特集

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TEXT:長澤智典 PHOTO:MIWA

8本誌BEEASTが自信を持ってプッシュする太鼓判アーティストの特集、第47弾は爆弾幸気圧。最新シングル「LIVE is LIFE」を通し、「ライブこそ我が人生!!」と宣言!!
 
2018年1月より、始動。昨年は112本のライブを実施。ほぼ3日に1本のペースでライブ活動を行えば、その合間を縫って「爆攻ハリケーン」「ゼンシンFUTURE」と2枚のシングル盤も制作。今年に入っても、4月末時点ですでに50本弱というハイペースでライブを重ねているように、今年は昨年を上回るライブ本数になりそうだ。
 
まさに「ライブ活動こそ人生」と名乗る爆弾幸気圧。メンバーの中心人物が、全国を舞台に年間3桁のライブ本数を何年も重ねてきた元HERe:NERENZakuと聞けば、納得だ。
 
爆弾幸気圧は、百戦錬磨なミュージシャンRENZakuを中心に、元民謡の歌い手という異色の経歴を活かし、ずば抜けた歌唱力を魅力にパワフルなステージングを描くMiyuki、将来は大阪のおばちゃん候補まっしぐら、大阪生まれの超陽気なはっちゃけパワフルドラマーE-changの4人が集まり、誕生。東名阪を中心に、日々機材車に揺られながら各地で熱いライブバトルを繰り広げている。
 
そんな爆弾幸気圧が、4月30日に3rdシングル「LIVE is LIFE」を発売した。タイトルにも記したように、この楽曲へは、彼女たちの活動指針を……いや、4人の生きざまを濃密に詰め込んでいる。その想いの背景を、4人のインタヴューを通してお届けしよう。

L to R/Zaku(Bass)、E-chang(Drums)、REN(Guitar)、Miyuki (Vocal)

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爆弾幸気圧 新譜 3nd Single「「LIVE is LIFE」

X【収録曲】
M01. LIVE is LIFE
M02. READY 5
 
2019年04月30日発売
価格 1,200円(税込)
 
【品番】
DASD-031
【販売元】
DEAD ANGEL MUSIC
 
 

 
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なよなよとした音楽よりも、魂を真っ直ぐにぶつける音楽を爆弾幸気圧はやっていきたい。
—2018年1月に始動して以降、凄まじいライブ本数を重ねていません?

 
2REN:昨年は、全部で112本ライブ本数を重ねれば、今年に入っても毎月十数本やっているように、4月末時点で50本弱というペースでライブ活動をやっています。爆弾幸気圧は、何事もとことんやり込むバンド。だから、今のペースは4人にとっての通常スタイルです。
 

—爆弾幸気圧の場合、サウンドも歌詞へも、気持ちの内側から沸き立つ熱い感情をダイレクトに投影しています。

 
REN:なよなよとした音楽よりも、魂を真っ直ぐにぶつける音楽を爆弾幸気圧はやっていきたいなと思ってるんで。
 

—メンバーみなさんの性格も、おらおらタイプなのでしょうか?

 
REN:そうでもないですね。自分は、何事もストレートにガンガン言っちゃうんですけど。他は、協調性を持ったメンバーばかりだし、割とおっとりしています。そんな、メンバーみんなが自分のようガツガツとした性格だったら、きっと喧嘩の耐えないバンドになっていたはず(笑)。
 
E-chang:メンバーみんなステージに上がると性格は変わりますけど、普段はみんなおっとりしてる。うちは、ヘラヘラしてるけどね(笑)。
 

—ヴォーカルのMiyukiさんなんか、ステージ上の野生味たっぷりの姿が嘘のように、すっごい草食系なおっとりとした方ですよね。

 
Miyuki:普段は、ステージ上の姿とは正反対です。あまりしゃべらないし、主張も激しいわけじゃない。ただ、「歌だけは絶対に負けねぇ」という気持ちはあります。

ヘヴィロックなスタイルも描こうと作ったのが「LIVE is LIFE」であり、C/Wに収録した「READY 5」。
—最新シングル「LIVE is LIFE」の表題曲になった「LIVE is LIFE」は、結成1周年の時期に作った楽曲だと聞きました。

