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【NEWS】ポスト・ロック・バンドTRANS AM、約4年振りとなるアルバム『ヴォリューム X』が完成!

2014年04月12日

THRILL366_photoTRANS AMは1990年にワシントンDCの近郊で結成されたポスト・ロックのバンドだ。メンバーはPhilip Manley (lead guitar, bass, keyboard, vocals)、Nathan Means (bass, keyboard, vocoder, vocals)、 Sebastian Thomson (drums, bass, keyboard, guitar, vocals)の3人。1996年の『Trans Am』から2010年の『Thing』まで9枚のアルバムをリリースしいる。

TRANS AMのニュー・アルバム『ヴォリューム X』を解釈するには三つの方法がある。第一は素直にバンドの10枚目のスタジオ・アルバムということだ。アルバムは3人の10のユニークな側面を提示した10曲で構成されている。次にレヴェル10の大音量のヴォリューム・ノブをイメージすることができる。これはTRANS AMのリスニング・セッションにおける理想的なアンプのレベルなのだ。

最後に、彼らの四半世紀に及ぶ長いキャリアが定める信条として、スタイリスティックで美的な方法を取り入れることにより未知の能力を提示して具現化する、というバンドの優れた腕前を表したものとも読み取れる。TRANS AMはイノヴェーターとしての自身の遺産に頼ることはない。例えそれが独自で作り出したものであったとしても、そうした確率したソングライティングの方法を常に破壊することを選んできたのだ。

コズミック・ロック、フューチャーリスティック・スピード・メタル、ロボ・バラッド、変形したクラシック・ロック等を、完全に認識できないくらい歪められた形でファンに提示することによって、『ヴォリューム X』はバンドが良い意味で偏屈者としての伝統に居続けていることを証明している。Phil Manley (Wooden Shjips, Thee Oh Sees, Barn Owl)によってレコーディングされたアルバムのオープニング・トラック「Anthropocene」では、30秒の穏やかなシンセの後、巨大なリフが鳴り響く。

「Night Shift」は少しクラフトワークを思わせる。「Backlash」はメタリカの『キル・エム・オール』にインスパイアされたスラッシュ・メタルのリフを持つバンド史上最もアグレッシヴな曲だ。スロウ・ジャムの「I’ll Never」は心に訴えるようなメロディを持つ曲だ。


THRILL366_coverTRANS AM『VOLUME X』
トランズ・アム『ヴォリューム X』

発売日:2014/5/28
THRILLJ366[国内流通仕様]/2,000円(税別)
※国内流通仕様は帯付で解説他は付きません。
【収録曲目】
M01. Anthropocene
M02. Reevaluations
M03. Night Shift
M04. K Street
M05. Backlash
M06. Ice Fortress
M07. Failure
M08. I’ll Never
M09. Megastorm
M10. Insufficiently Breathless


◆オフィシャルサイト
http://www.transband.com

◆BIG NOTHINGオフィシャルサイト
http://www.bignothing.net/

※このニュースはBIG NOTHING提供の情報を掲載しています