特集

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TEXT:長澤智典

本誌BEEASTが自信を持ってプッシュする太鼓判アーティストの特集、第40弾はMilley Miltonをご紹介しよう。「女子会」なる女子たちが集まるおしゃべりの場で、どんな会話が繰り広げられているのか?、世の男性にはとても気になること。女性たちにとって女子会は、「女の子どうしだからこそ語れる」という名目のもと、自分たちの気持ちを素直に無邪気に開放してゆく心の癒しの場。そんなことを言われたら、男性はますますもって「女子トーク」に好奇心を寄せてしまう。あなたはガールズバンドMilkey Miltonをご存じだろうか?、コンセプトは「女子会系」。まさに、世の男共が気にかけている、世の中の女性たちが同性だけの悦楽!?にしている「女子会トーク」を歌にしているバンドだ。そんな彼女たちのインタヴューを、ここにお届けしよう。

Milkey Milton
L to R/ chika.(Keyboards & Chorus)、mana(Vocals)、ume(Guitar & Chorus)
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女子会系ガールズバンド!?POPでキャッチーなメロディに乗せて、女の子ならではの想いよ届け!!甘くて切ない、だけれど元気になれちゃうLIVEも必見☆普段のおバカなやりとりにも大注目☆今日も楽しんでミルミル~♪♪♪(Official Profile)

「女子会系ガールズバンド」をコンセプトに活動をしています。数あるガールズバンドの中でも、比較的女子女子している比率は高いと思います。
—Milkey Miltonと言えば…。

 
mana:「女子会系ガールズバンド」をコンセプトに活動をしています。数あるガールズバンドの中でも、比較的女子女子している比率は高いと思います。
 
chika.:女子度は高いです!!
 

—と言うことは、みなさん清楚な方々?

 
mana:あっ、男性側の視点で捉える女子度って「清楚」になるんですね。そう言われちゃうと…見た目的にはギリギリ清楚っぽい!?
 
chika.:一応見た目は清楚だと思っています(笑)。
 
mana:でも、 ライブは割と熱いステージングを見せていくように、そこにギャップ萌えしていく男性の方々もいるようです。私たちファッション面では女子らしいスタイルが好きなんですけど、ライブではロックしていく姿勢で演っています。
 

—Milkey Miltonが歌うのは、女子会で恋愛話をするときに話題になるような題材が多くないですか?

 
mana:Milkey Miltonが一番の魅力にしているのが、「女の子の気持ちを歌にしていくこと」。だからMilkey Miltonの作るどの楽曲にも、女の子の気持ちがぎっしり詰め込まれています。しかも、Milkey Miltonはメンバー3人とも作詞/作曲を行うように、それぞれが「自分なりに感じている女の子の気持ちを代弁するように歌にしていくところ」も特徴なんです。
 

—それぞれ作る楽曲にも、個々のカラーが反映されている形なのでしょうか?

 
ume:3人とも好きな音楽性がバラバラなように曲調には幅が生まれてくるけど、歌詞にはみんな共通項があるように感じます。
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mana:umeは想いをオブラートに包むよう世界観を持った表現を得意としているけど、うちら二人は想いを直球にぶつけていくよね。
 
chika.:まさに、ドストレート!!
 
mana:同じストレートでも、私がピュアな想いをぶつければ、chika.の歌詞は深い闇を持っていたりもするけどね。
 
chika.:確かにそう、病んでるのではなく闇を抱いてるって感じかな!?
 

—人なら誰だって、心に闇の部分を携えています。chika.さんの場合は、それを歌詞にダイレクトに投影してしまうわけだ。

 
chika.:闇に限らず、私の書く歌詞には切ない想いは多いです。
 
mana:chika.って、切ない歌詞が好きだよね。
 
chika.:好き。なんかキュッと切なくなる、その感じが好きなんです。
 
mana:むしろ、Milkey Miltonの歌ってハッピーエンドがないよね。なんか、どの楽曲も片想いか悲しい結末を迎える歌ばかりじゃない?
 
chika.:たとえ幸せな歌でも、かならず切ないポイントが入ってるからね。

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きっと女の子って、丸々HAPPYよりも、何処かに切なさを感じているほうが共感度は高くなるんだと思います。
—人は、切ない歌に惹かれます。会場限定リリースで販売中のミニアルバム『RAINBOW』に収録しているバラードの「線香花火」は切なすぎるというか、その結末は可哀相すぎません?

