TEXT:長澤智典
本誌BEEASTが自信を持ってプッシュする太鼓判アーティストの特集、第49弾はCANDY GO! GO! 。11月25日にTSUTAYA O-NESTで行われた定期公演を通し、嬉しい発表が成された。それが、「10years anniversary Series-GIGS-XTRAILS」と題し、CANDY GO! GO! 10周年の記念公演を「8月15日(土)に恵比寿LIQUIDROOMで行う」こと。それに先駆け、10周年ワンマン公演に向けた「<プロローグイベント>と題し、5回に渡り過去にCANDY GO! GO! がワンマンを行った会場で改めて単独公演を行う」ことだった。
現在、椎間板ヘルニア手術後のリハビリのために活動を休んでいるリーダーのなぎさりん が、<プロローグイベント>の第一弾であり、1月5日に渋谷RUIDO K2で行う公演よりステージ復帰を果たすことも決定。本来あるべき姿となって、CANDY GO! GO! は2020年の幕開けを告げることになる。
12月10日には、最新シングル「The last of days」も2-TYPE発売になる。表題曲の「The last of days」には、「毎日を無駄にせずに、何時最後の日が訪れてもいいように生きよう」という想いを記している。収録したどの楽曲もライブで熱い支持を得ているように、新作もチェックしていただきたい。
★コラムスタート★CANDY GO!GO! “渋谷”で、培ってきたそれぞれの10年間★
http://www.beeast69.com/column/candygogo
「The last of days」MV
VIDEO
VIDEO
全員が歌えるユニットというのは、CANDY GO! GO!として強みにしているところ。
—最新シングル「The last of days」が発売になります。まずは、この作品の狙いから教えてください。
なぎさりん: 今回は「こういうシングルにしたい」というよりは、初めて全部の楽曲のリードヴォーカルが異なるところが特色になります。なので、一枚の中に違うグループがいるような感覚を味わえるシングルです。
—最近は、メンバーがいろんな楽曲でリードヴォーカルを取るスタイルが、CANDY GO! GO!の中では増えていますからね。
菜月アイル: 1曲を全員で歌うスタイルが、最近は無くなりました。
—それだけ、各自の個性や歌声の魅力が際立ってきてるということだ。
磯野未来: そうですね。全員が歌えるユニットというのは、CANDY GO! GO! として強みにしているところです。
—メンバー内で歌の争奪戦が生まれることはないんですか?
磯野未来: そこは、曲に合わせてOKBプロデューサーがヴォーカリストを選んでるので…。
 
杉本莉愛 : メンバーには決定権がないんです(笑)。そこはOKBプロデューサー次第です。
「The last of days」
—「The last of days」の作詞は、りんさんが担当しています。
なぎさりん: この曲はOKBプロデューサーが作り、タイトルも最初から「The last of days」と決めていたことから、「そのタイトルを元に歌詞を書いてください」とわたしに歌詞の依頼が来ました。
そこから、「The last of days」をわたしなりに解釈。最近って、何が起こるかわからない世の中じゃないですか。何時死ぬかだってわからないので、毎日を無駄にせず「何時最後の日が訪れてもいいように生きよう」というメッセージを、この歌の歌詞には込めています。
—椎間板ヘルニアを治療中のりんさんは、まさに今、何が起こるかわからない体験をしている最中ですもんね。
なぎさりん: ホントにそうなんです。今年、そういう経験をいっぱいしています。わたし、何回も芸能人生終わりかけの経験を重ねているので、毎日後悔のないようにという気持ちはもともとあったのですが、その気持ちと「The last of days」というタイトルが重なったことから、先の想いを歌詞に記しました。わたしの書く歌詞は暗い内容が多いと言われてたので、初めてポジティブな歌詞を書いたんですけど。メンバーからは「ちょっと闇が深い」と…。
杉本莉愛: ちょっと闇が垣間見えるかな。
なぎさりん: もともとは、ウェディングソングにしたかったんです。だからわたしは、歌詞の中へ「最後の日を一緒に迎えるくらい愛する人に出会えたらいいな」という意味合いも込めて書いたんですけど。メンバーからは、「言葉から闇が見える」と言われちゃって。
—でも、そこがりんさんらしさですもんね。
なぎさりん: どういうことですか(笑)。
—でも、最後はしっかり前を…。
磯野未来: 向いてないですから。一番最後に、一番闇の中へ落としています。だって、「キミの隣は誰もいないで」ですからね。
杉本莉愛: この歌の闇は深いです。
磯野未来: MVでも、りん さんの目にすごい闇が見えます。
菜月アイル: それ、わたしもすごい思った!!