 
3REN:これまで爆弾幸気圧が演奏の中心に据えていたのが、聞きやすいロックな表情。でも、自分の好きなヘヴィロックなスタイルの音楽性も描こうと作ったのが「LIVE is LIFE」であり、C/Wに収録した「READY 5」でした。
 
Zaku:爆弾幸気圧はライブ本数の多いバンドのなので、似たような表情の曲調ばかりをやっていると、お客さんたちも、何より自分たち自身への刺激が薄れてゆく。そこから、「これまでの爆弾幸気圧にはなかった表情の楽曲を作ろう」という話になり、それでRENが「LIVE is LIFE」と「READY 5」を持ってきました。結果、「爆弾幸気圧にはこういう面もあるんだよ」という姿勢も示せた楽曲になりました。
 
E-chang:明るく楽しく弾けた楽曲も爆弾幸気圧の魅力だけど、今回のシングルに入れた重厚な楽曲もあるからこそ、良い意味でバンドの表情のバランスが取れるなと思うので。
 
Zaku:そうだね。いろんな表情があることで、それぞれの楽曲を引き立たせていけば、曲調のバリエーション豊かなほうが、ライブで戦ういろんな道具を持てる形にもなるよう、自分たちも、ファンの人たちも、毎回のライブを飽きずに楽しめるからね。

「LIVE is LIFE」は、「君たちがいるから歌っていける」「どんなにつらいことが待っていようと絶対に挫けることなく続けていくから、一緒についてきてね」という想いを込めた歌。
—「LIVE is LIFE」に込めた想いも、ぜひ聞かせてください。

 
REN:一番大きな特色が、ヘヴィさを重視したギターリフ系の楽曲ということ。歌詞でも、ABメロで自分たちなりのメッセージを聞いてくれる人たちへ問いかけ、サビでは自分たちの生きざまをバーンと提示してゆく。何より、最初から最期まで攻め続ける曲調なのも魅力だね。
 
Zaku:歌詞にはライブバンドとして活動を続けてゆく爆弾幸気圧の姿勢や生きざまを示せば、その意思を自分たちにも、聞いてくれる人たちにも伝えてゆく、とてもメッセージ性の強い内容にもなっています。
 
Miyuki:「LIVE is LIFE」は、お客さんたちへ向け「君たちがいるから、こうやって活動を続けられるんだよ」「どんなにつらいことが待っていようと絶対に挫けることなく続けるから、一緒についてきてね」という想いを込めて歌っています。
 
E-chang:ホント、そう。「うちらにとってライブは人生だ」と宣言していれば、これからも爆弾幸気圧のライブに来てくれるお客さんたちと一緒に走り続けたいように、その気持ちを持って毎回ライブで「LIVE is LIFE」のドラムを叩いてるからね。
 

—みなさん、「ライブこそ人生」な人たちですからね。

 
REN:ライブ活動をし続けていられるからこそ、4人とも自分でいれてるのは間違いないので。
 
Zaku:その気持ちがないと、こんなにもライブ本数をやれないからね。
 
REN:「LIVE is LIFE」を初めて演奏したのが、活動1周年を記念した主催イベントのとき。あえてその日に自分らの生きざまを示した楽曲を初披露したのも、「ここまでの1年間、爆弾幸気圧が活動できたのも、支えてくれるみんなのおかげ」という感謝の気持ちを伝えたかったのと、「これからも一緒に進んでいこう」と想いを共有したかったことから。「LIVE is LIFE」は、それくらい爆弾幸気圧を支えてくれる人たちに伝えたい楽曲なんです。

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自分たちの情熱をしっかり受け止めてくれる仲間たちは、うちらにとって一番の誇り。
—「LIVE is LIFE」には、「強いから生き残る? 弱いから生き絶える?」とも記してあるように、いろんな苦悩や苦労を背負いつつもあきらめずに突き進む4人の強い意思が詰め込まれています。