 
Naki:前回の『tkmk爆女祭 Vol.1』のときは、Caramelちゃんと共同主催という形でしたが、今回はCREAのみが一週間連続でこのイベントを引っ張ります。昨年『tkmk爆女祭 Vol.1』へ出たときに一週間連続ライブをしてゆく中、自分たちでも手応えを感じていたように、CREAはもの凄く成長出来ました。もちろん今回も、前回を超える熱狂を作る意識で向かいますけど、今回のラインナップを観てもらえばわかるように、前回や前々回の『tkmk爆女祭 Vol.0』のときとは異なる空気感を、一週間のイベントの中へ作れるんじゃないかな!?という予想はしています。もちろん、主催バンドとしてどれだけイベント自体を盛り上げていけるかはCREAの課題としてあることですけどね。
 
mana:「線香花火」は、とくに切なさが直球だからね
 
chika.:もちろんHAPPYな歌も好きですけど。どういう歌に一番心が惹かれるかって、切ない想いなんですね。そういう気持ちへ私はとくに共感を覚えてゆく。だから、自分でも切ない歌詞を書いてしまうんだろうなぁ。
 
mana:女子会で話をしてても、そうだよね。誰かののろけ話を聴いてるよりも、片想いや切ない恋の結末とか、進行中の恋でも何処か不安や不満を感じている気持ちを語り合うほうが盛り上がるんです。きっと女の子って、丸々HAPPYよりも、何処かに切なさを感じているほうが共感度は高くなるんだと思います。それに、そういう会話をした後ほどインスピレーションが沸き上がり、切ない歌を作りたいと思ってしまうもんね。
 
chika.:確かに!!
 

—さっき、manaさんの楽曲はストレートでピュアと言ってましたが、中には「stay of love」のよう闇に落ちそうな暗い気持ちを記した歌もありますよね。

 
mana:「stay of love」の歌詞は直球な暗さを持っています。同じ片想いでも「プレイボーイ」は明るい片想い、「stay of love」は暗い片想い。だけど、両方とも女の子の中にある感情なんです。楽曲では、そこの違いを楽しんでもらえたらなと思ってる。最近の新しい曲はけっこうストレートな歌詞だよね。
 
ume:ミニアルバムの『RAINBOW』に収録した『君への想い』は、明るい中にちょっと切なさを忍ばせた、でも想いを割とストレートに出した歌だからね。昔は、ストレートに言いたいけど言えないから言葉をオブラートに包んでいた歌詞が多かったけど。そこは気持ちが成長したのかな!?
 

—manaさんは、chika.さんやumeさんの想いをしっかり理解したうえで歌うわけですよね。

 
mana:そうしています。Milkey Miltonはおのおのが作詞/作曲まで担当しているからこそ、それぞれが持ってきた楽曲について「これってどういう想いで作ったの?」「この歌詞には、どういう気持ちを込めて?」など、みんなで想いを共有しながら楽曲を煮詰めていくんですね。だから、気持ちの共有はつねにしていることなんです。歌う立場で言うなら、それぞれの想いを受け止めたうえで、何度も何度も歌詞を読み込んでは、自分けなりに歌に登場する女の子の気持ちを理解したうえで歌っています。

「女の子って何時もこういう気持ちなんだよ」「こんな風に思ってるんだよ」というのをわかってもらえたら嬉しいなと思います。
—三人で顔を合わせているときにも、音楽の話はもちろんでしょうけど、恋バナにも花を咲かせていくのでしょうか?

 
mana:3人とも音楽に人生を賭けているように、中心になるのはMilkey Miltonの展開についてや音楽にまつわる話になるんですけど。恋の話も話題として上がることはあります。
 
chika.:でも、3人ともバンド活動が生活の中心じゃない??
 