磯野未来: サイコパス顔しています(笑)。
—「The last of days」は、ライブでもよく歌っていますよね。
永瀬りか: わたしが今回「The last of days」の振り付けを担当してるんですけど。この曲は、プロデューサーからのダンスのリクエストがいろいろとあった歌。「このサビは絶対にみんなでパラパラを踊りだしたら、みんな楽しむぞ」って言われたことから、パラパラな振りを入れてます。ダンスはけっこう動きが早いんですけど、みんな頑張ってライブで真似してくれている姿を見ていると、すごく楽しくなります。お客さんも踊るハードルは高めだと思いますけど…。
磯野未来: けっこうなエクササイズになるよね(笑)。
「Let it rain」
—「共通C/Wとして収録したのが、磯野さんが作詞を担当した「Let it rain」になります。
磯野未来: プロデューサーのOKBさんから「この歌のテーマは、雨で」と言われたので、「雨かぁ」となって書き始めました。雨って、嫌じゃないですか。そこから嫌なことやつらいことを例えとして書き出せば、「そういうのを乗り越えていかないとちゃんと虹は見えないよ」「いい場所には行けないよ」という想いを込めた歌にしていきました。要は、「自分の力で乗り越えていこう」という歌です。
—そのテーマは、CANDY GO! GO!の生きざまにも繋がる想いですよね。
磯野未来: そうですね。ちょっと「Yes-Yes-Yes」と似たようなところもあって、あれは完全に怒りの曲だったんですけど。「Let it rain」は、そこを自分の力で打ち壊していこうという前向きな歌にしています。
—Let it rain」も、けっして明るい曲調ではないですよね。
磯野未来: 曲調的には暗めですね。
—でも、最後に虹をつかもうとするように、気持ちは前を向いています。
磯野未来: 最初は虹さえも貶してるんですけど、最終的にはちゃんと自分の力でつかんだものを見ていこうぜという楽曲ですからね。
—ライブでの手応えはどうですか?
永瀬りか : 今回は、物語性を持ったダンスにしています。雨の滴のポーズや、しっとり踊るところもあれば、サビではどしゃぶりの雨の中で踊る激しいイメージも描き出しています。終盤はしっとりしながらも、最後はしっかり上を観てゆくように、希望をつかもうという物語として展開してゆく振りにもなっています。
—若い世代のメンバーたちは、どうなの?
