ポディアム・ボーデライ」。会場近くには駅があるだけで近くは幹線道路と農場が広がるだけの牧歌的なエリアにぽつんと佇む会場だが、スケジュールには、Thunder や元Kiss のAceFrehley、Joe Lynn Turner、Helloween など日本でもお馴染みのバンドがブッキングされている。
メイデンズにとっては初のヨーロッパ・ツアー、初のオランダ公演ということで多くの人が期待に胸を膨らませている様子があちこちで見られる。オランダではこの１公演のみということで全土から集まってきているのだろう。とはいっても小さな国なので2-3時間も走れば大体の場所には行けるほどの広さ。
会場にはやはりメイデンズの魅力の１つであるSEXY さに惹かれたのであろうか、Iron Maiden はもちろんのことAC/DC、Metallica、Motorhead、Accept などお気に入りのT-シャツを着たキッズとは言い難い男性中心の高めの年齢層が多く集まってきている。750人キャパの会場はほぼ満杯。みんなTrooper ビールを片手に談笑している。
定刻の8時半ちょうどに場内が暗転。Iron Maiden のコンサートでもお馴染みの「Doctor Doctor」がスピーカーから流れると会場は大合唱。そしてそのまま「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の１節を挟んで聞き覚えのあるスピーチが流れてくると同時にメンバーが登場、“We shall never surrender！”というチャーチルのスピーチの終了と共に「Ace’s High」のイントロが始まる。
なんど味わってもこのオープニングの高揚感は特別だ。HM 界でも1・2位を争うショーのオープニングだろう。そして間髪入れず「Die with Your Boots on」に雪崩れ込む。PA のバランスが少し良くないが、ボーカルのブルース・チッキンソンことキルスティン・ローゼンバーグの声は本当に本家のブルースを彷彿させるような力強く伸びのある声で聴衆を引っ張っていく。お客さんの煽り方、曲紹介のMCもよく研究されていて本家を凌ぐ勢いだ。キルスティンの「Number 22？」との呼びかけに「Acacia Avenue！」と応えるオーディエンスとのコール＆レスポンスの後にギターのザクザクしたリフが始まる！
メイデン・フリークの集合だけあってオーディエンスはよく曲を知っており一緒に歌っているのが印象的だ。そして曲が終わりキルスティンが袖に引っ込むとステージ向かって右手に陣取るギターのコートニーがお馴染みのリフを奏でる。「Trooper」だ！
コートニー、ベースのワンダ、もう一人のステージ左側に陣取るニッキーの3人がセンターに集まり笑顔で印象的なリフを刻んでいく。そしてオランダとイギリの国旗を持ったキルスティンが両国の旗を振り歌い始めオーディエンスのボルテージは更に上昇する。
そして本家ではあまり演奏されることの少ない5作目の『Poweslave』収録の「The Duellists」や、「Wasted Years」など今日のセットリストは中期の作品を中心に構成されているようだ。
「Number of the Beast」では悪魔のクリーチャーが出現し会場を盛り上げ、「Phantom of the Opera」、「Fear of the Dark」で本編終了。アンコールでは「Hallowed Be Thy Name」、「Run to the Hills」で終了。90分という時間はあっという間に過ぎ去った。
演奏を完璧にこなすトリビュートバンドはたくさんいるが、Iron Maiden が放つ独特のグルーヴを再現するのは技術だけではなく、そこにはやはりIron Maiden に対する愛情や尊敬がなくては成し得ないことだ。そうでなければメイデンのファン達を納得させられないし、世界中のメイデン・フリークから熱いラブコールを受けることもないだろう。その意味において6月のアイアン・メイデンズのジャパン・ツアーはサブタイトルの「Metal Respect Party」が示す通り、アイアン・メイデンズを通してHeavy Metal に対する愛情や忠誠を再確認してメタル・フリーク同士が一致団結してメタルが好きで良かった、と思うような印象的なライブになるだろう。
TEXT:小林健一
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■Setlist @Cultuurpodium Boerderij, The Netherlands on March 20th 2105
M01. Churchill’s Speech
M02. Ace’s High
M03. Die with Your Boots on
M04. Flight of Icarus
M05. Revelations
M06. 22 Acacia Avenue
M07. The Trooper
M08. The Duellists
M09. Wasted Years
M10. Flash of the Blade
M11. Alexander the Great
M12. Number of the Beast
M13. Phantom of the Opera
M14. Fear of the Dark
M15. Hallowed Be Thy Name (Encore)
M16. Run to the Hills (Encore)
■LIVE Information
▼2015年6月10日（水）大阪・梅田クラブクアトロ
開場18:00 開演19:00
料金：￥6,000（税込・スタンディング・整理番号付き）※ドリンク代別途必要
一般発売日：3月7日（土）
▼2015年6月11日（木）愛知・名古屋BOTTOM LINE
Opening Act：SHOW-WA（as SHOW-YA）
開場17:00 開演18:00
料金：￥6,000（税込・スタンディング・整理番号付き）※ドリンク代別途必要
一般発売日：3月6日（金）
▼2015年6月12日（金）東京・渋谷duo MUSICEXCHANGE
Opening Act：Mary’s Blood/ HATTALLICA（as METALLICA）
開場18:00 開演19:00
料金：￥6,000（税込・スタンディング・整理番号付き）※ドリンク代別途必要
一般発売日：3月6日（金）
※詳細は以下のURL のページでご覧になれます。
http://www.mandicompany.co.jp/pg314.html
※このニュースは、オフィシャル提供の情報を掲載しています。
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