mana:そうだね。スタジオに入ってるか、ライブハウスや路上でライブをやっているか。普段でも一緒にいることが多いし…。
 

—ますます片想いの歌が増えていくんじゃないですか?

 
mana:そうなってしまうかも(笑)。でも、楽曲の題材って自分の体験談というよりも、友達の話を聴いては、「あっ、こういう女の子の気持ちもあるんだ」とインスパイアを受けて歌詞にしていくことも多いから、そこはいろいろです。
 
chika.:そう。全部が自分たちの体験というわけじゃないからね。
 
mana:でもさ、それでも片想いや終わった恋を思い出してる歌が多いということは、周りにもHAPPY な人が少ないってことじゃない?
 
chika.:みんな、恋に対して頑張ってるんだよ。女の子って、恋する気持ちを頑張る力に変えてくことって多いじゃない。そういうのがわかる人はぜひMilkey Miltonの歌を聴いて欲しい。それと、男の人たちには「女の子って何時もこういう気持ちなんだよ」「こんな風に思ってるんだよ」というのをわかってもらえたら嬉しいなと思います。

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一番好きなのが、明るい中にちょっと切なさが出ている歌詞。そこをMilkey Miltonは求めてしまいます。
—Milkey Miltonが誕生してから、どれくらい経ちました?

 
chika.:Milkey Miltonは専門学校の同級生たちと組んだバンドで、みんな10代の頃からの仲間。バンド自体3年くらいは経ったのかな!?
 
mana:そうだね。バンドを始めた当初は演奏するだけで精一杯だったのに、3年も経てばステージ上での見せ方から楽曲の作り方など、いろんな面で成長していくからね。とくに今は、触れてくれる人達に「Milkey Miltonが何を伝え、どう楽しんで欲しいのか」をすごく考えながらライブを演るようになりました。
 

—今回のインタビューを通して、初めてMilkey Miltonを知る人達も多いと思います。メンバー自身の言葉で、Milkey Miltonの魅力を語っていただけたら嬉しいのですが…。

 
chika.:Milkey Miltonらしさと言えば、何よりも「ストレートだったりニュアンスを出したりなど、女の子の気持ちをいろんな風に表現している」こと。まずは、歌詞に注目してください。楽曲面では「ピアノを生かしたキャッチーな歌メロとサウンド」を大切にしています。Milkey Miltonは切ない歌が多いように、そのニュアンスを生かすうえでも鍵盤の音は大事な要素になっています。
 
mana:Milkey Miltonってポップでキャッチーな歌が多いんですけど、歌詞やピアノによって、女の子の切ない気持ちを上手く描き出しているところがあるからね。
 

—Milkey Miltonを語るうえで「切なさ」は大切な要素になっていますが、幸せな歌を作ろうという意識は持っていないのでしょうか?

 
mana:ないわけじゃないけど、あまり出てこないよね。3人とも明るい曲調は好きなのに、その中へ切ない要素が見えるほどにグッと惹かれちゃう。そういう面って強くない?
 
chika.:切ない歌のほうが話をしてても盛り上がるしね。
 
ume:私、どっちかと言うと明るい歌が好きなんですよ。でも一番好きなのが、明るい中にちょっと切なさが出ている歌詞。やっぱし、そこをMilkey Miltonでも求めてしまいます。

音楽好きな人達が集まるライブハウスと違い、路上ライブをやっていると、普段はそこまで音楽に接していない人達との出逢いも多く作れます。そういう人達にMilkey Miltonの音楽を伝えたくて始めました。
—ライブでは、激しい表情も描いていますよね。

 
mana:歌をしっかり聴いてもらえるのも嬉しいんですけど、やっぱし、ライブを通して一体感を描きながら盛り上がっていくのがみんな好きだし、何よりも楽しいんです。だから、曲調に関しては激しい表情も求めています。
 
chika.:ライブでどういう風景になっていくか?、それをイメージしながら楽曲を作ることも多いからね。
 
mana:最近はアコースティックなスタイルでライブを行うこともあるように、バンドサウンドをアコースティックなアレンジを変えて違った見せ方をしていくことも増えました。最近では週1回のペースで、渋谷を中心に路上ライブも始めたからね。
 