杉本莉愛 : わたしが聞いてて思うのは、未来 ぴょんさんの歌い方がCANDY GO! GO! の楽曲の中で一番当てはまってるなということ。一番輝いて聞こえる、パワー系の楽曲です。だから、未来ぴょんさんらしさをめちゃめちゃ存分に味わえる楽曲だと思います。
—影を背負った想いをぶつける姿が似合う人ですからね。
磯野未来 : 確かに(笑)、そこは強めな性格なので(笑)。
夏井さら : 「Let it rain」のときのわたしは、恰好いい顔が出来なくて。この曲の意味も最初あまりわかっていないまま踊っていたせいか、よく「顔が怖い」「怒ってるね」と言われちゃうんですけど、ちょっとずつでも歌詞を理解して、良い表情をしていけたらなと思っています。
宇野みずき : わたしも普段は笑顔を褒められるタイプなんですけど。「Let it rain」は本当に強い曲なので、この曲を歌うときだけは笑わないように恰好をつけています。
なぎさりん : わたし、歌いだしを担当しているんですけど、めっちゃ浸りきって歌ってるから、歌いだしのときはお客さんの顔も見えてないくらい自分の世界に入り込んでいます。しかも、ちょっとヴィジュアル系を意識した歌い方をしています。
磯野未来 : わたしも、完全に浸れるようにと意識しながら歌詞を書きました。
「Find it!」
—TYPE-Aに収録したのが、ほぼ英詞の「Find it!」になります。
菜月アイル: ほぼ英詞だから、歌うときめっちゃ苦戦しました。作曲とアレンジは、CANDY GO! GO! のバンド演奏を担当しているベースのShintaro さんがしてくださいました。この曲の場合、英詞のほうが楽曲が活かされるなと思ったので、作詞はCANDY GO! GO! のスタッフのLokiさんにお願いをしました。
普段だったら自分で作詞をするんですけど。今回は英詞ということからイメージだけを伝え、あとはお任せしています。そのうえで、「世界って優しくないから、奇跡を目にすることもなかなかない。だからこそ、夢や目標を自分で見いだそう」「そこへ向かっていく気持ちや心の強さが大事だから、ちゃんと意思を持って挑めよ」という強い気持ちを書いていただきました。
—そこを受け止めて歌ったわけだ。
菜月アイル : そうです。人はときに心が逃げ出そうとするから、そこへ立ち向かう強さを歌声にもしっかりと出しました。
—ライブでは、菜月アイル&磯野未来チームでパワフルな歌声をぶつけています。
磯野未来: みんな「恰好いい」と言ってくれるんですけど、今までのCANDY GO! GO! のスタイルとはあまりにも違うから、まだみんな「恰好いいんだけど、どうノッて良いのかわかんない」という戸惑いも見えるようです。年齢の上の方々がこの歌に触れ、20代の心に戻ってくれたら嬉しいなと思います。
「Natalie」
—永瀬りかさんがリードヴォーカルを担うのが、TYPE-Bへ収録した「Natalie」になります。
永瀬りか: 初めてわたしのリードヴォーカル曲が出来ました。作詞も手がけています。この歌も最初に「Natalie」というタイトルが決まっていたことから、Natalieという初恋の彼女のことを思い出しては、心の中で何度も「Natalie」と呼んでいる男性の気持ちとして歌にしました。
—そこには、自分の体験も上手く重ねてのこと?
永瀬りか: 誰だって忘れられない人っていると思うし、「フワリ 懐かしい風が」の歌詞じゃないけど、懐かしい風景を見ると「あっ、あの人とここに来たな」と思い出すこともあると思うんです。そういうときに、「Natalie」がみんなの頭の中に浮かんだらいいなと思っています。
—曲調は優しいけど、歌詞は切ないですよね。
永瀬りか: 「Natalie」は失恋ソング。だけど、主人公はもう大人になっているので、初恋を経験した昔の幼い自分を思い返しています。しかも、そのときに戻りたいじゃなくて、今でも大事な思い出だから、相手も今、幸せでいてくれたらいいなという内容にもしています。
なぎさりん: これは実体験ですか??
永瀬りか: ご想像にお任せします(笑)。
—そこは、いろんな体験も踏まえたところで出てきた想いですもんね。
永瀬りか: そうです。
—いくつの頃の?
永瀬りか: えっ?!突っ込みますね(笑)。一応、10代の頃だと思います(笑)。
—ライブでは、夏井さらさんと宇野みずきさんがバックでサポートしています。
夏井さら: これまでは、卒業した先輩のパートをいただいて歌っていたんですけど。初めてオリジナルのパートをもらった曲が「Natalie」なんです。だから、すごく嬉しかったです。
宇野みずき: わたしなんてまだCANDY GO! GO! の正規メンバーになってから半年も経ってないんですけど。明るい曲だからわたしとサラ ちゃんが抜擢されたのかなと思ってて。CANDY GO! GO! は恰好いいスタイルですけど、わたしは明るい曲のほうが歌いやすい人なので歌えて嬉しかったです。
夏井さら : りか さんは想いを強く持って歌っているように、私たちもいろいろ妄想を膨らませながら「Natalie」を似合う姿で歌いたいなと思います。
CANDY GO! GO!の10周年企画「GIGS- XTRAILS」がスタート!!