 
REN:始動して間もない頃は動員面でも厳しい日々が続けば、地方への遠征にしても運営面での苦労など、1周年を迎えるまでにもメンタル面で滅入ってた時期はいろいろありました。それでも続けてこれたのは、ライブ本数を重ねていく中、ライブ会場で出会う仲間が増えれば、そこで待っててくれている仲間たちがいて、それが自分たちの支えになってきたからなのは間違いないこと。自分たちの情熱をしっかり受け止めてくれる仲間たちは、うちらにとって一番の誇りだからね。
 
E-chang :一緒にライブ空間を作ってくれる最高の仲間たちなんで。
 
Zaku :ホントに自慢のファンたちだし、何時も、一緒にライブを作っている仲間たちだと感じています。
 

—Miyukiさんは、メンバーたちの想いを背負いながら、それを歌やMCを通して発信しているわけですよね。

 
Miyuki:想いをどうやって伝えるか、そこは何時もメンバーと気持ちを共有したうえで発信しています。というのも、以前の自分は民謡歌手として活動をしていたように、歌に対する自信はあったけど、爆弾幸気圧を始めるまでバンド活動の経験がなかったから、ライブを通して触れた人たちの気持ちを引き込み、共有するという意味がわかっていなかったからなんです。最初のうちなんか、棒立ち状態で歌っていたくらい。だけど、ライブ経験を重ねるごとにメンバーからいろいろアドバイスをいただきながら改善し、ようやく、お客さんらみんなと一緒にライブを作れるようになりました。

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「READY 5」の「GO」を「5」にしたのも、うちら4人と「5人目のメンバー」であるお客さんとで一緒に楽しみを求めて突き進もうという想いを示してのこと。
—C/Wに収録した「READY 5」も、支えてくれるファンの人たちへ向けて書いていますよね。

 
6E-chang:むしろ「READY 5」は、ライブで楽しむために作った楽曲だからね。
 
Zaku:そう、シングル盤をリリースした時期から「READY 5」はライブでも披露していくように、フロアのみんなと一緒に楽しむ空間の中で、さらに楽しめるようにこれから育てあげようと思ってる。
 
REN:「READY 5」は、日々のストレスなどもやもやとした感情すべてを吹き飛ばし、みんなでこの瞬間を楽しんでいこう、前向きに生きていこうという歌。バンド活動を続けていく中、自分たちも「楽しい」だけでやっているわけではないのも事実。ライブハウスに来るお客さんたちだって、会社でなど日々のストレスと戦いながら、それらをすべて解き放ち楽しむためにライブへ足を運ぶんだと思うんです。だからこそ、「ここだけは、お互いに楽しく生きれる場所にしよう」という想いを「READY 5」には記しました。
 
E-chang:「READY 5」の「GO」を「5」にしたのも、うちら4人と「5人目のメンバー」であるお客さんとで一緒に楽しみを求めて突き進もうという想いを示してのこと。
 
Zaku:楽曲面でもすごく疾走感や勢いがあれば、「ライブでどうみんなと楽しめるのか」を考えてアレンジしてあるからね。
 

—爆弾幸気圧の楽曲は、どれもテンション高い楽曲ばかりですよね。

 
Zaku:なぜ爆弾幸気圧という名前なのかという理由にもかかってくることだけど。ライブ空間って、非現実を味わえる場所。いくら大声を張り上げても、どんなにはしゃいでも怒られなければ、そこで日々のストレスも思いきり発散していける。うちらも、みんなのモヤモヤをすっきり晴らしたい。だから爆弾幸気圧という名前にしたわけなんです。1stシングル『爆攻ハリケーン』の頃から、そう。どの楽曲でも、みんなのストレスやモヤモヤな感情などマイナスな部分もしっかり受け止め、すべて解き放って一緒にハッピーになろうとメッセージしてゆく楽曲ばかりだからね。

「こんな時代は」と思っている奴ほど、爆弾幸気圧のライブに足を運んで欲しい。観て絶対に後悔させない自信がある。
—4月30日より3rdシングル「LIVE is LIFE」を手にした初の全国ツアー「LIFE is TOGETHER」がスタートします。と言っても爆弾幸気圧の場合、当たり前のように東名阪を中心にびっしりライブ本数を入れてるように、ツアーと銘打っているだけで、意識面では日常の延長じゃないですか?