—なぜ、路上ライブを行うようになったんですか?

 
mana:音楽好きな人達が集まるライブハウスとは違い、路上ライブをやっていると普段はそこまで音楽に接していない人達との出逢いも多く作れます。そういう人達に音楽の楽しさを、Milkey Miltonの音楽の魅力を伝えたくて始めました。
 

—路上ライブはリアクションもシビアじゃない?

 
mana:立ち止まって聴いてくださり、それでCDも購入してくれる人を増やしていけてるのは嬉しいことなんですけど、時には演奏を止められたりもするように、そこは路上ライブの大変さだなと感じています。
 
chika.:切ない歌のほうが話をしてても盛り上がるしね。
 
ume:私、どっちかと言うと明るい歌が好きなんですよ。でも一番好きなのが、明るい中にちょっと切なさが出ている歌詞。やっぱし、そこをMilkey Miltonでも求めてしまいます。

 
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11月8日のume生誕祭はぜひ来てください。重大発表を聴いて震えて欲しいです。
—11月8日(火)には、渋谷CHELSEA HOTELを舞台に『Milkey Milton主催イベント ミルミル”autumn Party!!”うめうめ生誕祭!! 盛大に祝っちゃうよ!?みんなで一緒に楽しんでミルミル~』が開催になります。

 
mana:メンバーの生誕祭はMilkey Miltonにとって恒例行事、11月1日生まれのumeのために、この日はume発信のもとMilkey Milton主催によるumeの生誕祭を行います。何時ものステージとは違った、生誕祭だけに行うスタイルでの演奏もあれば、アコースティック編成での演奏など、いろんなMilkey Miltonの姿を見せたいなと思っています。
 
ume:この日は、私のやりたいこともいろいろ取り入れてもらいます。自分が楽しみたいのはもちろん、何より足を運んでくれた人達、メンバーやスタッフさんみんなが「楽しい!!」と思えてこそなので、そういう内容を盛り込んでいきます。ぜひ、期待に胸を膨らませて観にきてください。
 

—umeさん、誕生日に欲しいものって何があります?

 
ume:えーっ。リアルな話だと一番がオクターバーとオーバードライブのエフェクター、二番目がアコースティックギター、三番目がレスポールになります。
 
chika.:女子会系バンドと言いながら、全部楽器かい!
 
ume:あっ、でも一番はたくさんの人達に会場でお会いすることです。
 
mana:この日のライブでは、Milkey Miltonから先の展開が気になる「重大発表」もあります。
 
chika.:ume:11月8日のume生誕祭はぜひ来てください。重大発表を聴いて震えて欲しいですし、何より、いまだに高校生に間違えられる私が一つ年齢を重ねたことにより、この日のライブでは色気も10割増しで。
 
mana:えっ、そんなに増せる?
 
ume:いや…色気も2割増しくらい出していくので、そこも楽しみに観てください。
 
chika.:何時もとは違うumeがステージ上にはいるかも知れない。
 
mana:あくまでも「かもしれない」ですから(笑)。

◆Milkey Milton Official Website
http://www.milkeymilton.net/
 
mana twitter
@mona_0425
mana BLOG
http://s.ameblo.jp/mana-milmil
chika. twitter
@chikatannnnn
chika. BLOG
http://s.ameblo.jp/takechimtakechim?frm_id=v.jpameblo
ume twitter
@umedon1101
ume BLOG
http://ameblo.jp/zahaha-1101/
 
◆Live Information
Milkey Milton 主催イベント
・2016年11月08日(火)渋谷CHELSEA HOTEL
開場:18:00 / 開演:18:30 前売り2500円 / 当日3000円(共にドリンク代別)
 
ミルミル"autumn Party!!"うめうめ生誕祭!!
盛大に祝っちゃうよ!?みんなで一緒に楽しんでミルミル~
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会場限定MINI ALBUM『RAINBOW』
【価格】¥2,000

 
M01. Voice
M02. 線香花火
M03. 君への想い
M04. goodbye goodbye – Acoustic ver. –
M05. stay of love
M06. プレイボーイ
M07. Baby Flower – Acoustic ver. –