—2020年1月5日の渋谷RUIDO K2公演から、CANDY GO! GO!の10周年企画「GIGS- XTRAILS」がスタートします。
なぎさりん : 「GIGS- XTRAILS」は、CANDY GO! GO! が「原点回帰」してゆくツアー。8月15日に行う恵比寿リキッドルームでのワンマン公演に向け、その前に5ヶ所、過去にCANDY GO! GO! がワンマン公演を行った会場を巡る、10周年に向けての内容になります。
—今回は、全ヶ所ワンマン公演なのでしょうか?
なぎさりん: 全ヶ所ワンマン公演になります。ただし、恵比寿リキッドルーム以外はバンドスタイルでなければ…。
磯野未来: ワンマン公演というよりは、CANDY GO! GO! のメンバーによる公演という形なんですよ。
なぎさりん: メンバーのソロがあるなど、CANDY GO! GO! のメンバーたちによる企画を入れ込む形のように、外部からのゲストはありません。内容はこれから煮詰めていくので、そこは楽しみにしていて欲しいです。
菜月アイル: 今回発表した会場で、全ヶ所ワンマン公演を経験しているのはりん さんだけなんですよ。
なぎさりん: そうなんです。
菜月アイル: わたしは渋谷WOMBが初めてのワンマン公演の場所になります。
なぎさりん: じつは渋谷GLAD公演って、CANDY GO! GO! のワンマン公演と言いながら、当時、アイアイ (菜月アイル が居たグループ)をゲストとして呼んでいました。
菜月アイル: そう。わたしはゲスト側で出演していたように、あのときは、CANDY GO! GO! のワンマン公演を別の立場で観ていました。
—他のメンバーは、CANDY GO! GO!の歴史を改めて振り返る形になるわけだ。
磯野未来: そうなんです。10年って長いじゃないですか。その歩みを、今のメンバーで改めて辿ってゆく形を取ります。それって、お客さん的にも、メンバーとしても、心が熱くなれるじゃないですか。
なぎさりん: 毎回何かしらの企画を考えています。昔のCANDY GO! GO! を知ってる人たちの場合、「あっ,あの歌ね」みたいなのも仕掛けとして出来たらいいなと思います。
—その当時のワンマン公演でやっていた楽曲を演奏するかも知れないし。
なぎさりん: やるかも知れないし、そこは楽しみにしていて欲しいところです。今回「限定回帰」ツアーだからと言って、「俺、その時代は知らないから大丈夫かな」とは思わないで欲しい。昔のCANDY GO! GO! を知っている人も、「今のCANDY GO! GO! わかんない」じゃなくて、普通に誰が観ても楽しいライブを毎回やるので、そこは約束します。
10周年企画「GIGS- XTRAILS」へ向けたメンバーの気持ち。
—それぞれ、今感じている10周年企画「GIGS- XTRAILS」へ向けての想いを聞かせてください。
杉本莉愛: 10周年ということで、いろんな会場でライブをやるんですけど。わたし自身もまだ3年目なので、未体験の7年を一緒に辿っていけるのがすごく嬉しい気持ちだし、楽しみです。恵比寿リキッドルームも立ったのは1回しかないので、改めてちゃんと立てるのが嬉しいですね。正直プレッシャーもあるんですけど、自分が楽しまないとお客さんも楽しめないから、そこは楽しむ気持ちを大事にと思っています。
磯野未来: わたしが初めてCANDY GO! GO! のワンマン公演で立ったのが恵比寿リキッドルームなんですよ。リキッドスタート組なので、またここに帰ってきたという気持ちです。そのときの自分と今の自分との差をどれだけ出せるか…。過去の自分は絶対に越えてかなきゃいけないので、そこは頑張らないとなぁと思っています。
宇野みずき: わたし自身も、わたしを応援してくれてる人も、まだCANDY GO! GO! の歴史というか、CANDY GO! GO! のことをまだよく知らない人たちも多いと思うから、お客さんと一緒に成長というか、このシリーズを進んでいけたらなと思います。
—宇野さん、いづれはCANDY GO! GO! のリーダーの座を奪おうとしているんですよね。
宇野みずき: アハハハッ。りん さんがいない間は仮リーダーをやっています。
磯野未来: でも、そのままリーダーになると言ってました(笑)。
宇野みずき: りん さんはクレイジーなんで、そのままクレイジーに専念していただいて。まとめるのはわたしです(笑)。なんて嘘です(笑)。
なぎさりん: 叩きつぶす!!