 
7REN:その通りです(笑)。最新シングルの「LIVE is LIFE」を届けるためのツアーとして日程は組みましたけど。何時も通り、いろんな場所へ足を運んでは、そこで待っててくれる人たちのため、毎回全力のライブを各地で行う気持ちに何も変わりはないので。
 

—今年も、かなりのライブ本数を行うんでしょうからね。

 
REN:今年は、間違いなく昨年以上の本数になります。むしろ、それが爆弾幸気圧らしい姿勢というか。その日のライブで感じたことを、直近のライブへすぐに反映しては実践し続けてゆく。その繰り返しで成長し続けてこそ爆弾幸気圧のスタイルのように、そのスタンスは今後も変えることはないです。それに、ライブを演り込まないと見えないこともいろいろあるからね。
 

—最後に、ひと言ずつメッセージをお願いします。

 
Miyuki:「LIVE is LIFE」は、お客さんがいるから、聞いてくれる人がいるから、こうやってライブを通しステージの上で生きていける。お互いつらいことがあっても、一緒に叫びながら進んでいこうねという想いを胸に毎回歌っています。「READY 5」は、つらいことやストレスがあっても全部一緒にぶち壊して、どんどん最高の世界へ。最高の空間で一緒に遊びながら突き進もうという歌になりました。ぜひ、その気持ちを受け止めながら聞いてください。
 
E-chang:「LIVE is LIFE」はまさに、ライブこそ自分たちの人生という想いを伝えていれば、ライブに足を運んでくれる人たちと一緒に人生を進んでいきたい想いを詰め込んだ歌になりました。「READY 5」は、うちらだけじゃなくて、何時だってお客さんたちも一緒だからという想いを伝えているように、2曲とも歌詞もしっかり聞いてもらえたら嬉しいです。
 
REN:回は2曲とも細かい楽曲アレンジまで手掛けたように、そこが自分自身の新たな挑戦。ぜひ、細かい音の面にも耳を傾けて聞いてください。
 
Zaku:「LIVE is LIFE」の歌詞に込めた「何千年も変わらない心」じゃないけど、これからも爆弾幸気圧が伝えたい想いは変わらないし、その想いを、これからもみんなで共有しあっていきたい。何より、ライブハウスという空間で楽しむことが、みんなにとって人生の中、ちょっとで良いから特別な時間や場所になって欲しい。これからも一緒に、この空間で楽しみを共有しながら生きていこう。そういう想いを胸に、これからも生きていこうと思っています。
 
REN:何時の時代も、そう。「こんな時代は」と思っている奴ほど、爆弾幸気圧のライブに足を運んで欲しい。観て絶対に後悔させない自信があるように、ぜひ爆弾幸気圧に会いに来てください。

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ONLINE
爆弾幸気圧 Web
http://baku-dan.com/
爆弾幸気圧 twitter
https://twitter.com/bakudan_kk
爆弾幸気圧 blog
https://ameblo.jp/bakudan-kk/
 
Release Information
「LIVE is LIFE」
【収録曲】
M01. LIVE is LIFE
M02. READY 5
 
2019年04月30日発売
価格 1,200円(税込)
【品番】
DASD-031
【販売元】
DEAD ANGEL MUSIC 
Live Information
3rd single「LIVE is LIFE」Release tour
「LIFE is TOGETHER」
04月30日(火祝) 厚木 Thunder Snake
05月03日(金祝) 大阪 GOLD RUSH
05月04日(土祝) 名古屋 GOLD RUSH
05月05日(日祝) アメリカ村 CLAPPER
05月06日(月祝) 厚木 Thunder Snake
05月07日(火) 大塚 Welcome back
05月12日(日) 渋谷 CHELSEA HOTEL
05月19日(日) 渋谷 RUIDO K2
05月21日(火) 西川口 hearts
05月24日(金) 車道 LINK
05月26日(日) 江坂 MUSE
05月28日(火) 徳島 HOTROD
05月29日(水) 広島 CAVE-BE
05月30日(木) 福岡 Queblick
05月31日(金) 岡山 image
06月02日(日) 静岡 富士 ANIMAL NEST
to be continued


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