夏井さら: わたし、CANDY GO! GO! に入ってまだ1年半経ってないんですけど。東京でTSUYTAYA-O-WEST以上の大きな会場でのワンマン公演に出たことがなくて。恵比寿リキッドルームも立ったことがないどころか、会場に入ったこともないように、ホントに未知の会場なんですけど。先輩方の話を聴く限り、すごい会場だっていうことは把握しているので、1月からの「GIGS- XTRAILS」を通し、少しでもわたしの熱意をお客さんに伝えながら、みんなで一緒に恵比寿リキッドルームへ行けたらいいなと思っています。
菜月アイル: わたし自身、恵比寿リキッドルームは一番忘れられない場所なんです。というのも、当時は両膝を手術した後で、全曲歌い踊りきることを目標にワンマン公演へ挑んでいました。今回は、完全にフルパワーで挑めるように、それが何よりも楽しみで仕方ないです。当時の記憶を上手く上書きして、もっといい形で自分を持っていけたらなと思います。
加えて、わたしのCANDY GO! GO! としてのデビューステージが渋谷RUIDO K2だったんですよ。あのときの記憶もしっかり残ってるので、その気持ちも大事に。初期からのやる気だったり向上心も、全体的に出しながら、それをお客さんにも伝えていけたらなと思います。
永瀬りか: CANDY GO! GO! がワンマン公演をやった場所を最初から辿ることで、昔、CANDY GO! GO! のファンだった人たちも来てくれるかなと思うんですけど。普段フライヤーを配っていると、「昔CANDY GO! GO! 推してたよ」とか「誰々推しだったんだ」ともう居ない人の名前を出されることがあるんですね。それを聴くたびに悔しいなと思ってしまうから、過去のCANDY GO! GO! が好きだった人たちにも、今のCANDY GO! GO! を知ってもらい、今のCANDY GO! GO! が一番いいと思ってもらえたら嬉しいです。
—わたしを推せと!!
永瀬りか: はい。その気持ちでやります。
—りんさんは、いろんな想いを背負いながらの企画になりそうですね。
なぎさりん: そうですね。まずは、人間の情に訴えかけます。一瞬でもCANDY GO! GO! のことを好きだった人たちに「10周年ワンマンをやります」と本気で訴えかければ、みんな観に来てくれるとわたしは信じています。正直、不安もめっちゃあるんですよ。だけど、必死に頑張っている人の姿って誰の心にも刺さるじゃないですか。だからこそ、自分に出来ること全部を見せながら、昔のファンにも、今のファンの情にも訴えかけていこうと思っています。全員が初心に戻り、活動したてのアーティストの気持ちでやれば、きっと恵比寿リキッドルームも埋まるはずです。
興奮し過ぎて意識が飛んでしまい、ステージ上で失神しないかが不安です(笑)
—りんさんの復帰も、1月5日の渋谷RUIDO K2のステージからと決定しています。
なぎさりん: それが一番怖いですね(笑)。興奮し過ぎて意識が飛んでしまい、いきなりステージ上で失神しないかが不安です(笑)。身体の不安は調整出来るので大丈夫ですけど、気持ちが高鳴り過ぎて身体が追いつかなくなり、ステージ上で倒れてしまうんじゃないかというほうが、むしろ不安(笑)。アドレナリンが出過ぎて、メンバーの横で死んでるかも知れない(笑)。それも含め、復帰ステージが楽しみです。
—他にも、いろんな動きはあるんですよね。
なぎさりん: TSUTAYA O-NESTでの定期公演も引き続きやっていきます。
磯野未来: あと、3月1日には仙台MACANAでワンマン公演があります。
なぎさりん: 今年、定期的にワンマン公演を続けてきたことから名古屋にはだいぶCANDY GO! GO! の名前が浸透してきたので、次は何処かなとなったときに、いろんな候補地の中、仙台へ焦点を絞りました。
磯野未来: 今年はよく仙台にライブでお邪魔していましたからね。行くたびに手応えは感じています。
杉本莉愛: お客さんに長時間のライブを通して触れられるチャンスが2020年はより増えるようし、その機会をもっともっと増やしていきたいし、みんなで全力で立ち向かいながら、10周年を成功させたいなと思っています。
わたしの場合、ONEMAN LIVEではなくONEMAN SHOWと言ってるんですよ。
—りんさん、12月28日に池袋Blackholeで行う「なぎさりん4th SOLO ONEMAN SHOW~なぎさりん納め2019~」公演よりライブ復帰が決まりました。
なぎさりん: 12月28日にステージ復帰します。まずはCANDY GO! GO! からではなく、なぎさりん ソロとして復帰します。わたしの場合、ONEMAN LIVEではなくONEMAN SHOWと言ってるんですよ。それくらいエンターテイナー性を大事にしています。
CANDY GO! GO! って、がっつり恰好いいステージをやるじゃないですか。ソロでは、有りのままのわたしをステージに出すように、だいぶ濃いから、観たら絶対に忘れられなくなります。昨年のSHOWではお客さんの上を流れてたり、ギターを投げたりしてました。
宇野みずき: やばい、クレイジー過ぎです!!
なぎさりん: 今年も起承転結を持ったSHOWをします。しかも、「こう来年に繋がるんだ」という落ちもちゃんと用意しているので。
—ここに至るまで、今年のりんさんは本当に悔しい想いを何度も重ねてきましたからね。
なぎさりん: メンバー、スタッフ、お客さんに対して、「本当にすみませんでした」という気持ちです。前は休んでいるときも精神的に休めなかったんですけど。今は頼りがいのあるメンバーたちばかりのように、安心して休めています。そこは良いんだか悪いんだか(笑)。本当に、頼りになるメンバーとスタッフ、お客さんたちに今は支えられています。
—6人のステージもかなり成立していますよね。
なぎさりん: 成りたってますね。わたしのパートをカバーはしているんですけど。でも、わたしが歌うのが一番良いのは間違いないです。そこを踏まえたうえで、それぞれの個性が見えてくるように、お客さんたちも各メンバーの新たな魅力に気づけるから楽しいですよね。正直、メンバーはしんどいと思うけど、お客さんたちは今のCANDY GO! GO! も楽しんでるなと、観てて思います。
磯野未来: うちらも楽しいよ(笑)。むしろ、お客さんたちには期間限定のCANDY GO! GO! を観れていると思ってもらえていれば、より楽しめるんじゃないかな。
なぎさりん: なので、今は各メンバーに全力でわたしのパートを楽しんでもらって、復帰したら全部返せと(笑)。
磯野未来: 帰ってきてからも、時々誰々バージョンでやるのもいいんじゃないかな(笑)。
なぎさりん: 全部返せ(笑)。かたくなに嫌な顔をすると書いといてください(笑)。
◆音源情報
「The last of days」
2019年12月10日発売!!
TYPE A
OTOR-20192
¥909 (税抜価格)+税
「The last of days」
「Let it rain」
「Find it !」
TYPE B
OTOR-20193
¥909 (税抜価格)+税
「The last of days」
「Let it rain」
「Natalie」